2017年05月21日
ものづくりでひととつながる
初夏のように暑い5月の日曜日。造園家のイエタニさんよるワークショップがあり、リピーターが多い、6組の、大人だけによる、こぢんまりしたワークショップだったが、和気藹々ながらも、密度の濃い、ワークショップとなった。沢山の参加者で、子供達の頑張る姿に刺激を受ける、活気に溢れたワークショップは、心地良い疲労感とともに、皆さんから、ものづくりへのフレッシュなエネルギーを頂戴する楽しいワークショップだが、少人数の大人だけによるワークショップは、また、別の味わい深さがあり、それはそれで、落ち着いた雰囲気が、じわっとくる喜びになるワークショップだった。
参加者の方のおひとりが、現在工事中の木村工務店の現場をご覧になっていて、足場が取れた状態になり、それで、その建物をみて、うちの会社に興味をお持ちになって、インターネットで検索し、ホームページを通じて、まちのえんがわワークショップの存在を知ることになって、この「造園家とつくる植木鉢棚」のワークショップに、女性ひとりで、参加された方で、そんな、現場でのリアルなものづくりと、バーチャルなインターネット上の会社と、イベント的な、加工場でものづくりのワークショップによって、ひととの繋がりが生じたたコトが、嬉しい出来事だったりし、ワークショップを「継続」していこうとする、モチベーションにもなって、「感謝」だった。
夜は、ワークショップの講師として、職人として、造園家としてのイエタニさんが、懇親会のようなBARを催してくれて、思いのほか、多くの知り合いが、参加してくれた、とっても賑やかな夜になったのだけれど、ワークショップも含めて、知己の女性の数人が、ご主人を、紹介がてら、お連れになり、懇親会に参加してくれて、そんなお陰で、その男性の方々と、ちょっとした繋がりを持てたことも、案外、嬉しい出来事のひとつだった。
その男性のおひとりが、神主さんらしく、お話をしているうちに、今週の、リフォーム工事での、お祓いの事を想い出して、その話をアテに飲んだ。それは、中古住宅を購入したリフォーム工事で、今までは、内部解体の前に、お祓いをすることが、何度かあったが、今回は、工事の進捗状況と、施主のご都合の兼ね合いで、内部の解体工事が終了し、基礎の補強工事をする時点で、お祓いをすることになった。
それが、新築工事の上棟式と同じような感じで、四隅の既存の柱に、お祓いが出来るシチュエーションになり、まるで、地鎮祭と上棟式が合体したような儀式となって、工事関係者にとっても、ひとつの節目になり、気持ちの引き締まる良い時間となった。神主さんに依頼するかどうかは別にしても、そういうような時点で、施主と工事関係者が一同に介して、一緒に現場を確認し、安心安全な家づくりになるように、気持ちを共有することが、これからのリフォーム工事においては、とっても必要な事だと感じた、清見原神社の宮司さんによる、お祓いだった。
この金曜日には、ある上場企業の、56年間続いた、協力会社の親睦会の解散の集いがあり、祖父が、その会の発起人のひとりだったので、孫にあたる「私」が、最後の締めの挨拶をする機会を頂戴したが、ものづくりの会社の協力会とか、ものづくりのワークショップとか、その後の懇親会などは、ものづくりを通じて、人と繋がりが出来るコトが喜びであったりし、そんな人との繋がりが、その企業に対する愛着のようなものにもなってくるわけで、確かに、継続する事によって、その繋がりが深められていく結えに、マンネリとか、癒着とか、さまざまな問題が、持続的に発生するのが、悩ましいコトなのだろう。それにしても、ものづくりを通じて、人と繋がるコトを考えさせられた一週間だった。
投稿者 木村貴一 : 2017年05月21日 23:59 « モーニングコミュニケーション・イブニングコミュニケーション | メイン | 検便。 »