2016年03月13日
インフルエンザB型
「空き家を商うあきない話」episode1というトークイベントを加工場で催したのが今日の日曜日の出来事で、先日、生野区で開催された「空き屋リノベーションアイデアコンクール」をフォローアップする「まちのえんがわ」企画として開催したのだけれど、その応募作品の展示と共に、その審査委員でもあったgrafの服部さんをファシリテーターとして、「作品応募者」「貸し主」「借り主」「専門家」「まちのひと」などなど、40人ほどの参加者と一緒に、語り合う、みんな参加型都市再生プロジェクトというトークイベントだった。
なんだか、こうやって書くとややこしいが、つまるところ、生野区の長屋率と空き家率は20%近くあり、高齢者の増加と人口減少の「まち」を、建築のアイデアが潤滑油となりながら、貸し手と借り手のマッチングを図り、より良いまちにカイゼンし、まちの価値を高めていくためには、どうすれば良いのかを討論したイベントだった。
ところで、先週の月曜日の昼過ぎから、花粉症のような症状がひどくなり、夕刻に耳鼻咽喉科に行くと、インフルエンザB型であると、唐突に宣告され、勿論、えっ!予防接種をしたはずなのに....という驚きと共に、即刻自宅謹慎を余儀なくされた。
確かに体のあちらこちらに痛みがあり、最高熱は38度に止まったが、それでも微熱が乱高下し、火曜日の午前中には、このイベントのための打ち合わせが生野区役所の職員さんと予定されていて、それを寝室に閉じこもった隔離状況の布団の中から、skype会議によって、なんとか全うし、その翌日の水曜日にあった新築工事の請負契約は、担当者にお任せしたものの、お施主さまへのよろしくお願いしますの挨拶だけは、これまた布団の中からのskypeによって、少々の笑い声と共に全うするという、ぎりぎりのやりくりの中で、微熱の上がったり下がったりと体の痛みを乗り越えて、ようやく木曜日と金曜日は平熱に戻り、土曜日には、なんとか出勤できる状況になって、そんなこんなで、このイベントに、奇跡的にぎりぎり間に合わす事が出来て、ほっとした。
体重減少と少々青白い顔で望んだイベントであったが、40人ほどの参加者の方々と共に、2時間にわたって、有意義な議論が続いたお陰で、インフルエンザだったことをすっかり忘れるほどになり、それでも、流石に、このブログをもう少し書き続けるほどの集中力には欠けていて、そんな訳で、皆さん、くれぐれも、お気を付けくださいませ!
投稿者 木村貴一 : 2016年03月13日 23:59 « 散歩 | メイン | 黄色い春 »