2014年01月19日
ついて、まるめて、たべる。
2008年の1月27日にお餅つきを復活させて、最初は、自宅の庭で、社員の子供さんたちを呼んで、細々と始めたのだけれど、2009年からは加工場ですることにして、小さなお子さんがいるお施主さんにもお声がけをし、少しだけ規模が大きくなり、2010年も同じように続けて、2011年は、年始の仕事が始まってすぐに、突然、社員が亡くなるという出来事があって、お餅つきは中止した。2012年は、「まちのえんがわ」をオープンしてはじめてのお餅つきで、お餅つきと日本的文化というブログを書いた。2013年は、ワークショップに参加して頂いたお客さんにもお声がけし、もう少しだけ輪を広げてみた。
2014年の昨日の土曜日は、お施主さんや、ワークショップに参加して頂いた方々だけでなく、フェースブック上と、「まちのえんがわ」のお店の前にも告知をし、それなりに輪を広げた事で、お施主さんより、「まちのえんがわ」関係の参加者が上回って、初めてお会いする方々もかなりいて、参加頂いた皆さんには、この場をかりてお礼を申し上げておきたい。thanks!
さて、新年のブログに「建築の力」で貢献してみたい・・・と書いたてまえもあって、今年からは、会場のセッティングにも、少々力をいれてみた。暴風シートや長いバーカウンターを設置し、長テーブルや正方形のテーブル、竈、囲炉裏に、通称馬と呼ばれている木材を乗せる台を腰掛けとして利用しながら、お餅付きと共に、いろいろなコミュニケーションが生まれればと願って、建築的な設えを工夫してみた。
餅米を買ったり、食べるものを準備し、飲むものも揃え、会場セッティングをし、火を起こし、お湯を沸かし、餅米を蒸し、ま、そんな準備が大変なのだけれど、とにかく、無事に午後1時からお餅をつき始める・・・・。
↓ まずは、オトコたちが、威勢良く、エエ音をたてながらお餅をつく。
↑ オーストラリアの方の初参加があって、初の「外国人餅」
↑ 左は設計部3人による「設計餅」。右は現場監督が2人同時について「現場監督餅」
↓今年からは「女子餅」を始めてみた。現代女性の好奇心と自主性と勢いを感じた・・・
↑ 妊婦さんも軽くお餅をついて、さて胎児のお子さんは餅好きになるのだろうか・・・・。
↓ 子供達だけでつく「子供餅」
↑スマホで写真を撮るのが現代的光景。
↓ 何世代も交わって、「まるめ方」を教え会う姿は、「生きる」コトの原点か・・・
↑ みんなで一緒に料理を作る原点がここにあるような・・・・。
↑ こんな裏方の作業があってこそのお餅つき
↓ カマドの前で語り合う、オトナとコドモ。
↑ お餅つきが終わった後も、酔っぱらう建築家と施主と現場監督と見積者との無礼講な談義が延々と続いて、それを、ちょっと呆れながら、辛抱強く見守る、建築家の奥さんと施主の奥さんとその子供達。という妙にオモロい光景。
↓ 大工さんが木材を置いて加工するための台になる通称馬が、テーブルに。
↑ お餅つきが終わり、加工barで、ウダウダぐたぐた延々と続く・・・・
こんな感じで、今日のブログも、ウダウダぐたぐたと終わろうとおもうのだけれど、そうそう、写真のところどころに、木村工務店のロゴが入った「前掛け」が写っていて、リフォーム工事をしたお施主さんからの引き渡しの時のサプライズなプレゼントで、この場をかりて、「服の力」に感謝です。
「ついて、まるめて、たべる」というお餅つきには、その楽しさと共に、いろいろな要素が含まれているとおもうのだけれど、それはいったい、なんでしょうかね・・・。
投稿者 木村貴一 : 2014年01月19日 23:59 « 筋肉 | メイン | 年始の伝統のようなもの »