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2008年10月26日
ぐずぐずとした・・・
先週の秋晴れの、気持ちの良い気候の一週間から一転して、ぐずぐずした天気が続く一週間だった。世の中の景気もぐずぐずしていて、 土曜日の朝の新聞を見ると「円高・株安止まらず、円一時90円台」とあった。
その土曜日、社員全員で、休みをとって、皆で、スポーツを楽しもうと、釣りやゴルフに別れて、遊びに出かける。現場や、 打ち合わせなどで、なかなか土曜日に休みをとれないのが、建築業界の実情だな。とおもう。
私はゴルフに参加。円一時90円台にあやかって、プレー前に、スコアー90台を宣言したものの、ものの見事な乱高下を繰り返し、 世の中の情勢に猛反発した、円安ドル高な100越えスコアーをしっかりとたたき出した・・・・・・。もう、ゴルフは止めようと、一瞬、 ぐずぐずとおもった・・・・。
この世の中のぐずぐずした情勢と、土曜日の個人的なぐずぐずとした、その気分転換には、何が良いのか・・・・・と、 このように書き出してみたら・・・・、えっ、気分を転換するより、現実をしっかりと見つめ直せぇ!・・・・、という声が、 背後から聞こえてきたような気がした。おもわず後ろを振り返る。
それで、見つめ直す勢いをつけるために、ここ2週間ほどのスナップ写真を昨日から遡って眺めてみる。 写真を撮ったその時の感覚と並行して、ステレオのように、その写真とは全く関係のない、ぐずぐずした感情が流れていく・・・・。
門を入ったすぐ前の古い建物を解体すると、今まで、古家で覆われていたのに、山が見え、 山並みに張り付くような集落が目の前に飛び込んできた。あっ、紅葉になったら綺麗だろうな・・・・。それにしても、今年は、 何時から紅葉が始まるのだろう・・・・。気候までもがぐずぐずしているではないか・・・・・。
商店街の一角の古い建物を解体すると、商店街の中に、意外に大きな空き地が・・・・。その商店街は、高校生の頃、 学校の帰りがけに寄り道して立ち寄った服屋さんのある商店街だった。当時は人通りがいっぱいで、肩を触れあって歩いたような記憶があるのに、 今は、閑散とした状態だった・・・・・。
解体してみると、木の土台を抜き取ってレンガに差し替えてあった、例の現場に行くと、 土台の補強、梁の補強、壁の補強工事が終わっていた。大工さんが、「どやぁ!ちゃんと出来てるやろぉ!ちゃんとみてやぁ!」 と上下真っ白な作業着で、語りかけてくる・・・・・。
建て替えの現地を見に行くと、30年ほど前の典型的な建て売り住宅の一角だった。 これから都会では、 こういうところの持ち家のリフォームや建て替え、中古住宅として購入したリフォームが増えていくのだろうか・・・・・。
自転車で行ける距離のところで、お風呂と便所と洗面所をリフォームした。その現場のお引き渡しに行く。そうそう、 オーソドックスなリフォームも工務店として、しっかり、やってますよぉ!・・・・・と。
解体してみると、あまり好ましい状態とは言えず、現場に集まって、どうしようかと、打ち合わせをしていた。 その全面リフォーム工事が無事完成して、水曜日、お引き渡しだった。壁、天井は漆喰ペンキ。床は道産のカバ材。素材が中国産と聞くと、 なんとも不思議な感情が、ぐずぐずと、うごめく昨今だが、そんな事が感情に影響するのかなぁ・・・、道産のカバ材って、節がなくて、 綺麗でエエなぁ・・・・・・と。
火曜日、ある設計事務所さんにお伺いすると、模型があって、概算見積の内容の説明を受ける。模型があると確かに、分かり易い。 そう言えば 一ヶ月ほど前にお伺いした設計事務所さんは、20分の1の模型があって、その内部をデジカメで撮影すると、 完成写真と見間違うほどだった。3Dパースより模型の方がエエ時が多々あってと、ぐずぐず思う・・・・・・。
