2015年08月08日

夏だなぁ。

それにしても今までで一番暑い夏ではないのかとおもう…。

木村工務店のある大阪市生野区小路地区の氏神さんは清見原神社で、長年に渡り施工に携わっているのは、技術の伝承も含めて有り難いことで、ウィキペディアによると、「天武天皇大和飛鳥浄御原宮から難波に行幸した際に現在の当社鎮座地で休憩したという。現在の社名はこの伝承によるものであり、このとき天武天皇が吉野の方をかえり見たとのことから、附近の地名「吉野見」が生まれた。天武天皇の歿後、一帯を本拠としていた大伴氏が天武天皇を祀る神社を創建し、天武天皇宮と称したと伝えられる。以降、旧大友村の氏神として崇敬された。」とあり、その夏祭りは7月31日8月1日と決まっていて、住吉神社の夏祭りと共に、大阪の神社の夏祭りの最後を勤める。

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清見原神社には4つの町に「だんじり」があり、それぞれのだんじりがうちの会社の前の通りを練り歩くのだけれど、独特の大太鼓小太鼓のリズムも好きだが、特に鐘のリズムがとっても良くて、小さい頃からこのリズムを聴くだけでワクワクさせられて、夏を実感するリズムだった。うちの次男は、小学校の低学年の頃は、だんじりに乗って太鼓を叩いていて、家に帰ると机の下に入り込んで、料理用のボールを机の下に紐で吊して、地車の中で叩いているような雰囲気で、鐘を叩く練習をしては、そのボールをガタガタにしていた。そういえば時として、jazzドラマーのエルビンジョーンズのシンバルを聞くと、この町の地車の鐘のリズムを想い出すぐらい「私」も鐘の音に愛着があって、きっとこの町の誰もがだんじりのリズムに愛着を持っているのだとおもう。

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上の写真は大友のだんじりで、先ほどの大伴氏から由来しているのだろうが、うちの会社の前を通って、祝儀を渡すと、今までのリズムと違う、大阪締めのリズムで手打ちをして祝ってくれるのが通例で、それが、とっても心地よかったりするのだけれど、昔は祝儀をもらったその家の一軒ずつの前で停止して、皆で大阪締めをきっちりとして祝ってくれたものだが、世の中のスピードアップの流れと共にだんだん簡略化されてきて、F1レースのような岸和田のだんじりは勇ましくてとっても格好良いが、それはそれとして、いつもは神社におわします神々が、町の中を練り歩いて、それぞれの町やそれぞれの家の前に祝福をもたらすような、そんな「のんびりした」地車も良いのではないかとおもう…。

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親父が氏子総代をしていたので、今年から親父になりかわって夏祭りの祭儀に出席することになって、一番奥の右から2番目で記念撮影されているのが私で、回りの諸先輩方の年齢にだんだん追いついてきた「私」をひしひしと感じながら、こうやって、拝殿に座って、「まち」を意識し、「まち」とこのまちの「ひと」の幸せを願う「まつりごと」を代々の人たちがやってきてくれていたのだと、ようやく知るに至った。

ま、そんなこんなで、地車と神社に、今年の暑い夏の到来と夏の想い出を意識したのだけれど、それよりも、もっとも猛暑を実感したのは、お昼の休憩が終わり、午後1時を少し回った時刻に、加工場にある職人事務所の前を通ると、二人の若手現場監督が、クーラーをガンガン効かした中で、気持ちよ~く寝ていた。あまりにも気持ち良さそうで、それに外があまりにも暑かったので、その気持ちわかるなぁ…。シャチョウの声に起こされる不愉快な二人を想像するだけで、ぞっとして、かわいそーに思えてきて、それでそのまま、そっとして、総務のミカワ女子のカワイイ声で起こしてもらうことにした。

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夏だなぁ…。
皆さん良い夏休み休暇を!

投稿者 木村貴一 : 2015年08月08日 17:32 « 夏雨 | メイン | 猛暑 »


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