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2009年01月25日

チェンジ

今日の大阪は、ちらちらと雪が降り出したと思ったら、暫くして、晴れる。そしたら、また雪が降りだして、やっぱり、また晴れて・・・・ と、目まぐるしく気象が変化する。今日、地震が起こるのだぁ。という噂があったりと、そんな様子全体が、 昨今の世の中の流れを象徴しているかのようで。確かに、アメリカ大統領就任式にあやかるのなら、「チェンジ」という様相なのかもしれない。

そういえば、タイミング良く、大相撲、朝青龍の優勝戦をテレビで見た。横綱には、ちょっと憎たらしいけれど、どこか、 カワイイところもあり、我が国の総理は、横綱はやっぱり強くなければ・・・と、ゴモゴモと言ながら土俵を降りた。総理も土俵際なのだ・・・・ 。横綱としての品格が・・・・というバッシングも多々ある中、このあと朝青龍は、どのような「チェンジ」を目指すのかね・・・・。

今週は、社内にも少々のメンバー「チェンジ」がある。家庭でも、子供の受験とやらで、環境と精神的な「チェンジ」があった。やっぱり 「チェンジ」という事が、無意識のうちに興味の対象になっているのだなぁ・・・と感じる。そうすると、やっぱり締めの語句は、当然、 お決まりの「イエス ウイ キャン」でなければ・・・・・・ね。

で、終わる。予定なのだが、まるで、流れ星が少々の残像と尾を引くように、今週の出来事を振り返えれ! という、 ヘンなブログ癖のようなものが、私の後ろ髪をひくのだった。

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DSC05539 月曜日、木造3階建ての上棟式があった。最近は、新築がどんどんと少なくなり、 リフォームの割合が増える傾向にある。いわゆる、ストック型社会の影響と 「チェンジ」が如実に反映されているのだとおもう。上棟式なんていうものが、ますます貴重な時代になってくるのだろう・・・・。 そういう意味では、今まで新築させていただいた方々も含めて、上棟という楽しい時間を共有させていただいた事に、感謝。

ここ2週間ほどであれば、平日に限り、木造3階建ての構造見学できますので、ご興味のある方は、木村工務店までご連絡下さい。

今週の人との出会いで言えば・・・・。

照明デザイン・コンサルティングを手がけるLem空間工房のNさんと打ち合わせをする。 以前から弊社の設計Tくんを通じて、間接的な関わりがあったのだけれど、いろいろな縁がようやく重なる。小路の「げんや」 で、Tくんを交えて3人で語り合う。良かったなぁ・・・。

うちの奥方のファニーな人間関係の縁で、ファイナンシャルプランナーのSくんと顔合わせをする。 近いうちに、家を建てよう!リフォームしよう!とい皆さんのライフプスタイルに応じた資金計画の相談を、提供出来る機会を作れれば・・・・ とおもう。

本日は、久しぶりに「土地探し、家づくりの相談会」を3組の方と実施した。土地探しのアドバイスは、日住サービスのNさんに来ていただいてアドバイスをしてもらう。ここ2、3年の経験を通じて、 土地や中古住宅を見つけるというのは、トントン拍子に進む事は、ほんとうに極僅か。

やはり、なによりも探そうという人の情熱と積極性と足と粘り強さによって、縁をこちらに引き寄せてくるのが最も大切だなぁ・・・・と、 つくづく思う。

うちにお越し頂いた方で、「停滞」しておられる方がいるようでしたら、再チャレンジは、如何でしょうか?! また、相談したいけれど、 様々な理由で、躊躇しておられる方! 本年は1ヶ月半に1回ほどの割合で、毎回3組の方限定で、日曜日に相談会を開く予定にしております。 よろしければ、是非。

と、木村工務店も少しずつ、静かに「チェンジ」。

 

 

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2009年01月18日

まろやかな柱

今にも雨が降り出しそうなどんよりとした天気。テレビや新聞で、経済や雇用が、ああだこうだと連呼されると、確かに、気分までも、 どんよりしそう・・・・。

そんな天気の中、奈良・王寺まで行く所用があって、そのついでに、法隆寺に、ちょこっと立ち寄る。以前行ったのは、 何時の事だったのか思い出せない・・・。確か、伊勢神宮に行った帰り道に法隆寺に寄って、伊勢神宮が日本的だとすれば、 法隆寺は中国や韓国的だな・・・・という印象を持ったのが、何だか記憶に残る。

