2007年11月18日

循環

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先日まで、暖かかったのに、今日は、木枯らしが吹いた。そろそろ冬がやってきたのだなぁ・・・・。六甲山に行く所用があって、 表六甲ドライブウェーを走ると、これからそろそろ紅葉が始まります・・・・と、そんな印象だった。道路には葉っぱがいっぱい落ちて、 風に吹かれて、くるくると舞っていた。 

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木曜日、和歌山の橋本にある、新築やリフォームを何度かさせて頂いているお宅にお邪魔する機会があった。その日は、 日和も良く 、のどかな農家の風景とも相まって、「里山」っていいなぁ・・・と、心底おもった。「今年は暑い日が続いたので、 柿の味はもうひとつやな。」と言って頂戴した柿は、それでも美味しかった。

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3年ほど前にお風呂のリフォームをしてから、灯油のボイラーのタンクの石油は4分の1ほどしか使用しておらず、 ほとんどのエネルギーを太陽熱温水器からの給湯と薪でお風呂を沸かす事でまかなっているという。すごい省エネルギーだなぁ・・・・。

リフォーム時に、何で、いま時、薪のボイラーを使うのですか?と聞いた。薪の木を作る作業は、雑木林を手入れするためでもあって、 里山の自然を手入れし、守っていくことが、生活のエネルギーも産み出しているのだという。商用エネルギーを使う方が「楽」だけれど、「らく」 するわけにはいかんわなぁ・・・と、語ってくれた話を思い出した。そうそう、これは自立循環型住宅のひとつだなぁ・・・。

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ちょうど、六甲山の家で、暖炉やペレットストーブの話をした後でもあって、 そんな話を今年はじめて火を点けた自宅の暖炉の炎を見ながら思い返した。 それにしても、薪の木を燃やした時、 CO2は、いったいどれぐらいでるのだろうかと調べると、「CO2を出しますが、その発生量は樹木が成長過程で大気から吸収した、 CO2とほぼ同量です」 へぇー、そんな考え方をするのか。木が成長過程でCO2を吸収し、燃焼によって再び大気に戻す。そんな考え方で、 省エネルギーとして、ええのかどうか、よく分からないけれど、意外とたいした事がないらしい・・・?

「木」というものを考えると、いつも「循環」に遭遇するなぁ・・・とおもった。

投稿者 木村貴一 : 2007年11月18日 20:01 « ちょこっと京都、ちょこっと奈良 | メイン | ナショジオ »


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