2017年01月15日

グルメ的年末年始。

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とっても寒くて冷たい日曜日。フェースブック上では、あちらこちらの雪だよりが美しい一日だったが、暖炉の横で、コーヒー飲んで、テレビ見て、本読んで、音楽聴いて、ゴロゴロしながら気づいたら眠ってしまうのが最高に気持ち良い日曜日の昼下がりだった。

いろいろな新年会が続いて、飲んだり食べたりする日々で、年末年始に美味しいもんを食べる日が、ちょっと続くと、食べている時と、食後の暫くは、満足感で喜びのようなものもあるが、次の日あたりから、どことなく気だるい感じになって、ゴロゴロ度が増し、ちょっとのことが面倒くさい感じになってくるような気がし、そんな意味では、「精進料理」とは、よくできた料理だなぁ....。

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年末は、クリニックの院長先生と看護婦さんたちという繋がりのもと、うちの奥方も一緒に食べた、奈良の夢想庵での料理が、どの器の料理もひと味違って美味しく、そのわりには、想い出して、説明が出来ないわけで、それは、さほどグルメでもなく、舌もたいしたことない証拠なのだろうが、ま、美味しかったという記憶だけで良しなんだろう。

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年末の黑門で食べた玉子サンドが、自転車で走ったあとの空腹感が伴っていただけに、美味しさの印象が深く残ったが、たまに、奥方の母が、うちの家に遊びにくる前に、病院に行って、ここの玉子サンド買って、うちの家に持ってきてくれて、それを食べるのが好きだという長男の奥さんの笑顔と玉子の味が、年末の印象のひとつだった。

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大晦日31日は、小学校の同級生の居酒屋げんこつで購入した、イベリコ豚が、とっても美味しく、なりよりも脂がしつこくなく旨味があるのが特徴なのだろうが、鍋用の出汁も一緒に分けてもらい、鍋の作法も教えに従って、最初にその出汁と野菜で煮て、それからイベリコ豚をいれるとエエ出汁がでるのや!という、そのとおりにしたのも良かったのだろう。最後に中華蕎麦を入れ、それを年越し蕎麦として食べたのが、良い想い出となった大晦日だった。

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最近「おせち」は、どこかのおせちを買うのが恒例で、それは、父や母が健在だった、あるお正月がら始まったことで、さまざまな料亭ものなど、いろいろ食べてきたが、それでも最低限、黒豆だけは、母の味として、奥方も受け継ぎながら、鶴橋の豆屋さんで黒豆を買う。豆洗って、洗った汁を捨てたらアカンで、それ使うんやで!という、鶴橋の豆屋のおっちゃんの助言に従って、家で作っている。もちろんお椀は白味噌。黑門の炭火焼きの鯛を買って食べるのも習慣なんだけど、味というより、縁起もんなのだろう。今年は、甘辛手帳の編集顧問の門上武司さん監修によるおせちを大丸で注文して食べたが、今まで食べた料亭もんの高級なおせちより、コスパも含めて、一番良かったような気がした、お正月だった。

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お正月のスキー場で食べた料理で、記憶に残るほどの食事はと聞かれると、スープカレーとか、ジンギスカンとか、朝食のイタリアンとか、ま、そんな程度の感じで、それより、思い返してみると、ほとんどの食事をマゴのイッケイを目の前にして食べたのが、一番のご馳走だったような気がするわけで、先ほど、さんまのテレビを見ていると、関根勤が、孫を可愛がりすぎている話や、所ジョージが待ち受け画面に入れている孫の写真を見せてくるとか、ま、そんな気持ちを、わかるわかる!とテレビに向かって応えている「私」もいるわけで、ま、そういうこちゃわ!という大阪弁が、「私」の心情を表現するのに相応しいのだろう。

ちなみに、女優写真の光のように、偶然の美しい光で撮れた写真は、ちょっと高級イタリアン。皆に囲まれてご機嫌の目の前の孫。カメラを持って「マゴ」の写真を撮る気まんまんの「私」。白いテーブルクロスと顔に反射する光。なんていう、微妙な条件が揃ってのコトで、奥方と面と向かって食事する時にカメラなど持った経験がなく、自分の息子たちの時も照れがあったのだろ、カメラを持っての食事の経験などなく、孫に対するこういう立ち位置と心情がとっても不思議な心情として存在するのが不思議なわけで、歳に伴う感情の変化とはオソロシイものですな。

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今週、北浜での打ち合わせがあり、お昼を少し越したので、現場監督のモリタくんと一緒に食事をする。前日に、その資料作成のために深夜までモリタくんが作業をしていたこともあり、それに、昨年、槇文彦さんの講演会の帰りに、設計のササオさんやタカノリと一緒に食べた、あみ彦さんの鰻の美味しかった味を急に想い出して、それで、地下鉄の帰りがけに一緒にお店に入る。やっぱり炭火でじっくり焼く関西風の鰻が好きだな....。こんなん書くと、社員のなかには、オレはどうなってるんや!っていう不公平感みたいなものが、でるのかどうか(笑)。ま、タイミングが会ったときに、一緒にランチを。

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鰻の次の日の夜に、ちょっとした新年の会合が、シャラトン都の日本料理の上町であって、数人で会食をする。うちの祖父の代から続く、ある大きな工場の協力業者の会で、昨今のコンプライアンスやクリーン調達などの見解をうけて、今後の協力会社の会のありようを話し合う会合になった。こんな話の時は、確かに、こうゆうちょっとええ日本料理が相応しいような気がしてくるのは、やっぱり歳のせいもあるのだろう。

その会合が終わった直後に、小中のプチ同窓会が、例のげんこつで、貸し切ってあり、2時間遅れで駆けつける。私の一人前分を残してくれていたので、高級料理とは違うが、エエ素材の美味しい料理を連チャンで食べる事になり、当然、断る訳にもいかず、それなりに食べるが、流石に、いくら美味しくても料理の写真を撮る心情と余裕はなかった。それでも笑顔になれる楽しい同窓会で、深夜、布団に入る前には、明日は、絶対に、一日中、何も食べないと、強く決心しながら眠った夜だった。

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その翌日の夜は、昨日の夜であり、長居の又三郎で熟成肉を食べることになっていて、深夜の誓いなどなんのその。高校時代の同級生で、美章園で眼科医をしているクリニックの新年会に誘われた形で、プチ同窓会を兼ねながら高校の同級生4人が集まったが、うちの奥方も、20歳の時から、皆を知っているので、一緒に参加し、四方山話で盛り上がった。ここ何年かは、同級生とのなかで、設計したり施工したりと仕事の関係も少々あり、新年の挨拶がてらの食事になった。熟成肉というのは、赤身のあっさりしたコクのような旨味がその良さなのだろうが、確かに美味しく、店も美しく、満員で活気があった。

IMG_3568そのあと梅田のバーで、看護師さんや奥方も一緒に、深夜まで飲みながら、クリニックの話をいろいろ伺ったが、工務店もクリニックも、社内システムや体制やスタッフとのコミュニケーションなど、共通の問題点や悩みを抱えているのだと、あらためて気付かされた深夜でもあった。

そんなこんなで、美味しいもんを食べすぎて、ゴロゴロ度が増して、極寒の日曜日とともに、暖炉のまろやかな暖かさに包まれながら、心身を休めた昼下がりで、なんとなく、「精進」せなアカンな...とおもった暖炉横の日曜日だった。

投稿者 木村貴一 : 2017年01月15日 23:59 « 「Skype参加」と「お餅つき」 | メイン | 新年のファンファーレ »


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