2007年10月14日
情熱大陸
先ほど 、地車(だんじり)がコンチキチンと音を鳴らしながら、家の前を通り過ぎて行った。 秋祭りだな。秋が来たと言われれば確かに、秋だなと思わなくもないが、何となく、まだ、夏が残っているような気配が漂う・・・・。
テレビを付ければ、地球温暖化のテレビにしょっちゅう出くわし、ノーベル平和賞も地球の危機を訴えるゴアさんが受賞し、 CO2 CO2とあちこちで連呼されていて、とにかく、そ ぉ い う 温熱環境をしっかりと考えることが大切なんだ・・・・と、 否応なしに意識させられていることは確かだ。温暖化のこと、疑ってみる・・・という必要は、あるの?ないの?、なんて、まぁそんな事、 この際どうでもええか。確かに、心地よい風が吹く家に住みたい事は確かだしなぁ・・・・。
そうそう、先ほど通過した地車の様子を眺めていると、先日の遷座祭の事を思い出した。 あの不思議な儀式を通じて、御霊が移動されたように、「だんじり」だって、御霊を乗せて、移動する屋台といえるのだろうなぁ・・・。
岸和田のだんじりのように、F1レースばりの技を争うのもそれはそれで、カッコエエけれど、 神社から移された御霊が地車という移動屋台に乗せられて町を練り歩き、沢山の子供が引くだんじりが家の前を通る度に、 家の前におじいちゃんやおばあちゃんが祝福を受けに出て来て、大阪締めのようなリズムの鳴り物の音色に元気をもらう・ ・・。なんていう、ほのぼのとした光景があっても良さそうな気もするけどね・・・・。
なんて、書いているうちに、今週、ある集まりで、阿倍野にある「防災センター」 を見学した事を思い出した。ほのぼのした光景とは全く違って、地震の揺れの恐ろしさを体験した。
映像と動く椅子で、地震のバーチャルなシミュレーションをした部屋。消化器の使い方を体験する部屋。煙の中を腰をかがめて歩く部屋。 地震時の様子をリアルに再現したセット。応急手当の練習。なんていうのを体験した後、 宮城県沖地震と南海地震を体験するセットに試乗した。
それは、想像以上の揺れだった。確かに、阪神大震災を体験しているものの、マグネチュード7を超えると、 しっかりとバーを持たなくては立っていられない揺れだった。
横からその揺れを再現する装置を見ていると、その揺れの幅の大きさと上下動の激しさに驚かされる。よくも、まぁ、建物は、 その揺れに耐えようとしていられるものだなぁ・・・と、「建築屋さん」だった事を忘れたかのように眺めた。 温暖化問題と共に耐震設計というものも大切なテーマだな・・・・・・。
そうそう 、本日は、かねてから施工中のM教会の上棟式があった。普段慣れ親しんでいる、 祝詞やお米や塩や御神酒。御幣、紅白の幕が、賛美歌、交読文、聖書、祈祷、に入れ替った。それはそれなりの良さがあって、 何ともいえない心地良さがあった。
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何て、書いているうちに、「情熱大陸」のテレビの音が聞こえてきた。面白そうなので、このあたりで、今日のブログは止めにして、 テレビでもみようと思う。
投稿者 木村貴一 : 2007年10月14日 23:25 « 空間を指すのではない。「家」とは、心の奥にある特別な場所。 | メイン | 遷座祭 »