2006年12月03日

冬支度

ヒンヤリとした乾いた空気を肌で感じながら見上げる、冬の青空というのも気持ちええもんだなぁ・・・・。ようやく、 冬がやってきたなぁ・・・・・。と、感じる、そんな日和だった。最近は季節感がどんどん薄れていき、冬支度というのもピントこないけれど、 それでもやっぱり、12月になると、それなりにモードが変わる。

モードが変わると書くと、ジャズファンとしての脳味噌は、コードからモードへの変化という、その手法なぞが頭をよぎり、 工務店業界もコードからモードへかぁ・・・と、わけのわからない事を思考が宣い、マイルスの「カインドオブブルー」 なぞが耳元で聞こえてきたりして・・・、それに引きずられるように、様々なJAZZが耳元で聞こえて、冬になると、なんだか、 JAZZが聞きたくなってしまうなぁ・・・・・。

RIMG003412月1日の夜には、社員総出で、会社の前の木にイルミネーションを取り付けた。 毎年のように、あーだ、こーだと言いながら取り付けた後は、これまた、いつもの年と同じように、小路駅前の、 いつものたこ焼き屋さんでたこ焼きを買って、皆で、食べた。出来上がった、「光」を眺めながら、もう少し、電球を増やそうか・・・ 。いやいや、絵柄の電飾でも買おうかぁ・・・・。 それより、会社の前の通りの全部の家に、電飾が点けられたら、 綺麗だろうなぁ・・・。高齢化に伴い活気を失いつつある町が、小路のルミナリエとかなんとか言われて、近所の老若男女で、 「綺麗だなぁ・・、綺麗だなぁ・・・」と、呟き合いたいものだぁなぁ・・・。と、たわいもないことを想像してみるのだった。

RIMG0031庭の木々は一足早く、植木屋さんか来てくれて、枝葉を刈って、冬モードに変わっていた。 その植木屋さんのU平さんが、一昨日、シクラメンの鉢植えを届けてくれた。真っ赤なシクラメンをみながら冬だなぁ・・・と、 奥方と会話すると、「町の花屋さんは、シクラメンで溢れているよ」という奥方の言葉を聞いて、クリスマスの赤いサンタさをはじめ、 冬の街角には「赤い色」が溢れているよなぁ・・・と、「真っ赤な色」で、頭の中が溢れた。その「真っ赤」の言葉につられて、 先日、 リフォームの打ち合わせで、京都に行った時に見た、京都の紅葉と、そのお宅での打ち合わせの最中に、 小さな男の子が口ずさんでいた「真っ赤だなぁ・・・、真っ赤だなぁ・・・、ツタの葉っぱが真っ赤だなぁ・・・、 もみじの葉っぱも真っ赤だなぁ・・・・、・・・」という歌のフレーズが、ふと、耳元をよぎった。

RIMG0023暖炉にも火を点けた。現場の廃材を薪にするのだが、安上がりに見えて、実際は、薪を作るのに、 手間がかかるのだ。薪造りは、自分でしろよぉ!という声が聞こえてきそうなのだけれど、前にも紹介した手伝い職の松ちゃんや淺やんに頼んで、 合間を見て、作ってもらう。「もったいない」精神には則っているのだけれど、コストという面では如何なものなのかぁ・・・・。 CO2をまき散らしているのかもしれないし・・・・。

RIMG0043冬支度ついでに、会社の玄関ホールの水槽を綺麗にした。照明が破損し、CO2発生装置も壊れ、 ウィローモスに覆われて、見るも無惨な状態だった。流石に、格好悪くて・・・。幸い、 ミクロソリュームやアヌビスナナという水草は強く、少しは傷んでいるものの、そんな環境のなかでも何とか耐えぬいた。  あと、魚もヤマトヌマエビとアフリカンランプアイが何とか生き残った・・・・。それで、照明器具を一つ新調し、 CO2発生装置も新たに買って、こびりついたコケを少しずつ落とした。まぁ、まだまだ、コケは残っているけれど、 何とか見られる状態になったかなぁ・・・・。

今回は、初めて、インターネットで、水草と魚を買った。ネットで注文し、宅急便で、生きた魚が送られてくる・・・。なんて事、 今までは想像できなかったことだなぁ・・・・。新鮮な魚介類が直送されてくるような感じで、発泡スチロールの箱に、 水と酸素と共に魚を入れたビニール袋が入っていた。案外、なんてことないじゃぁない。これからは、ネットで買おう・・・。と、 何でもインターネットで手に入る時代だなぁ・・・・。

RIMG0051水草の水槽ではCO2を強制的にまき散らすことで、光合成を活性化させて、生育を良くする。 宅急便で届いた水草を水槽にセットして、水を換えて、ガスボンベからCO2を添加すると、 パールグラスという水草の葉先から気持ち良~さそうに一斉に酸素を放出しだした。見ていると実に気持ちええ・・・。 こちらも思わず、深呼吸してしまう・・・。ビジュアルとしてこんな映像を見ると、光合成って、気持ちええなぁ・・・・と、 思えてくる。

冬支度というものの、やっぱり、地球は温暖化されていってるのだなぁ・・・・。先日訪れた富山でも、かつては、 12月には雪が積もっていたらしい・・・。そうそう、都市の中に、もっともっと、木々を植えることによって、地球温暖化の原因のCO2が、 水草水槽のように、過剰なCO2によって、木々の光合成がよりよく誘発されて、町中の草木からのいっぱいの酸素が、 一斉に放出されないものかねぇ・・・・。深呼吸できる都会になりたいものだなぁ・・・・・。

 

 

投稿者 木村貴一 : 2006年12月03日 22:27 « 檜木と想起 | メイン | 富山 »


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