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その当時と比べれば、仕事として、「木」というものに関わる割合が圧倒的に増え、そんなわけで、「木」という目で見れば、 柔らかな曲線美で加工された柱や梁。斗や肘木。リズム感のある垂木を支えるための、しっかりとして繊細な木組み。やっぱり世界遺産だなぁ・・ ・と、改めておもう。

まぁ、でも、このお寺全体が持つ何とも言えないムードが好きか嫌いかは別としての事で、 そういう意味では、あの柱の曲線は、鎮魂のための、まろやかな曲線でもあるのかなぁ・・・と思えてきた。

と、終わってしまうと何だか寂しいムード。

 そうそう、今週、2007年の夏にお引き渡しをした、木造2階建ての住宅に、雑誌の取材もあって、久しぶりに、 お伺いする。か なり寒い日だったが、蓄熱暖房ひとつで2階まで部屋が暖かで、心地良かった。改めて「木」ってエエなぁ・・・・・ と思った。

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 以前リフォームさせていただいた方が、古民家を購入して別荘として使うという事で、ガレージと塀をするために、 滋賀県の甲賀まで、仕事に行っている。今週、現場に行くと、雪だった。版築という工法で、塀を施工中で、なかなか味わい深い雰囲気がある。 完成をしたら、また、ご報告を・・・・。

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雪で思いだした。今週初め、朝、京都へ打ち合わせに行くと、少し雪が残っていた。打ち合わせの前後にお寺を散歩する。 紅葉の鮮やかな庭とはまたひと味違う冬の京都がそこにはあった。

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今週を振り返ってみれば、和歌山の九度山まで、打ち合わせにも行った。奈良まわりで、高速道路に乗ると、 遠くに見える三重や奈良の山々は雪で、真っ白だった。まるで、ちょっとした雪国のような雰囲気で、エエ眺め。

そうだ。今週は、大阪、京都、滋賀、和歌山、奈良と、こんな事は、私にしては、珍しい。あと近場の兵庫県で打ち合わせをしていれば、 関西圏グランドスラムだったなぁ・・・・・。めったに滋賀には行かないし・・・・。

DSC05210 そんな今週の、時間と場所の流れを俯瞰していると、唐突に、京都の打ち合わせで、 犬が犬なりに、 冬の日差しを穏やかに楽しんでいる、その気持ちよさそうな光景が、ふっと、脳裏を横切った。

また、脈絡もなく、今日、法隆寺で見た、一千年以上前に大工によって加工され、建てられた、まろやかな曲線の柱が、また脳裏をよぎる。

外では雨がしっかりと降り出した。なんだか、時間とか空間とか気分とかが、脈絡もなく、留まったり、流れたり・・・・・・と、感じた。

 

 

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2009年01月11日

冬の青空

P1170512今日は、すこぶる天気が良い。快晴だ。冬の青空もピリッとして、気持ちがエエねぇ・・・・。 風は少々きついが、青空の下で、町会のお餅つきが小学校であった。いつも、薪を提供している関係もあって、少々参加する。 お餅を一臼(ひとうす)ついたら、呼吸量がいっぺんに増えて、体中が暖まった。確かにお餅つきは「元気」をもらうよなぁ・・・・・ 。

そう言えば、その薪は、今、新築中の木造3階建ての現場が住吉区にあって、「プレカットするなら絶対、手加工をさせてよね」という、 うちの若い大工達が、会社の加工場で刻んだ杉材の端材を薪の一部として使っている。

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そんな意味では 、木造というのは、面白いなぁとおもう。お施主さんのお金の一部が、「木材」を購入する事に使われ、その「木材」は、 山で伐採された「木」であって、そのお金は、ぐるりと回り回って、「木」を育てるための費用になり、そして「山」に還元され、 ひいては日本の美しい「山や海」の環境を守り育てるための資金にもなっている。

それに、大きな機械ではなく、道具と人力というシンプルなスタイルに戻れば、日本の木組みという伝統技術を「人」に伝え、 育てるための費用にもなって、まぁ、最近の経済情勢からいえば、機械でなく、人にお金が費やされて、 雇用というものの助けになっているとも言える。

「木」の端材も偶然だけれど、今日のように上手く利用できると、餅米を蒸すための薪になり、皆でついたお餅が、 町内の人々のお腹の中にに入って、「元気」の素にもなる。やっぱり、そういう、いろいろな意味でも、お施主さんに感謝だな。 

DSC05169 そう言えば、この若い大工のB&Sは、年末に中古の機械を買って、 夜な夜な修理をして、ついに動かせるようにし、今回のほぞ加工をその機械で加工してみせた。

