2009年12月20日
この時期
確かに、冬がやってきた。寒い。けど、この身が引き締まるような寒さが時には嬉しい。毎年、この時期になると、丹沢の山小屋からリースを届けてくれるのだけれど、寒さを肌で実感して、ようやくクリスマスの気分になった。
教会建築を施工させて頂いた、森小路教会も新会堂になって、2年目を迎え、本日のクリスマス礼拝に参加した。これで、かれこれ5年近く参加しているわけで、もはや、これに参加しない事には、クリスマスがやってこない気分。それに、久しぶりにお会いする教会員の方々と、笑顔で挨拶を交わし会える事が、何よりも嬉しい事だった。「感謝」
神社建築として、今年は、2年がかりで施工した地元の清見原神社の増改築工事が無事に竣工し、「神」との不思議なご縁が続いた事も、「ありがたい」ことであった。何十年来も続いている、木村工務店としての新年の祈願祭が、過去を継承した拝殿と真新しい吉野檜の神殿との融合に抱かれて執り行われるのも、新年の楽しみのひとつである。
そういえば、今年は、平野郷で、一番古いと伝えられている「門」を持つ、正業寺というお寺のリフォーム工事をさせて頂いた。考えて見れば、教会や神社やお寺を通じて、「神」との関わりを感じながら、「感謝」と「祈り」という機会に巡り会えている事が、なによりもの「感謝」であるのかもしれない・・・・・。
この時期は、年内の「お引き渡し」というのが、何軒かあり、その上、カレンダーをお配りするという、年末の恒例行事もあって、現場や社内ではそれなりのバタバタ感がある。
引き渡し直前のあるお宅に行くと、三木硝子の硝子職人のK合さんの仕事姿に、久しぶりに接する。若い頃は、そのKさんから、硝子の事も教わったが、職人さんとしての心構えや段取りの仕方やその他・・・、エエ職人さんの「体つき」とその振る舞いを学んだ。
久しぶりに現場でその姿に接しながら、ゴジャゴジャと世間話をする。「その技術、誰か継ぐ、若い子いてへんのぉ・・・」「それが、なかなかなぁ・・・・」「ワシは好奇心が旺盛やから、現場に行くと、いろいろな事に興味があって、他の人の仕事も、建築も、何でも興味もって、しっかり見るんや・・・・」「今の若い子には仕事への好奇心がなぁ・・・・・」と。
それを側で、一緒に聞いていたのが、INAXの代理店とサイディングの販売施工をしている東洋スレートのM納さんだった。これはどうしてるんですか・・・・、あれはどうしているんですか・・・・と、好奇心旺盛に、いろんな質問をしていた。
引き渡しの時は、器具の取り扱い説明などを、業者の人に来て頂いて、一カ所づつ説明するのだけれど、その中で、インタホンの使用説明があって、誰かが外に出て、お客さんの役目をしてインタホンを押す。その役目をM納さんが担って、「はいはい」と気さくに、腰軽く、玄関から外へ出て行った・・・。
ところが、暫く待っても、インターホンの音が鳴らない・・・・。何だか、外が、騒がしい・・・・・・。「すいません。すいません。」と賑やかな声が響き渡っている・・・。それで、かなり経ってから、ピンポンという音が鳴ると、「間違って、隣の家のインタホンを押してしまいました。隣の人が出てきて・・・・・」と。好奇心旺盛すぎ・・・・。
いやいや、そんな訳で、このブログの背後では、「M1」選手権がやっていて、笑い飯の「鳥人」という、とんでもないネタを聞いた。「JIN」もこれから始まる・・・・・・・・・。まぁ、「こんな時期」な訳。
良いクリスマスを!
投稿者 木村貴一 : 2009年12月20日 21:03 « 師走 | メイン | 忘年会 »