先週の日曜日は、秋晴れだったなぁ・・・・、気持ち良かったなぁ・・・・・と、その時の地鎮祭の写真を見て、あらためて思う。今日は、 一日中、雨が降ったり止んだりで、ぐずぐずした天気だ・・・・・。
先週の土曜日は、ほんの4時間ほどのオープンハウスがあって、 設計事務所の方や、お施主さん、来場者の方々と、あーだ、こーだと、話しているのが、とても楽しかったなぁ・・・・・・・。
栗きんとんを食べたのは、
17日の金曜日だったのかぁ・・・・。
あの味、美味しかったなぁ・・・・・。
施工中の清見原神社のお祭りがあったのが15、16日で、 うちの会社の前を「だんじり」が、鐘と太鼓の、あの独特のリズムをうち鳴らし、町に元気を振りまきながら、通過して行く。 神社の境内では宮入があって、勢いよく「だんじり」が突入を繰り返す。来年のお祭りには、新しい神社が完成し、「だんじり」 が勢いよく鳥居からの突入を繰り返し、境内に元気が溢れることを祈りながら、祭りを見守る・・・・・・。
美濃へ行ったのも15日の事だっのか・・・・・。あの日の、気持ちの良い秋晴れ。
それを思い描いただけでも、気分が爽快に・・・・・。
と、書いていたら、突然の訃報が舞い込む。
そして、書くことを暫し、中断。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
かねてより入院中の協力業者の社長さんだった。昨日のゴルフの会で、その回復の様子を報告した矢先で・・・・・・・・。
いつもゴルフの幹事をしてくれて、
ここに満面の笑顔で写っているのに・・・・・・。 プライベートでも一緒にいろいろ・・・・・・。
このぐずぐずとした気持ちは、虫の知らせというやつだったのか・・・・・・。 合掌。
そうそう、最近、迷惑メールを自動で振り分けたり、削除したりしているうちに、大切なメールがその中に紛れ込んで、 返信されないままになっていて、気付かない事がままあって、お叱りを頂戴したことが、ここんところ、続けて、3、4回もあった。もし、 返信するべきメールに返信していないような事があるようでしたら、もう一度、お申し付け下さい。よろしくお願いします。
と、最後まで、くずくずした内容になってしまった、本日のブログ。
2008年10月19日
栗きんとん
トイレに貼ってあるカレンダーを見ると「栗きんとん」と書いてあった。そうそう、昨日そう言えば、栗きんとんを食べたのだ。 以前に食べたのは何時の事だろう・・・・。思い出せない・・・・・。それにしても、栗きんとんを買ったのは、ひょんな事からだった。
E教授のお誘いで、岐阜県立森林アカデミーに行く。 前日から一泊の予定が、仕事が重なって泊まれなくなり、次の日の早朝に会社を出て、美濃に向かうことになった。そう言えばこの3月、 この道を走って、社員で、スキーに行ったけ。と思い出しながら、高速道路を走る。ちょうど、皆が朝食時に到着した。
挨拶を交わし、談笑しているうちに、どんどん時間が過ぎ、気が付いたら、セミナーの時間となって、施設を見学する時間を「ロスト」 してしまった。まぁ、それというのも、お会いした人が、偶然か、それともそれは、必然の事だったのか、今まで、 何んらかの縁のある人ばかりだったからだ。
初めてお会いしたT先生は、弊社で施工した「目神山の家22」 の取材をされ、お施主さんとも面識があって・・・と、話される。そうそうと、建築家の石井修さんの施工中のエピソードも含めて、 話がはずむ。
森林アカデミーで教授をされている、Ms建築事務所の三澤文子さんにお会いするのも久しぶりの事だった。 以前、 施工させていただいたのは何時の事でしたか・・・と、話がもりあがる。
