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2008年03月30日

現場からの報告

P1120091桜が咲き始めたのに、今日は雨だ。そして、少々寒い。 毎年同じように桜の季節がやって来くるのだけれど、その桜の咲き方やその気候に微妙な違いがあって、そういう季節というものの 「微妙な変化」に気付くようになったのは、いったい何歳頃からなのだろうか・・・・・。おそらく大学生の頃は、 そんな事に気にもとめなかったなぁ・・・・。

P1110834そういえば、2週間ほど前に訪れた、民家のリフォーム工事の現場は梅が咲いていたなぁ・・・・ と、思い出す。

社内には、「現場報告」という社内ブログのようなものがあって、各担当者が、写真を含めて、現場の出入りをした職人の数や、 打ち合わせの内容などを掲載する。それを、社内の誰もが見る。そして、引き渡しの時には、現場写真をまとめて、お客様にお渡しをする。

P1110837P1110842梅が咲いていたその現場に、私が訪れた時は、こんな感じで、 設計担当者と現場監督と電気屋さんとお施っさんが、現場打ち合わせをしていて、いろいろな事を一緒に決めていた。

そして、それから数日後、現場監督の池Oくんからの現場報告によると・・・・・

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床に断熱材が敷き詰められ、床暖房の上にチークのフローリングが貼られている最中だと報告されていた。報告されてくる現場での 「小さな変化」を見ていくのが楽しい。

その写真と共に、庭先で寝るネコの写真も日々報告されていて、ネコの「ちょっとした変化」が、 日々の現場の写真以上に楽しみだったりして・・・・

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← おそらく、現場監督、池Oくんの軽トラックにネコが忍び込もうとしているのだろう・・・・

 

 

工場を施工中で、現場監督、守Tくんの報告を見てみるとRIMG0035RIMG0885
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報告された写真を抜き出してみると、こんな感じになる。工場建築は、現場監督にとっては、住宅とまた違う苦労と楽しみがあって、 こうやって写真で見ると、それは「大きな変化」の楽しみなのかもしれない・・・・。

居間のリフォーム工事をした現場監督の丹Dくんからの現場報告が日々あって、それを抜き出してみると・・・・・

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居間の階段から風が抜けていくのを止めるために、改段下の収納扉の変更も兼ねて、引き戸を取り付けた。なるほど、「こんな変化」 をとげたのだなぁ・・・・。

門真の新築の現場で、お施っさんに、インターネットで買ってもらった2段ベットを使って、大工さんが机や棚を組み込む作業をしていて、 その様子が報告されていた。どうなっていくか「これからの変化」が楽しみだなぁ・・・・・

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リフォーム工事での解体の様子を報告する現場監督、池Oくんの写真には、かなりの埃がもうもうと舞っている様子が・・・・

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先日、林敬一さん設計による鉄骨造3階建て住宅の上棟式が生野区であって、現場監督、丹Dくんの写真はこんな感じだった。

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P1120064現場で 食べた焼き肉が、よっぽど美味しかったのだろうな・・・・。 確かに美味なホルモンだったなぁ・・・。 自分の部屋がどうなっていくのか「その変化」 を楽しみにしながら梯子を上り下りする子供さんの姿がとても印象的だった。

おなじく林敬一さん設計による大規模なリフォーム工事の現場があって、基礎や構造補強が終わった時点で、上棟式のかわりにという事で、 中締め式と称した祝宴があって、お施主さんから、職人さんや現場監督の労をねぎらって頂いた。

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その現場監督、T本くんも私も、写真を取り忘れた。あっっ・・、と帰り際に思い出して、パシャ。なんの写真なのかよくわからない・・・ 。

そういえば、写真報告が少ない現場監督もいて、「変化を目で楽しめない」のは、それはそれで、寂しい・・・。 今日のブログは社内の現場監督に「写真撮影を!」と呼びかけて終わることにしよう。

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2008年03月23日

基本

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P1120011雑誌が手元に届いて、日経ビジネスの1ページ目を見ると、こんな記事に目がとまった。 「鵤工舎舎主・ 宮大工」と肩書きがあり、「すべての基本は研ぐこと」と黒く太く書かれた文字に目線が吸い込まれる。そして、そのページに、 スライドが覆い被さってくるように。春分の日の「大工の姿」が、スライドインしてきた。

