2004年01月02日
座敷でおとそ
毎年、1月1日の朝は、実家の「座敷」で「おとそ」をする。
まぁ、実家と言っても庭を隔てた向かいに建っているので、「すぐそこ」なのだけれど、それでもなかなか行く機会がない !(^^)!。
ましてや「座敷」は1年に1度だけ訪れる、まさしく、「ハレ」の場になってしまった。
その「座敷」は祖父が「大工一代の平田雅哉」さんhttp://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0531.htmlの兄弟子にあたる庄司さんというおかかえの大工さんに仕事を依頼した。
私が小さい頃は、長屋の中にその座敷が組み込まれてあったが、父が新築に建て替える時に、
今もうちで仕事をしている宮崎さんという大工さんに移築を任せた。
最近は私達が新築する家には、座敷と言われるようなオーソドックスな和室を造る機会が、ほとんどなくなってきてしまった。
しかし、一年に一度その「座敷」で、私達の家族4人と両親と祖母の7人が「正座」をし、「あらたまって頭を下げ」、新年の挨拶をし会う。
その行為と場を通して、神聖な気持ちがわきき上がるとともに、伝統というものや祖父に感謝する気持ちもわき上がったりする。
そういう貴重な瞬間を提供してくれるのが実家のその座敷であるが、
そんな座敷も普段は実家に里帰りしてきた妹家族の荷物置き場になっていたりするのである・・・・・・(^^)。
投稿者 木村貴一 : 2004年01月02日 12:44 « 会社の年始 | メイン | 新年明けましておめでとうございます。 »