だいたいにおいて、木村工務店で、木造建築をもう一度見つめ直し、しっかりとやり直そうとした、そのきっかけは、 Msの三澤さんとの出会いがあったからだ。「木」という素材。その「流通」も見つめ直した上での「木」への取り組み。そして「木組み」と 「木構造」という構造へのこだわり。その木組みを「今の住宅」の内部に見せるためのさまざまな工夫。
工務店が「木」に対して、やるべき事を見失っていた、その時に、パイオニアとなってチャレンジしたのが、建築家の三澤さんだと思う。 いま、多くの工務店が、自然素材の家とか木組みの家としてやっている事の多くは、三澤さんの、その取り組みの御陰とするところが多い。
そんな三澤さんとの出会いから、国産材にこだわる「木童」さんと出会い。木構造のパイオニア「田原」さんとも出会う。Msの所員だった建築家の 「林敬一」 さんとの出会いや、現代計画の江川さん設計の「今田町の家」 を施工させていただいたのも、木童さんや三澤さんとのつながりからだった。その後、江川さんとは「目神山の集会室」 の施工などを通して、石井修さんの「目神山の家22」へと繫がる。
そして、その元を辿れば、美建の石井修さんや、石井先生の話にもよく出てくる、吉村順三さん。また、現代計画の民家型工法などにそのルーツがあるのかもしれない・ ・・・・。
そんな事を、いままでの感謝を込めて、三澤さんとお話をしている間に、あっというまに、セミナーの時間になった。まず、
木材開放試験室を見学する。つい先日、弊社の木造3階建てで、
初めて使った「モイス」の強度試験をしていた。
これも、何かの偶然だな・・・・と、E教授と歩きながら会話をする。
広大なキャンパスを少しだけ散策しながら、研修室で、セミナーを受ける。あっ、 講師をしているのは、以前、Ms設計の所員で、その時、うちで施工した住宅の担当の辻さんだった。彼が設計をした 「道の駅 美濃にわか茶屋」の説明を受ける。ウッドマイルズ等、 その説明の上手さに驚きながら、設計事務所の所員だった頃からの月日の流れを垣間見る。ほんの数分間の車の中会話だったけれど、 久しぶりの話に、花が咲く。
その後、風の通りぬける「道の駅 美濃にわか茶屋」を実際に見学し、食事をする。
軽く食べようと、そばを頼んだのに、出てくるまでに、ものすご~く時間がかかったのは、のんびりとした、でも一生懸命働いている、 美濃の人たちの姿を見ると、それは、仕方ない事だよなぁ・・・・と、考えている私がそこに居て、そう考えている事自体が、私には、やっぱり、 大阪人の「いら血」が流れているのだ・・・・・と、脳裏で、ブツクサと心が彷徨っていた。
皆は、観光バスへ。私は自分の車へ。一緒に、ちょっとだけ「うだつの上がる町並み」 に立ち寄る。
文句なしの秋晴れ。うだつの町並みにひと筋の飛行機雲。のんびりと流れる時間感覚。
うだつの町並みの脇道の駐車場の奥に見える蔵。その破風の漆喰の白と錆びたトタンの風合い。それがなんとも感じいいなぁ・・・・と、 E教授と立ち止まって、会話をしながら、お互い、しばし、写真撮影。
皆と別れて、駐車場に向かう。その途中で脇道へ。秋晴れの中。3本の飛行機雲と2本のうだつのコントラストが美しかった。
そうそう、その和菓子屋さんで、「栗きんとん」を買った。
2008年10月12日
MOTTAINAIを考えてみる秋
奈良・大和郡山へ、土地と家を見に行く機会があった。家のまわりに、稲穂が黄金色になってゆさゆさと揺れていた。秋だなぁ・・・・・。
和泉の現場に行くと、その庭に、栗の木があって、 イガイガとした栗が土の上に落ちていた。
小さい頃、栗拾いに連れて行ってもらった記憶が蘇った。 あの不思議なトゲトゲのボールを手で拾い上げる時に、