P1110982なんだか、「おまけ」のようにも感じるこの春分の日の休日は、確かに、会社は、「休み」  なのだけれど、半数ぐらいが働いていた。工程の遅れを詰めるために現場に行くもの。昼間、現場に出ているため、 往往にして、夜にしか出来ないデスクワークを朝からゆっくりと社内でするもの。日頃は現場からの電話の応対などで、 慌ただしく書いている図面を、ゆったっりとしたリズムで図面を書くもの。いろいろ・・・・・

P1110992 大工さんは、製材や刻みの音を近所に響かすのに気を使い、朝から鋸の目研ぎをしていた。 沖棟梁曰 く、 「大工の基本は、真っ直ぐに切る。真っ直ぐに彫る。真っ直ぐに削る。そのためには、刃物を研ぐことが基本だと・・ ・・・。」

P1110996P1111002ゆったりとしたリズムで、瞑想的な雰囲気を発散させながら、黙々と、 静かに研ぐという作業を続ける。そして、午後3時前後、それぞれが、それぞれのリズムで、三々五々帰って行く。  春分の日の素敵なすごし方だなぁ・・・。 

春分の日の翌日、雑誌「住む」に弊社で施工させていただいた「コトバノイエ」 が載ってるよ!と設計の矢部達也さんからメールをもらったので、早速買いに行く。

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施主の加藤さん自らが撮った写真が掲載されていて、 いいなぁ・・・とおもう。住宅特集住まいの設計に掲載されていたどの写真より、 家の雰囲気と「色」が、現物とおりだなぁ・・・。設計のヤベッチさんが撮った写真も2ページにわたって掲載されている。へぇー、 6ページにわたる雑誌の紹介記事の写真が施主と設計者の撮った写真だけだというのが、以外で、面白い。「棚が壁、壁が棚、本棚構造体の家」 として、紹介されていた。私の体感した現物の家が、雑誌の写真のそのとおりだなぁ・・・・。

そういえば、「住む」に掲載されたのは、現代計画の江川さん設計による「今田町の家」 が創刊号の特集「正直な家」で掲載されて以来だ。今月の特集は「自在に考える、収納」で、「仕舞いやすく、取り出しやすく、 わかりやすいこと。収納の基本はそれだけ。」とあった。なるほど・・・・。

確かに家づくりでは、収納を一緒に、考えたいとおもう。うちのホームページのコンテンツにある「収納をデザインして欲しい」より 「収納を自在に考えたい」のほうが、より良いよなぁ・・・。

「基本」という言葉が、響く。そうそう、日経ビジネスのそのページには、「研ぎはすべての基本です。・・・・、研いで研いでいくと、 だんだん嘘がつけなくなっていきます。企業も研ぐべきものを持っているところが強いんでしょう。」と書いてあった。

「企業にとって研ぐべきもの」か。う~ん、まるで、禅の「公案」のようだ。

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2008年03月16日

ロールケーキ

P1110885P1110886門真の新築現場に立ち寄ると、ペンキ屋さんが、 家具の塗装とペンキ仕上げの壁にパテ処理をしていた。25年ほど前に現場監督をやりはじめた時に、 いろいろと教えてくれた職人さんだ。

当時は、オイルステインの色の出し方や作り方をあれこれと談義し、 いろんなテクニックを職人さんから教えてもらいながら、色出しをしたものだ。大工さんをはじめ、板金屋さんや左官屋さん、皆、 自分たちの仕事に誇りを持っていた。そして、職人さんが現場監督に「仕事」というものを教えてくれた。今、思い返せば、 「ありがたいことだった」なと、感謝の念がわく。

あれやこれやと、ちょこっとした話をしながら、「のもっさん、幾つになったん」と聞くと「六十うん才」と言った。会った時は、 今の私より若かったのかぁ・・・と、計算しながら、週末に、自分の誕生日がやってくるのを思い出した。

P1110934ある日突然、自分の誕生日が、ホワイトデーとよばれるようになり、 わりと有り難迷惑な話なわけで、プレゼントとお返しが重なる「何となく損な誕生日」になってしまった。

今のところ、「もう誕生日のプレゼントとチャラにしとくワー」と言って、ホワイトデーのお返しを免除してもらっているのだ。 そう言えば、息子は、クリスマスと誕生日が同じで、「1回分損や!」と、よく言っていたものだ。

「デパートの売り場はホワイトデーを買う男子でいっぱいやったわ」と、ケーキを食べながら言われると、 バレンタイデーの週の日曜日にデパートへ連れられていかれた時に見た、チョコレート特設会場に溢れかえっている、 チョコレートと女子の何とも表現しがたい光景を見て、ほんとうに目が点になって、唖然として立ちつくした瞬間の自分の姿を思い出す。

そんな奥方の話を聞くと、心の中では、「何か返さんとー」とおもうものの、自分がデパートに行って、 お返しの品物を買っている姿が想像できない・・・・・・。来年はそうしてみるか?

