2008年02月17日
今、ふたたびの 古典
町内会の集まりで、「天満天神繁昌亭」に行った。 テレビで落語を聞いた事はあるけのだけれど、寄席で「生落語」を見るのは、初めてだった。
意外と小振りな建物。外壁はALCか・・・。きっと、この建物は、コストパフォーマンスが良いのだろうなぁ・・・。外部に提灯が沢山。 デザインとして飾ってある。中に入ると、天井にも沢山の提灯が・・・。天井の照明が提灯を通して柔らかく降り注いでいた。
2/17 (日) |
森乃石松 林家染左 笑福亭喬楽 ビックリ!ツカサ(奇術) 笑福亭仁扇 露の都 //仲入// 桂坊枝 桂一蝶 レツゴー長作(漫談) 桂あやめ(第一回繁昌亭奨励賞受賞記念) |
私たちが聞いた出演者は、こんなメンバーだった。テレビで見るとひょっとして、面白くないのかもしれないが、「生」で見ると、 それなりに面白い。いやいや、けっこう笑えるのだ。
M-1選手権などに比べると、ネタは古くさいのだが、「臨場感」と「間」が笑いを誘う・・・・。いやぁ、また、 行ってみたいなぁという気持ちにさせられた。2000円という価格も手頃だしね。今度、会社で、行こうかなぁ・・・・。
それよりも何よりも、満員で、盛況だったのには驚いた。入場するのにも少し並んだ。立ち見も出ていた。年齢層が高い。 私は48だけれど、その私から見て、年齢層が高いのだ。若者だけでなく、そういう年齢層の人たちで、盛況で、 活気のある町も良いではないかと、想像してみた。
そうそう、そういえば、先週、ちょこっと京都に行った。それは、突然、京都散策を兼ねて、 東山魁夷を見に行こうと奥方が言い出したからだ。奥方と東山魁夷の結びつきを少し可笑しく感じながら、まぁ、同行した。川端康成と東山魁夷の展覧会だった。 へぇーそんな結びつきがあったのかと・・・・。
繁昌亭と同様に、会場の年齢層が高く、そして満員だった。何よりもそれに驚いた。そして、古典な落語も、古典な絵も文学も、 どうしても、見に行きたいと思うわけではないのだけれど、「生」で体感すると、おもいのほか新鮮な印象を感じ取っている私が、 そこにいることに、驚く。
新しい結びつきを伴った「今、ふたたびの 古典」というのもエエものかな。そして、それは、建築でいうと、工務店でいうと、 どういうことになるのだろう・・・・・。
投稿者 木村貴一 : 2008年02月17日 21:44 « はいはい | メイン | 大阪に雪が積もって »