2006年07月09日

前世

RIMG0091土曜日の夜、遅くまで、打ち合わせが続いたので、家に帰るのが遅くなった。家に帰って、 服を着替えようとすると、奥方はもうすでに、寝る体制に入っていたのだった。「しゃぁないなぁ・・・」 なんて言葉には出さないけれど、「よっこらしょ」というような感じで、起きあがって、食事の準備をしだした。 主婦家業もなかなか大変だ。

食事室のテーブルに座る。部屋に影絵のように蝶の姿が映し出された。えー、なんだぁーっと、不思議に思うと、何と何と、 食事室で私の帰りを待っていてくれたのは、奥方ではなく、乱舞する一羽の 青すじアゲハだったのだ。

昼間から、入り込んで、待ってくれていたらしい。確かに、何とも身勝手な解釈だ。私を待ってくれているはずなんて、 あろうはずもないのだが、まぁ、そんな風に解釈する事にした。その方が深夜の食事が楽しいではないか。そういえば、 以前のブログに青すじアゲハという題で書いたことがある。 あの時は、居間でテレビを見ている時に青すじアゲハが突然舞い込んで、さぁっと、姿を消した。一年前の9月の事だ。きっと、 この青すじ君はその時の子孫なのだ。とそう思うことにした。

今の家をリフォームする6年ほど前まで、ミニチュアシュナウザーを13年間ほど、飼っていた。家族同然だった。 犬が死んだからリフォームをしたようなものだ。私が家に帰ると、猛烈な勢いで玄関まで走ってきて、私を迎えに来てくれた。

ちょうど、昨日の土曜日の朝に訪問した家で、ヨークシャテリアをシュナウザー風にカットしてある犬を飼っていた。思わず、以前、 我が家で飼っていた犬の事を思い出してしまった。その訪問した家には生後半年ほどの子供さんが居た。 シュナウザー風カットの小犬と小さな子供さんを見て、思わず、我が家のシュナウザーと生後8ヶ月になる息子を連れて、奥方との3人と一匹で、 飛行機と夜行列車を乗り継いで、バックパックを担いで、レンタカーで、北海道をキャンプ旅行した時の事を思い出したのだ。そして、 そんな話をそのお宅で語った。

このブログを書いている日曜日の夜の「いま」、その我が家の犬が青すじアゲハとなって、 昨日の土曜日の夜に食事室に遊びにjきてくれたのだぁ・・・と、解釈してみることにした。なんで、そんな、解釈ごっごをするのかと言うと、 先日、奥方が、ミナミで、前世占いに行ってきたのだぁと、家で食事をしながら、大騒ぎでその話をしてくれた。なんでも、 1000円で1世代前を占ってくれるらしい。真偽のほどはともかく、兎に角、なんだか不思議に「おもろい話」だったのだ。

青すじアゲハ君と犬と前世占いとそれにきっと疲れが結びついたのだろう。不思議なおもいが脳を駆けめぐっていたのだ・・・・。 そういえば、昨日の夜の青すじ君は今朝、見かけなかった。どうなったのだろうかと、ふっと青すじ君の姿がよぎった。 奥方に聞いてみることにした。そしたら、「そうそう、今日の夕方、会社の前を通りかかったら、会社の植木の前を青すじ君が乱舞していたでぇ。 きっとあの青すじ君に違いないワ。」ということらしい・・・・・?

 

投稿者 木村貴一 : 2006年07月09日 22:49 « 10万アクセス感謝 | メイン | ご挨拶 »


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