それは、ものすごく効率が良くなったというよりも、そういう道具に近いような機械を、それも使われなくなって、完全に動かない機械を、 中古で買ってきて、工夫を重ねて動くように修理し、それなりに仕事に役立たせた。という行為そのものを楽しんでいたように思う。

大工が実演して見せてくれた、その時の満足そうな「笑顔」に刺激を受けたなぁ・・・・。

新年会2009顔2そうそう、「笑顔」。木村工務店では1月6日が初出で、清見原神社で参拝とお祓いをうけたあと、 社員や大工や協力業社が集まって、新年会をした。その時の「笑顔」と「元気」がこれ。

予測不能な経済情勢。そんな闇に焦点をあてても暗さゆえに出口も見つけにくく。やはり光となる何かを探すほうが。例えば、 お客様に喜んでもらえるような「笑顔」とか「元気」とか・・・・。

お客様に喜んでいただくというのは、なかなか上手くいかない事も多く、また、そのように実感する事も多々あって、まぁ、それでも、 「お施主さんに喜んでいただけるようにエエ家を一生懸命造る」という事を、また、「Love&Peaceな現場」である事を、 ひとつの「光」として「心がけ」として、社員、大工、業者共々、新年交礼会で語り合った事は、お伝えしておきたいと思う。

あらためまして、本年も木村工務店をご愛顧頂きますよう、よろしくお願い致します。

 

 

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2009年01月04日

いわゆるゴロゴロとした正月

今年最初のブログです。
明けましておめでとうございます。
本年もご愛顧下さいますよう、よろしくお願い致します。

さて、今年のお正月は、いわゆる寝正月にしようと決めた。どこにも行かない。家でゴロゴロ。家で本。家でインターネット。家でテレビ。 家で音楽。家で食事。家でお風呂。まぁ、そんなところか・・・・。

12月29日

今日から休みに入ったものの、少し仕事が残っている社員があって、少しだけ、それに付き合う・・・・・。

二日ほど前、ベランダに放置されてあったBSアンテナを小さなテレビにつないだ事を思いだした。テレビのチャンネルを点けると、 CS放送が見られると知った。それが、スカパーes2が、どうのこうの、なんとかかんとかで、とにかく16日間無料視聴というのが、 あるらしい。

お正月の間だけ見れたら充分なので、早速、電話で申し込み、女性のオペレーターと、会話して、30分ほど操作をしただけで、 無料視聴が出来るようになった。どこかのコマーシャルのように、大阪弁で「これで、エエんですか」と聞くと、 オペレーターもつられて関西弁で答えるのかなとおもったが、実に冷静な、何というのか、マニュアル的な応対だった・・・・。

丸出しの大阪弁で、「WOWOWやスターチャンネルもみられるやん、メッチャ、嬉しぃぃー、エエやんエエやん。 韓流ドラマ見られるやん。」と奥方が異常に喜ぶ。奥方の韓流ブームは継続中なのだ。それにしても、最近こんなに喜んでもらたことあったけ・・ ・・と、ちょっと鼻を高くしながらも、近頃、奥方に、楽しみをもたらしていなかったのかなぁ・・・ なんていうのか自分自身に対する一抹の寂しさも・・・・・。

さてと、コンピューターを開いて、古いメールを整理していると、ずっと以前、同級生が「斉藤一人」 っていうひとがオモロイでぇ・・・という内容のメールが出てきて、インターネットで検索して、漂っているうちに、「地球が天国になる話」 とやらに出くわす。iTuneをバージョンアップする作業をしてから、iTuneでMP3の講演を聴く。

仕事が終わり、お正月を迎えるまでのエアーポケットのような時間帯に「斉藤一人」さんに吸い込まれた。 床の上にノートパソコンを置いて、ゴロゴロしながら聴く。ちなみにそのゴロゴロしていた床材は木童というところで購入した土佐栂という無垢材で、 10年ほど経過して、どんどん味がでてきたなぁ・・・・なんて、肌で感じながら・・・・。それにしても、内容は予想外に良かった。

 本もCDもDVDも新しい買い置きは何もなかった。昨今のエコロジーブームとやらにのかって、この正月は、 出来るだけ手元にあるもので、楽しもうとそれとなく決めた。

DSC05124それで、本棚の横の椅子に座って、読みかけで、長らく放置していて、 積み上げた状態になっている一番上の文庫本を手に取ると、それは、武田泰淳の「目まいのする散歩」 だった。