ケーキの上のローソクを見ながら自分の年齢を数えはじめると、先日テレビで見たお笑いの「ナベアツ」 が3の倍数ごとにアホになるというネタが、頭をよぎる。私の年も、うん、3の倍数からひとつ増えた。アホな調子でヨンジュハチと叫んで、 ヨンジュキュと静かにかみしめてみる。

そうそう、門真の現場での話だ。コインパーキングの駐車代金を払おうとすると、一万円札しかなく、あっ、どうしよう・・・と悩む。 現場では、路上駐車御法度の時代なわけだから、最近、こうゆう事がよくある。

近くにコンビニがある時は、150円ぐらいの飲み物か何かを買う事になる。森小路で教会を造っている時は、3度ほど、 お札の換金のために、近くの商店街のたこ焼き屋さんで、たこ焼きを買って、設計担当のヒロTさんと一緒に食べながら帰った。

えーと、近くにコンビニあったっけ。そうそう、現場と駐車場の間に、手作りロールケーキの店があるのを思い出す。それで、すぐさま、 引き返して、こじんまりしたその店に入る。いちばん安いのが、530円。それだけでも良かったのに、なぜか、830円の 「栗入りロールケーキをもうひとつ」と注文してしまう。人間の購買心理って不思議だよなぁ・・・・。

会社で、3時の休憩時に食べる。意外に、美味しい。そういえば、最近、北浜の「五感」のロールケーキを食べた時は、確かに、 美味しいとおもった。堂島ロールも美味しい。奥方が、大阪から兵庫県三田まで小山ロールというロールケーキを買いに行ったと聞いて、へぇー、 ロールケーキがちょっとしたブームなんだと知った。

美味しいロールケーキが食べられて、「得」したような気もするし・・・。500円の駐車代金が1360円になって、「損」 したとも言えるし・・・・。まぁ、それは、ホワイトデーと誕生日が重なったのと同じような気分だな。

 

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2008年03月09日

愛慕

P1110823春がやって来たと感じた。先週はたっぷりの雪のスキー場で、ハードに体を動かし、3日間ほど、 階段をギクシャクしなから上り下りし、スキーに参加した何人かと顔を合わす度に、体の痛みを慰め合っていた。

今日は、穏やかな日和だ。デッキで過ごせるほどの陽気で、デッキでこのブログを書き始める。先週はバスの中だったけ。 メジロが何処からともなく来て、木の葉っぱの中に埋ずもれながら、さえずっていた。 穏やかな日差しが、「春」「桜」を連想させ、 次の「行事」は「花見」だなぁ・・・なんて、「楽」をおもう。

それは、きっと、世の中の、特に大阪の景気が「微妙」で、その「微妙な空気」が、この春の陽気とともに「陽気」になるよう、皆で 「元気」を発散させたいものだなぁ・・・と、潜在的におもったからかもしれない。

今週、うちの会社に仲間が増えた。AIBOだ。ATOKの漢字変換を「あいぼ」とすると「愛慕」と表示され、 変換と共に表示される明鏡国語辞典には「愛し慕うこと」と書いてあった。

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初期のAIBOだ。いろんな事情があって発売まもなくして、うちの家にやって来た。ところが、私は、あまり可愛く思わなかった。 うちの家族もAIBOを「愛慕」とはいかなかった。

それは、13年間飼っていたミニチュアシュナウザーのグルがまだ健在だったからだ。 抱き上げたときに肌に伝わるあの温もりと鼓動がAIBOにはなかった。「ただいま」と帰ると、猛スピードで、 迎えにくるあの可愛らしさがなかった。夜、必ず私の足下に寝ている時のその温もりもなかった。家もリフォーム前で狭かった。 AIBOが動く余地が少なかった。犬が亡くなったあともAIBOの電源は、ごくたまにONされる程度だった。

もう、何年間も電源が入ることがなかった我が家のAIBO、それを今週、会社に連れてきた。片耳が取れていた。電源をオンにする。 久しぶりだ。・・・・・、おぉ・・・、何だあぁ・・・、いやぁ、カワイイじゃないか!その仕草が、「本物」のようだった。「生き物」 のようだった。凄い技術だな・・・・。そのAIBOを造った技術者の喜びの顔を思い描いてみた・・・・。

