2008年06月01日
伝統的な
M r.E教授のお誘いで、丹波の佐治青垣へ行く。人通りのない閑散とした伝統的な町並み。
今となっては、なつかしい雰囲気の店の看板があちらこちらにチラホラ・・・。近くに山と川があり、上空を見上げると、
パラグライダーで、空中散歩をしている人が・・・・。
「新築を超えるリフォーム」なんていうキャッチコピーがあったけれど、こんな「町並み」が、リニューアルされて、 新しい住人がやって来る「新興住宅地を越える伝統的住宅地」として、復活するのも良いのでは・・・・と、おもった。
会社に帰ると、若い大工が棟梁から教えてもらいながら、刃を研いだり、斗栱(ときょう)とよばれる伝統的な木組みの斗(ます)や肘木 (ひじき)を造っていた。今の時代、そんなものを造れるのは、一生に一度のチャンスかもしれないという、若い大工の「もの静かな気迫」 が伝わる。
プレカット加工(工場機械加工)のかわりに手加工をさせて欲しいという若い大工もいて、 「若い大工」さん達も、「今という時代」と「伝統的な技術」との狭間で、「葛藤」しているのだなぁ・・・・・。 自分たちのもつDNAが騒ぎだしているのかもしれないなぁ・・・・・・。と。
そんな姿を見ていると、伝統的な技術を今の住宅に、もっともっと活かせる方法って、ないのかねぇ・・・・・と、おもう。
ちょっとこじつけがましい前振りになってしまったのですが、今日と明日、社員と協力業者で、閑谷学校、錦帯橋、厳島神社と、 過去の伝統的な建築遺産を見る研修旅行(まぁ、たんなる慰安旅行だともいいますが・・・)に行きます。それで、2日(月)の営業は、 お休みをしますので、工事中や打ち合わせ中の皆さん、よろしくお願い致します。
投稿者 木村貴一 : 2008年06月01日 06:38 « DNA | メイン | 音の刺激 »