今日のいままでの「流れ」に従えば、取り敢えず、読み始める。という行為にならざるおえない。確か、この部分は、以前、読んだかなぁ・ ・。それはいつの事だろう。と、発行日を見ると、2002年5月25日 5刷発行とあった。6年間ほど前か、ビフォーアフターに出た年だな。 そういえば、なぜか、私のブログ上では、 武田泰淳が出てくる。不思議だ。特別好きなわけでもないのだけれど・・・・。

その当時は、解らなかったが、これはブログのような本なのだ。とおもった。 「散文は果たしてどこまで自由になれるものかその限界まで歩をすすめようとした・・・・。」と書評には書いてあった。 口述筆記されたとも書いてあって、それもどことなくブログ的だな・・・・・。今回は、すぅ~っと、読んでいける。

12月30日

朝、例のテレビをつけると、BS放送で、清水国明がバイクで北海道を旅する番組だった。そういえば、先週、 30数年ぶりの忘年会をした、同級生のNくんが50才を起請に大型バイクの免許をとって、ハーレーで旅をするのだぁ・・・と言っていた。 それにツッコミいれた、 Iくんは、オレはドゥカテイがエエとおもうなぁ・・・・と。Nくんはきっちりと免許を取得したが、 ハーレーの代金が、リフォームの代金に食われていく・・・・と、嘆いていた。私は、どうも、どうも、それは、誠に、申し訳ない。と言って、 笑い会っていた事を、記憶に残っている北海道の景色とバイクを見ながら思いだした。

DSC04919そうそう、家の大掃除も、それとなく手伝うことにする。ガラス拭き。こういう事を少しだけでもすると、 ちょっと、エエ気分になる・・・。

とにかく、ゴロゴロしながら本を読了。

12月31日

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明日の元旦に向けて、おせちの準備をする。ひとつは買って、ひとつはつくる。買うおせちは、確かに高い・・・・。 それでもおせちの売り上げはアップしているのだそうだ。今年は、外食を一度もしなかったので、何度もおせちがテーブルに現れ、 おせち+何かだった。正月全体の食費で考えると、安上がりなのかも、奥方の食事のエネルギーも半分ですむ。 何てことをあらためて考えたくなるのは、エコロジーとこの景気の影響だとおもう。

やっぱり、テレビと本とゴロゴロで過ごす。紅白も半分だけ見る。
DSC04956 紅白の男性のとりが、「ずんどこずんどこ」と歌っているのをそこそこにして、 施工中の清見原神社のライトアップがうまくいっているのかどうか気になるので見に行く。今年は、足場がある御陰で、 施工中の現場をライトアップした。15分前だったが、ぼつぼつと、仮社殿の前に人が集まりだしている。 ま新しい銅板が妖しく光っているのを見届けて、自転車で、家に戻る。

1月1日 元旦

例年のように、両親と家族6人で「おとそ」をする。90を超えた祖母は、おとそには参加せず、お年玉だけを嬉しそうに孫達に渡し、 寝間に戻る。

そして、清見原神社への初詣。仮社殿にて、家族4人でご祈祷をしてもらう。次男が儀式に則って、初めての玉串を奉奠する。 それにしても、頭に振りかざされる鈴の音は気持ちエエ。魔法の音色だなぁ・・・。来年は新しくなった本殿で鈴の音色を聞きたいものだ。

お昼まで、年賀状を見たりしながら、子供達はゲームに興じる。典型的なお正月気分。昼からは、祖父のお墓参りをして、 奥方の実家に向かい、子供6人を含めた14人で、「おとそ」をする。年末に黒門市場でふぐを買ってきたので、皆で鍋&おせち。

子供達の中で、うちの長男が最年長で、このまま、社会人になると、奥方側の親戚子供4人と旦那さん側、 つまり私側の親戚子供5人の計9人にお年玉を渡すことになり、それはどうも、損だなぁ・・・。割があわんなぁ・・・・。就職難やしなぁ・・・ 、そのためにも卒業を少しずつ延ばそうかなぁ・・・と、まぁ、エエ加減なことを呟く。

全体的な経済で考えれば、留年されると、その経費がとどれくらいになるかと言えば、計算すると・・・・。あぁ、 やっぱり景気の影響だなぁ・・・。それにしても長男は、東京からお年玉を集金するために実家に戻ってきたような気もする・・・・。