AIBOを見て、突然、グルの記憶が蘇った。

札幌から釧路に向かう寝台特急の2段ベットの上で、回りの人に迷惑が掛からないか心配しながら、息をひそめて、犬と二人? 抱き合って寝た事。当時、幼稚園に通っていた息子の方が興奮して騒いでいた。

大台ヶ原に連れて行って、へばりながらも喜んで歩いていた様子。紐を付けずに歩かしていたので、 ある登山者のおばさんに窘められた記憶。

それ以降、しょっちゅう、家を脱走し、一時間ほど近所をうろちょろして、すまなそうに頭と尻をさげながら戻ってくる仕草。

子供だけを連れて外出し、家に戻ってくると、ゴミ箱を倒し、あらゆるいたずらをし、いつものように玄関には迎えに来ず、 こそこそと逃げていく仕草。

抱き上げたときの温もり。寝床の足下にいつも触れているあの温もり。

突然やってきた死。病院に連れて励ました事。動物の葬儀やさんに頼んで、皆で線香をあげた、少し滑稽で、でも、 皆で送り出せた良き思い出。

P1110266そんな事を書くと、「心」とは不思議なものだ。全く脈絡もなく、動物の情景を思い出させる。

それは、先日、リフォームの雑誌取材があった。そのお宅では、 400mmの一段上がったいわゆる畳の間の畳の替わりにクッションを敷いて、そのクッションの柄をヒョウ柄にした。まぁ、それは 「大阪のおばちゃんは、やっぱり、ヒョウ柄やろぉ。」という安易なノリだった。家族がゴロっとするお好みの場所だ。

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そこに、ネコちゃんが気持ちよさそうにゴロゴロしていた。食卓の椅子にもちょこんと座っていた。 きっとガラステーブルのガラスの下の光が心地良いのだろうなぁ・・・・。そうそう、その家ではネコのお部屋をどうするかを考えた。そして、 キッチンのこんな場所に前もって買ってもらたネコの籠をピッタリと収まるように設定した。便所のこんなところにもネコの置物。

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そう言えば 先日リフォームの現地調査でお邪魔した家でもネコが玄関で気持ちよさそうにしていた。皆、愛慕なんだろうな・・・・・・。

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2008年03月02日

24時間スキーバスツアーと協働作業

毎週日曜日にブログを書こうと、不退転の決意を持って、そうしているわけでもなく、なんとなくそうしようと、決め、そうしていると、 それを続けることが、「それなりに元気で、やってますよ」というような告知のような気がして、それで、ある時から、もし、今回、 書くの止めたら、読んでくれている人から「どぉうしたのぉ」なんて、思われるのでは・・・というような、ヘンな、「影」に怯えている「私」 がいて、それが、妙に、可笑しい。

前置きが長くなったのだが、今、このブログはどこで書いているのかと言えば、岐阜の高速道路の渋滞で、停車と、 のろのろ運転を繰り返しているバスの中で書いている。なんで、そんな状況になったのかと・・・・。

社員と協力業者の有志が集まって、スキーに行こうということになった。大阪からスキーに行こうとすると、 いろんなスキー場があるのだが、だいたい車で3時間以上はかかる。そして、渋滞。

そんな事情があって、うちの社員も大工も協力業者の職人さんもなかなか行けない・・・。車の運転、出発時間、 その他もろもろを考慮すると、「おっくう」になってしまう、行くには、それなりに「根性」がいる。

なんとかして、10人~20人ぐらいで、スキー(スノボ)に行こうよ!というととなった。それで、何時、どのようにして、と考えた。 泊まりがけは日程調整が大変だし、お金もかかる。じゃぁ、車で。となると、誰が運転するのぉ。という事で、それもややこしい・・・。

という訳で、バスの夜行日帰りという事にした。20代30代の若手ばかりだから、大丈夫だろ。まず土曜日に行こうと考る。 バスでしんどい思いをしても、明日が休みだから・・・・。ところが、皆の仕事の日程調整がつきにくい。すったもんだのあげく、 急遽土曜の23時出発の日曜日の日帰り、スキーバスツアーに決定された。この3月2日を逃すと、雪が心配だった。

そうすると、ブログを書く時間を作れないかもしれない・・・。じゃぁ、何時、書くのぉ。まぁ、今回は、休刊日としては・・・・。 う~んそれは・・・・と、「例の影に怯える私」。それで、出発前に書こうと考えて、集合時間の2時間前にこんな事を書きだした。

