2011年09月25日
雑誌掲載
穏やかな風。秋晴れ。実にエエ気候。実に心地良い。一番エエ季節のひとつだなぁ。そんな良き日和に、うちの専門工事業者、米田建材さんの息子さんの結婚式があって、主賓として、招かれ、キンチョーしながら、いきなりトップバッターで挨拶をする。もちろん、だいたいは考えていくのだけれど、前に立って話し出してみると、全く違うコトバが浮かんできて、それでも、やっぱり、考えてきた話に戻るものの、三分の一ほどは、予定通りには話せないままに終わる。まぁ、だいたい、そんなもんだな・・・・・。
えっー、結婚式。という、ちょっと、冷めた目の部分も、「私」のどこかに隠れ潜んでいるのだけれど、うちの社員の結婚式も含めて、出席すればするほど、覚めた感覚になって、最後の場面では、目頭が熱くなっていくのは、そんなはずはないのだ。と、言い聞かせてみるものの、涙が出そうになる。きっと、「歳」のせいなのだ。
まぁ、目頭が熱くなるほどのコトではないが、「雑誌掲載」という嬉しい出来事が二つあって、まず一つ目。今月号の「住宅特集」という雑誌の表紙と巻頭の記事になった。今まで、4回ほど、掲載されたが、表紙、巻頭は初体験。すがアトリエの管さん設計で、弊社の守田拓生が現場監督を務めた堺・S邸新築工事で、引き渡しの前の一週間は、現場監督も職人さんも大奮闘だった。工事中の現場の様子はこちら。
設計の管さんからも喜びと、お礼の電話があって、現場のモリタくんや大工さんやこの仕事に関わった様々な専門工事の職人さんの苦労が報われた感じ。ちょうど、この建物の構造設計をした下山さんと、金曜日の夜にお会いするイベントがあって、お互い、握手して、苦労を労った。
そのシモヤマさんのイベントは、大阪市の羽根建築工房さんで開かれたイベントで、シモヤマさんが、木構造について語る、勉強会のようなもの。暮らしの中の構造と題された話は、なかなか、興味深く、ためになったね・・・。そういえば、1985プロジェクトのノイケさんとマイタニさんにもお会いする。
もう一つは、今月号の「BEPAL」の山の宿という特集で、20年来通っている丹沢の「堀山の家」が大々的に取り上げられたコト。丹沢に遊びに行く時は必ずここで泊まっていて、今まで、あえて、小屋の名前をださなかったのだが、雑誌に載ったついでに、この際、もぉエエか。現在の小屋のオーナーとは学生時代からの友人で、一年に一度、丹沢のリースを持って、大阪まで遊びに来てくれる仲。ちなみに、木村工務店のホームページにある、トップで入れ替わる大きな写真の一場面に出てくるリースは、この丹沢の堀山の家のオーナーの奥さんが製作するリース。
↓ 堀山の家の写真。プロは流石に上手だ。雰囲気抜群。見間違うほど・・・。前オーナーが自力で小屋を増改築する姿を数年間見守り続けた。
↓ 小屋オーナーの写真。ランプの写真も堀山の家の写真。ここで学んだ、建築的なコトのひとつは、送電線から送られてくる電気エネルギーを使わない生活。
↓ これで、もはや、オトナの隠れ家でなくなってしまったが、まぁ、それはそれで良しとし、こうなったら、若い人が沢山、堀山の家に訪れて欲しいとおもう・・・・。「堀山の家」
↓「私」が撮った小屋の写真、雑誌のプロの写真と比較はしないでほしいが・・・
↓堀山の家までの「道」。1時間30分ほどの適度のしんどさで、この小屋からあと1時間30分ほどが頂上。それが、登山の核心部なのだけれど、堀山の家を頂上だとする「頂上現象」組が沢山いて、「私」もそのひとり。ここで泊まって皆でぐたぐたと語りあう。
書店で二冊の「雑誌掲載」を是非ご覧下さい。それにしても、今夜は寒いぐらいで、過ごしやすい夜だねぇ。・・・・。
投稿者 木村貴一 : 2011年09月25日 23:20 « 貢献 | メイン | 番宣 »