夜には家に戻って、やっぱりゴロゴロ。

1月2日

DSC05125駅伝の往路の東洋大学の最終ランナーの爆走を眺めていると、目頭が何となく熱くなる。 年のせいか・・・・・・。 そうそう、何か、読みかけの単行本はないのか・・・と、本棚を物色しているうちに、 一冊の本がポロリと落ちて、 それを拾い上げると、「全生命のためのテクノロジー」「適正技術に文明の未来を探る」 だった。 それで、これを読むことにする。 1983年5月10日初版第一刷発行とあった。

1975年頃のアメリカの掲載記事を翻訳した本だと書いてある。「仮に洗濯ひもを取り外して自動乾燥機を買うと、 国の電気消費量はわずかに増えることになる。逆に自動乾燥機をやめて洗濯ひもを使えば、 電気消費量は少しばかり減るが電気代に代わって洗濯物を乾かしている太陽エネルギーに関しては図やグラフの消費量には出てこない」

「適切なハードウェアーがつけられてはじめて太陽エネルギーを考慮に入れる現在の計算方法はすぐれた住宅設計を阻害するだけである。 窓から差し込む日光で家屋を暖房することを無視されたら・・・・」

「太陽エネルギーのもっとも一般的な、昔しながらの利用法。すなわち植物の栽培、洗濯物の乾燥、日光浴、南向きの窓による暖房効果・・ ・」

「進歩よりまかないを」「富より簡素を」「利益よりも永続性を」「権利よりも責任を」「職より人を」「より大きいものよりも、 より良いものを」「より多くよりもじゅうぶんさを」「集中化よりも分散化を」「都市化よりも均衡化を」「余暇よりも仕事を」 「機械よりも道具を」「独立と相互依存」

なんていう事は、この本を買った当時は、思想としては面白かったが、「私」の現実感に、乏しかった。今なら、自立循環型住宅の方向性も含めて、そして、社会状況も含め、 今の私の現実感も含めて、何とか本を読めそうだ・・・。それにしても、60年代70年代は音楽や建築にしても、面白そうな時代だったなぁ・・ ・と、おもう。

次男がしんどいというので、休日診療の病院に連れて行くと、インフルエンザだといわれた。えぇ、インフルエンザの予防注射してたのに・ ・・。休日診療所は子供でいっぱいで、お金払うのに1時間も待たされた・・・と。

1月3日

ゴロゴロしてたら、急に、ものをつくりたくなってきた。毎年正月には、スキーに行くのだけれど、今年は行かない。それで、 スポーツ以外に体を使う何か・・・・。 そうそう、学研の大人の科学。真空管ラジオを買ったままで、2年ほど、そのままだった。 物置から引っ張り出してくる。

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土佐栂の上で、ゴロゴロしながら、工作をする。そう言えば、小学生の頃、お正月のお年玉で田宮模型のホンダF1を買って、 つくったのは、小学校の6年生の時だったのかなぁ・・・。1,200円とある。とにかく、お年玉でないと買えない模型で、 高価な買い物だったような気がする・・・。いまインフルエンザの次男と同じ年の時だな。

DSC051102時間ほど、かけて、ようやく完成するが、9Vの電池が付属に付いていなかった。 100円ショップに行って、電池だけ買って、その他は何も見ず、そそくさと帰る。そんな訳で、 今年はじめて行った店は100円ショップだった。

以前に造ったスターリングエンジンエジソン式コップ蓄音機と並べて記念写真。

箱根駅伝の復路の最終区間だけを見る。やっぱり目頭が何となくあつくなる・・・・・・。けっきょくのところ、テレビを見て、 本を読んで、インターネットをして、食べて、飲んで、ゴロゴロ。予防接種の効果か、次男はすぐに回復に向かう。

1月4日

DSC05113 午前中は次男と一緒にゴロゴロしながら本を読んで過ごす。昼からは、 森小路教会のニューイヤコンサートへ。そういえば、家で、本は読んだけれど、音楽は何も聴かなかったなぁ・・・・。

DSC05115今年はじめて聴いた音楽がバッハの教会カンタータで、普段は、全く縁のない音楽で、 それはそうとしても、「生」の肉声はやっぱり、素敵だなぁ・・・。きっと、皆さん、正月ゴロゴロ返上で練習したのだなぁ・・・・。

そして、夜、今、ゴロゴロの影響で、ナガナガとなってしまったブログをヘトヘトになって何とか終える。そうそう、木村工務店としては、 無垢の床の上でゴロゴロするのは気持ちエエよ!とだけは伝えておくことにしよう・・・・・。
ご静聴感謝。本年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

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