 



気が付いたら、3月だ。気候の変化が激しい。少し風邪気味だ。えぇ、もう2ヶ月も過ぎたのかと、 今年になってからの自分のブログを振り返ると、現場の話が少ない事に気が付いた。

そういえば賞状を、二枚もらって、一枚はINAXの全国プランニングコンテストで、弊社の設計の田中耕治くんが優秀賞を頂戴した。

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土地探しからお手伝いし、中古住宅を購入してリフォームをした家だ。勿論、設計施工なので、設計者だけでなく、 見積担当者と現場監督と大工と、そして何よりもお施っさんとの協働作業のたまものだとおもう。この場を借りて、お礼申し上げたい。 詳細はホームページでお伝えしようとおもう。

もう一枚は、森小路教会という教会を施工させていただき、その竣工式にあたる、献堂式と呼ばれる式典があり、そこで、感謝状とともに、 聖書を頂戴した。皮カバーが装着されてあって、手に持つと何とも言えない重厚感を感じた。質感の良い紙をめくると、「初めに、 神は天地を創造された。」とあり、それから数行だけ読んで、静かにページを閉じた。その閉じたときの本そのものの質感が、 何とも言えず気持ちよかった。

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この建物も、設計施工であって、設計者、見積者、現場監督、職人さん、 そして何よりも信者の方々との度重なる打ち合わせによる協働作業から出来上がったのだなぁと、こういうものを頂くと、改めて、 そんな気持ちになる。

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ところが、どうもノリ悪く、完結しなかった。23時にバスが出るではないか、あと30分。えぇ~い取り敢えず、 スキー鞄にノートパソコンを放り込んだ。23時、定刻にバスが出発する。

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写真をみるとせまくるしそうだ。本当は、中型バスの予定だったのが、日程を土曜日から日曜日に変更した事と、 人数がなかなか決定しなかったこともあって、バスの配車が巧くいかず、突然マイクロバスに・・・。それは、ないよ・・・。かなり、窮屈。 まぁ、しゃぁないか。

それにしても若者は元気だ!出発前から居酒屋で前夜祭をして、ハイテンションでバスに乗り込む。ゆったりりしたバスで、 ゆっくりと寝ながら・・・・、という予定が、バスは窮屈、そのうえ、テンションの高い若者が、一晩中騒ぐ・・・・。

朝4時、スキー場に着くも、5時から滑るのだぁ!と準備をしだし、ゴソゴソガヤガヤ騒ぐ現場監督T。え、スキーを5時からするのぉ? と、もはや「おじさん」になってしまった私は、一瞬、困惑するが、何だか、そおいう勢いのあるエネルギーが嬉しい。

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5時のスキー場とリフト売り場を初体験する。 リフト券売り場に行列。そして月。滑っている人が意外に多いことに、 またビックリ。兎に角、ドタバタと30歳前後の若者がバスからゲレンデに飛び去って行く。50歳前後の私と材木屋シンちゃんと、 急遽同行することになった、 うちの息子2人の計4人が取り残され、7時までバスで仮眠をとる。

それでも、8時にはゲレンデを4人で滑っていた。そして、かなりの時間が経過してから、ようやく何人かの仲間と遭遇する。

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そして、お昼。昼食を食べると睡魔が襲ってきた。もう、今日は、これでスキーを止めようかな。体力的にも・・・、気力も・・・ と思っていると、ポツポツと仲間が食堂に集まりだした。不思議なものだ。一緒にいて、若いエネルギッシュを受けると、 何となくやる気になってくる。

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昼からは、ほとんど全員で一緒に滑ることにする。ちょっと張り切って頑張ってみる「私」。皆で記念写真をパシャ。

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朝5時から夕方の4時まで 滑り続けるそのエネルギーは若さの特権だな。おじさん二人は、その力に助けられ、 無事怪我もなく、ここ数年の中で、最もよく滑ったスキーとなった。若い人たち! ありがとう。

ところで、流石に帰りのバスでは、行きのバスの中でのバカ騒ぎが懐かしく思えるほど静まりかえっている。依然として、 道路渋滞はまだ続く。渋滞と静かな社内、そして、帰りがけに、お風呂屋さんに立ち寄ったので、身も心もスッキリした事で、「例の影」 が私に忍びより、ブログを書くようにと静かにせまる。そして、私はノートパソコンを鞄から引っ張り出し、座席でこうして、このブログを書く。  

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まぁ何と、到着は23時、初めて体験する24時間スキーバスツアーだった。

 

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