イタイイタイと言いながらつまみ上げる、その感覚。背後には、町内を練り歩く、 「だんじり」の音と掛け声と歓声が響いていた。
秋だなぁ・・・・。
施工中の清見原神社に立ち寄る。久しぶりに天気が良く、秋のうららかな日差しが、楠木を照らし、境内に、 何だか平和な光と影をつくっていた。
その境内で、宮司さんをはじめ数人が集まって、何やら穏やかなケンケンガクガク。板に描かれた絵を集めて、ジグソーパズルのように、 絵を合わせていた。これはこっち、いやこっち、あれこっち。
既存の拝殿の瓦屋根 を銅板屋根に改修するために、瓦をめくっていると、その野地板に絵が書いてある・・・・・と、驚いて、 現場監督のM田くんが、写真付きで報告してくれた。その絵付きの野地板を一枚ずつはがし、集めてられて、境内へ。
私も、参加して、絵をあわせてみる。
きっとこれは、忠臣蔵が描かれてあるのやぁ!。この兜は誰のぉ?豊臣とチャウ!徳川やでぇ!。刀で切られてるわ!。 文化財で鑑定してもらって、神社の宝になるんとチャウ!。いやいや、大した絵とチャウから野地板に使われたんとチャウか!。 それでもひょっとして、売れたら神社造営のたしになるのとチャウ!・・・・とチャウ!・・・・・とチャウ!、・・・・・・・と、 なんとも平和で、たわいのないチャウチャウ論争をしながら絵合わせをしていると、お昼になり、三々五々それぞれ、昼食へと向かう。
きっと、冬の身の引き締まる寒々しい境内でもなく、話が聞き取れないほどの大きな音を響かす油蝉が鳴く、 あのうだるような暑さの夏の境内でもなく、穏やかで、心地良い気候の秋のその日の境内をして、皆をそのようにさせたのだろうなぁ・・・・・。
MOTTAINAI。モッタイナイ。もったいない。
描かれた野地板が神社の拝殿の屋根に使われていた、その写真を見て、そんな言葉が脳裏をよぎる。 その絵の描かれた板を野地板として使おうと、誰が言い出したのだろうか?当時の大工さん?当時の宮司さん?誰?
そういえば、先日、関西の大学が集まって、解体される公団住宅の一室を借り受け、
大学単位で、学生、自らが、設計し、施工する、リフォームのイベントがあった。ちょっとした縁で、
K大学の学生の作業をほんの少し、アドバイスする事になった。
黒い床に敷き詰められたビー玉。その黒い床はモルタルではなく、段ボールの床なのだと。 段ボールを黒く塗り、一個づつ穴を空けて、ビー玉はめ込んでいったそうな・・・・・。それは、この後、すぐに解体した時に、 元通りの状態に戻せるようにするためで、モリタルの床では、機械で床を「はつる」必要があって、段ボールならすぐに元どおり・・・・。
建具なども手作りしていたり、既存のものを利用したり。プロの技術は使えないけれど、自分たちが出来る、 簡単なやり方で工夫した施工が、あちらこちらにいっぱい。ヘタウマの温かみのある心地良さ。
30年ほど前の私の学生の頃は、「リフォーム」という考え方そのものが、授業の対象や、ましてや、 学生の興味の対象になる事はなかった。それが、「いま」、学生が積極的に、リフォームとかリノベーションとかいわれる考え方に興味を抱き、 そして、それを楽しむ時代のようだ・・・・。「MOTTAINAI」精神と同じ何かがありそうだな。
そうそう、この夏、N女子大学の学生からメールがあって、中古住宅を買って、リフォームする人の意識調査をして、 卒業論文にしたいので、うちで施工したT邸を紹介して欲しいと・ ・・・・。学生が、そういう事に興味を持つことに興味を持った。「いま」という時代を学生はどのように捉えているのだろうか・・・・。
Tさんの快い承諾もあって、ご紹介をする。そして、続けて、その他のうちで施工をした「中古住宅を購入してリフォーム」も。只今、 その調査が進行中なのだと。さて、それは、どんな調査結果となるのだろう・・・・・・。
