2006年02月12日
キャンドルサービス
耳をそうじをしてあげるのが趣味だなぁ・・・というと、どう思われるのだろうか、ちょっと不安だなぁ。思わず、 よだれがたれそうになりながら耳そうじをしてもらうのも、ほんと、気持ち良いのだが、どちらかと言えば、「とる」ほうが好きなのだ。大きな 「それ」が取れた時には、とってる方にも快感があるのだなぁ・・・。子供が勝手に耳をそうじすると、なんで、 無断でそうじするのかぁと怒ったりして・・・。心の「あか」まで取れて、スッキリとしたような気がするのだがぁ・・・・。
先日、オーストラリアに住む奥方の友人が帰国した。その時、 お土産にアメリカインディアンが使うというおかしな耳そうじの道具を貰った。それには、Ear Candles と名付けれらてあった。 兎に角、一度体験してみろといわれて、横になる。そして、耳におかしな筒をあてがわれた。勿論、自分では、見えないのだ。 「これから火を付けるので・・・」 「えー、火、どういうこと」と戸惑ったが、とにかく言われるままに従った。耳元で、 マッチを擦る音と筒に火が付いた様子が感じられた。何度も言うように、私にはどんな格好か見えない。「へん」な様子であることは確かだ。 横になりながら、耳に筒をたて、その筒を自分の手で支えている。そしてその筒からキャンドルのように火が燃えている。 その様子を想像してみるのだが、滑稽だなぁとは思うものの、まるで、想像できないでいた。気持ちよいことも、気持ち悪いことも、 なぁーんともなかった。ただ、おかしな格好をさせられている事だけは確かだった。キャンドルの火が、根本まで近づくと、流石に、耳元にまで、 火が迫ってきているように感じられて、ちょっと不安にもなった。「まだかいなぁ・・・」と呟くと、「はい、もう、終わり」と言って、 キャンドルの火が消された。むくりと起きあがって、燃え残った筒を開けるのを眺めた。うわー、もの凄い量の耳あかが・・・。というより、 耳くそがぁ・・・・。なんで、こんな方法で取れるのか不思議だった。静かな時間が流れたことと、何となくこころまで掃除をさせられたように、 思わされるところが、アメリカインディアンのフォースなんだろうか。
無理矢理、子供にやらせて、その様子を眺めてみることにした。何とも不思議な格好だった。へんだ。 俺もこんな格好をしていたのかぁ・・・と、漂う香りを感じながら眺めた。とっても、不思議な時間が流れた。 同じように沢山の耳あかが取れた。はっきりいって耳くそという表現のほうがふさわしかった。画像にすると、あげそう・ ・なので、 小さな画像で、 雰囲気だけでも・・・、 え、そんなん、見たくもないって。・・・・。
いったい、どうやって、こんな事を発見したのだろう・・・・耳に筒をあてて火を点し耳あかをとるなんてこと・・・。インディアンの 「知恵」って面白いよなぁ・・・・・。インターネットで調べてみると、外耳傷害を起こす例もあるらしい。 、えー、もう、使ってしまったではないか・・・・。、「頭の中の老廃物まで排出する効果がある」とも書いてあった。ひょっとして、 今度お会いしたときは、スッキリとした顔になっているかも・・・。
投稿者 木村貴一 : 2006年02月12日 11:54 « 声 | メイン | 鍋 »