2006年01月01日

伝統的文化と過ごすお正月

大阪のお正月の朝は快晴で穏やかな日和だった。朝8時頃、家族揃って、近くの清見原神社に初詣に出かけた。 親しくしている宮司さんと新年の挨拶を交わそうかと思ったのだが、 徹夜明けで、お休みの様子だったので、またの機会にすることにした。家族4人が揃うのも久しぶりだった。庭続きの実家で「おとそ」をした。 毎年の恒例のいわゆる我が家の伝統的な行事だ。最近はこれもなかなか良いものだなぁ・・・と思えるようになった。学生の頃は「伝統」 なんていうものや、祖父や父への反発心などもあり、我が家にとってはそれなりに大切な「おとそ」を何回となくすっぽかした。今にして思えば、 亡くなった祖父にとっては楽しみな「行事」であったのだろうなぁ・・・悪いことしたなぁ・・・などと、自分の子供が18歳ちかくになって、 ようやくそんな気持ちが湧いてきた。

RIMG0116ほとんど、一年に一度しか使用しない座敷に両親と弟の家族と私たちの家族が集まって、 皆で、「あけましておめで とうございます。」と挨拶を交わした。親しき仲にも礼儀あり。なんてとこだろうかな・・・・。 そうそう、今、これをお読みの皆さん、明けましておめでとうございます。旧年中、ご愛顧いただいた皆さん、 どうも有り難うございました。本年もお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

「おせち」をどうするかも、それなりの問題ではある。まぁ、私は食べるほうの立場ではあるのだが、家で作るのと買うのと、 どうしようかなぁ・・・・ってわけだ。田作(ごまめ)や黒豆は母親のが美味しいなぁ・・・とか、吉兆のおせちでも・・・ なんて思ったりもするが、高価やしなぁ・・・とか、時には中華のおせちもどおかなぁ・・・とか、それはそれで、ちょっとした楽しみでもある。 毎年、大晦日に黒門市場に行って鯛を買うというのが、おじいちゃんの楽しみでもあったので、その「伝統」 はそれなりに今も受け継がれていたりするのだ。今年は親父の趣味かぁ「おとそ」がワインになっていたりして、う、う、う、やはり、 赤い杯に日本酒がぁ・・・と思わないでもなかったが、赤ワインということで、時には変化もあって、良しとするかな。

別に伝統に拘ったわけでもないのだが、羽子板を子供達としてみた。羽子板の「木」に羽根の丸い「木」があたる「音」が心地よい響きで、 穏やかなお正月の青空とマッチしていた。羽根が優雅に舞い降りる姿に心が奪われて、一瞬、時が止まったような感覚に陥るあたりが、 バトミントンのようなスポーツとの違いなのだろうなぁ・・・。スポーツとは違う「楽しみ方」があった。ついでに、独楽まわしもした。 子供に紐の巻き方を教えたりしながら、久しぶりに独楽を回してみると、いきなり、すっと手のひらに乗った。ちょっと子供に対して、 自慢げにする親としての私・・・・。ここまできたら、ついでにたこ揚げをしようということになった。まぁ、あとは福笑いが残るぐらいかなぁ・ ・・と思いながら、私の弟や妹の子供達を連れだって会社の屋上にあがった。それはそれは、 気持ちの良いぐらいの青空と穏やかで無風の日和が大阪全体を包んでいるようだった。少し凧を揚げる真似事をしたが、直ぐに諦めた。 子供達のなんでぇ・・・、もうちょっと・・・っというブーイングを今日の日和のごとく穏やかに無視して、「無風じゃぁ、 やっぱり凧は揚がれへんでぇー」っと、捨て台詞など残しながら、そそくさと退散した。

夕方からはおじいちゃんの墓に家族で参ったあと、奥方の実家に行き、奥方の両親や兄弟やその子供達と賑やかに「おとそ第2部」 を楽しんだ。今年のお正月は私たち家族にとっては、実に、伝統的な雰囲気のお正月であった。これなら、着物でも着たら良かったかなぁ・・・・ なんて考えながら、時には「伝統的文化と過ごすお正月」も良いものだなぁ・・・・・と。

そうだ、そうだ、最後になてしまったが、もう一度ご挨拶を・・・・。

当社で施工させていただいた方で、これをお読みの皆さん、良いお正月をお迎えでしょうか! ご家族の皆さんにとっても、「家」 にとっても素敵な一年でありますように・・・・(*^_^*)。

私と面識のある方でこれをお読みの皆さん、明けましておめでとうございます。お会いする時にはお互い笑顔でお会いしたいものです。 良い一年でありますように・・・・・(*^_^*)。

そして、そして、お会いしたことは一度もないけれど、このブログをお読みの皆さん、どうも、お読みいただき有り難うございます。また、 新年明けましておめでとうございます。何かのご縁があって、出会う機会があれば、その時は是非、笑顔でお声がけください。

皆様にとって素敵な一年でありますように・・・・(*^_^*)

 

 

投稿者 木村貴一 : 2006年01月01日 23:57 « 玉串奉奠 | メイン | 教会で過ごすクリスマス »


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