2010年08月08日

花火

「花火」と書き出す。そういえば、いつの時代から、花火が発生したのかと思い、ウィキベディアで調べてみる。すると、火薬、鉄砲伝来という言葉に出会う。不思議な感覚。なるほど、花火は火薬との出会いであったのか。

どういう訳か、私の脳内リンクは、火薬が、白川郷を結びつかせる。毎年、社員や協力業者が集まって行く「修学旅行」で、白川郷を訪れたのが、2007年の6月の事P1050407P1050426で、その村落の美しさに共感するものの、なぜ、こんな陸の孤島のような村が、それも、大きな家として、「豊か」。なのかと、疑問におもっていた。きっと、何かの大きな経済活動があったのだ。それが、穀物なのか、養蚕なのか、そしてそれらが特別な製品であったのか・・・と。案内の人が、火薬の原料になる硝石を生産し、そのために大きな家と土間が必要だったと聞いて、この村の豊かさを生みだした、経済活動の謎が、なんとなく理解できた。

あらためて、火薬をウィキベディアで調べると、火薬が → 「元寇」「種子島」「南蛮貿易」「織田信長」「長篠の戦い」「江戸時代」「鎖国」「五箇山」「白川村」「明治維新」「富国強兵」「ヨーロッパの火薬技術」「日本独自の火薬技術」「下瀬火薬」「日本海軍」「日露戦争」「戦後」「隅田川花火大開」と連想されていくのがオモロイ。

花火大会が、軍事と平和の産物であったのか。と考えてみる。そういえば、いま、こうしてブログを書いている、このコンピューターも、それにインターネットも、元々は軍事技術から産み出されたという。

今週、野池学校という講習会があって、「家づくりの理科」というお題目だった。家づくりに関わる、理科的な問題。それは、温熱や結露などなど、そういうものを、雰囲気的と感覚的だけで、とらえるのではなく、理科的に、定量的にキッチリと整理してみようよ。という試みで、家づくりを考える上で、この貢献度は、かなり大きい。

その講習のなかで、今の省エネは、結果的に一次エネルギーである石炭や石油などが削減できる事によってその省エネ度が評価されているのだ。という、あらためて、頭の整理を促す話。ただし、原発に使われるウランの消費は、一次エネルギーの削減に換算されていないよ。と、頭の整理整頓を促す。

その話を、いま、突然、思い出す。花火が火薬と軍事と平和に結びついた事が、なぜか、先日のニュース報道でのヒロシマと、アメリカ政府のその対応を思いださせ、それが軍事から平和への真偽は別として、原子力爆弾から原子力発電への流れを、唐突に連想するに至る、私の脳内の伏線は、野池学校での、その話の断片が原因であった。

省エネルギーは、電気エネルギーの削減が、大きく関与し、電気をつくりだすための水力発電や火力発電や原子力発電と、そのために巻き起こる環境問題を想起させる。それらの問題に、結論を持ち得ていない「私」がいて、それでも、出来るだけ、送電される電気エネルギーを使わない生活。自然エネルギーを活用した生活が、様々な問題を解決させる道のひとつであると、「私」が呟いていた。

戦争と軍事と鎖国が白川郷の経済活動に結びついていた時代を想起すると、いまという時代が、平和と環境問題とグローバル化によって、あらたな経済活動がうまれる時代となり得るのだ。そんな努力目標にしようよ。と解釈すれば良いのだろうか・・・・・。

「花火」がとんでもない話になってしまった。全く理路整然としない、論理的な火傷になってしまった感じ。ほんとうは、10年ぶりで、PLの花火大会を見に行き、40分ほど歩いて、PLのゴルフ場の間際で、花火を楽しんだ。そんな話の予定。

花火を見た、この10年間の大きな違いは、花火の「量」が半分ほどに減ったと感じた事。また、花火の種類の変化。「量」から「質」の変化に変わろうとしているのかもしれない。いまという「時代」と「経済」の影響が、大きく反映しているのだろう。それよりも、最も印象的だった事は、若いカップルが多く、なによりも浴衣をきている女性が目立って、多かった事。きっと、若い人たちの中に、今までと違う、新たな「文化」的意識が、あるのだろう・・・・。

そう言えば、昨日の淀川花火大会に、中津にある、設計のコンドウさんから、ツイッター上でのお誘いがあって、出向くつもりであったものの、当日の朝に、仕事関係の人の突然の訃報連絡があり、午後7時からのお通夜をしめやかに参列するに至り、コンドウ事務所に到着した時は、淀川の花火大会は、完全に終わっていた。

花火を見れなかった事は、ほんとうに、残念だったけれど、地下鉄で出会う、たくさんの女性の浴衣姿が、心を和ませてくれたのだ・・・。thanks 浴衣の女性達!

PS:木村工務店では、お盆休暇を頂戴します。皆様、素敵な夏休みを!

obonkyuka

投稿者 木村貴一 : 2010年08月08日 14:16 « お盆休暇 | メイン | 音と断片と間 »


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