つい最近、そのT邸に訪問する機会があった。腰ほどの高さだったミモザの木が、 リフォームしてから5年ほどの歳月で、2階の高さまで、成長していたのには、正直、驚いた。打ち合わせの時は、まだ、 奥さんのお腹の中にいた子供さんも、大きく成長していた。
輪廻転生。MOTTAINAI。もの思う秋なのだ。
(その2)
中古住宅を購入してリフォームをした「Tさんのお宅」を売却する予定だそうです。興味のある方は木村工務店まで、
お問い合わせ下さい。
2008年10月05日
光と影
内部解体の事を「内ばらし」と私たちは呼んでいるのだけれど、その「ウチバラシ」されたリフォームの現場に行く。 2階の畳が廃棄処分された床と壁を見ると、あぁ・・、なんとも、美しい「光と影」が。
しばし、おもわず魅とれていると、現場監督のT田くんが、「すきま風で寒いでしょうねぇ・・・・」と、背後から声がする。そうそう、 魅とれている場合じゃないのだ。隙間を何とかするのが、工務店の仕事なのだと、我に返る。
それにしても、隙間から漏れる光って、綺麗だなぁ・・・・。
ウチバラシをしてみると、基礎の土台を取って、レンガを敷き詰めてあった。 ビックリした現場監督から会社に連絡が入る。おそらく、土台が腐っていたので、新たな木の土台に取り替えるのを、 レンガがにしたのだろうなぁ・・・・。レンガなら腐らないし・・・と考えたのか?
しかし、耐震性を考えると、全くもって、問題だらけで、さてさて、どうやって、解決しようかと、社内で議論する。 そういう問題を考えながら、解決していくのは、リフォーム工事の独特の魅力のひとつでもある。
もちろん、それは、施工者側の手前味噌で、勝手なおもいであって、当のお客さんにとっては、それはなんとも腹立たしい問題で、 思わぬ出費も発生するわけで、こちらとしても、何だか、申し訳なくおもう。ウチバラシのいわゆる「爪痕」を見て、施工者として、 どのようにして行かなければならないのかと、反省させられることが多い。
そういえば、昨日は清見原神社の上棟祭があって、
その祝宴の席で、現監督のM田くんが、ぼそっと、『150年後か200年後の人に、「おぉ、ちゃんと、
床下に潜れるようにしてくれてあったでぇ」と言ってもらえるのが、楽しみです』・・・・と。
さまざまなリフォームやメンテナンスに立ち会ってきた経験からでた言葉なんだとおもう・・・・・。
完成すれば厳粛なる弊殿となるその予定の場所で、本殿に見守られながら、社員や大工や手伝職が集まって、 祝宴を開かせていただけたのは、「まだ、今は、工事現場やでぇ」という弊社会長の言葉と、清見原神社の宮司さんの理解があってのことだった。
大工が加工場で刻み続けた、梁や斗(ます)や肘木(ひじき)や彫刻を見上げながら、ワイワイガヤガヤ。・・・・・・。いつものように、 羽目を外し過ぎて、危うく、本殿のバチが当たりそうになる、その直前で、宮司さんの一本締めで、お開きとなった。
多くの人々が立ち去ったあと、静かになった本殿。壁の出来る前の、柱だけが林立する、 スケスケの隙間だらけの空間にライトアップされる「光と影」が美しかった。宮司さんと弊社T桝くんと3人で、暫し、静かな時空を体感する。
そうそう、その同じ日に訪問したお宅の、土曜日のうららかな秋の日が差し込むその居間の、 ちょっと変わった窓のとりかたによってうまれる 「光と影」にも、不思議な印象を持ったなぁ・・・・・。
「光」は点けたり消したり出来るけれど、「影」を、点けたり消したりするとは言わないよな。と、少し哲学的に考えてみるのは、 秋がやってきたからだとおもう。
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