2008年07月20日
それぞれの夏がはじまる
そろそろ、蝉が鳴き出した。まだ、大合唱とまではいかないけれど、ついに夏だ。と、私の五感が自覚したようにおもう。つい、さっき、 近所のひとと顔を合わしたら、「今日は、暑いね・・・」「ほんま、今日は、むちゃくちゃ暑いは・・・・」と慰め合ったところだ。 夕方になると、吹く風が、なんとも生暖かいのだ。昼間に貯まったアスファルト道路の熱が、夕方になると、放出されているからだろうか・・・・ 。皆で、打ち水が必要だな・・・・。
どうも、本日は、35度を越したらしい・・・。散髪屋さんに行くと、張り紙があって、「クーラー故障のため臨時休業します。」だって・ ・・。確かに、汗をかきながら、散髪してもらう姿を想像すると、辛いな・・・・。その張り紙を見て、奥方の顔がチラッとよぎった。それは、 我が家のクーラーの取り替えが、 ぎりぎり、間に合って良かったなぁ・・・と、実感した瞬間の事だ。そういえば、今週は、現場に行くと、汗がぼとぼとと、吹き出した・・・・・ 。
昨日は、木村工務店としては、はじめての事だけれど、建築家との家づくりをオープンハウスとして、お見せする機会を持った。 「雑誌では見たことがあるけれど・・・・。実際の建物をこの目で見るのは、はじめて・・・・・。」と、そんな、少々の困惑と、 新鮮な空間体験とが入り交じった、微笑みで、あふれていた・・・・。
生野区の住宅密集地に建つ、建坪が9坪ほどの家。施主、自らが3週間かかって施工した壁の白いペンキ塗り仕上げ。
設計者と施主で一緒に造る家具製作。施工者と設計者と施主の協働作業による屋上緑化・・・。屋上には亀の水槽があって、
その下地鉄板が居間の天井に見えるではないか・・・・・。3階のLDKとその屋上緑化スペースとの不思議な関係性・・・・・。
そのLDKと屋上で過ごすマジックアワー・
・・・。
最近は、建築家との出会いをプロデュースする会社が流行っているのだけれど、工務店の社長ってのは、元来、 プロデューサーとしての役目も多いにあって、これからは、そういうスタンスとして、いろいろな建築家の家を体験できる機会を、ささやかな、 オープンハウスとして提供できればと思う。
興味のある方は、土曜日の午後1時~5時の間に開催する、「建築家と一緒に造る家 オープンハウス」にお越し下さい。と言っても、 次回の予定は、2~3ヶ月先かも・・・・。
最近は、「中古住宅を購入し、全面的なリフォームして住む」というお問い合わせも、わりと多い。購入前に一緒に現地を見て、
アドバイスする場合もあれば、購入後にプランやコストの打ち合わせをする場合もある。
ホームページに、掲載している例でいくと、東灘・
T邸 : 国分・
S邸 :北田辺・
N邸 :八尾・
K邸 : 城東区・
K邸 などが、そうで、プランとコストの問題も含めて、アーダコーダと打ち合わせを何度も繰り返しながら、
ようやく新居への引っ越しとなる。 引っ越しをしてから、2年後に、第二期工事を施工した家も。
そんな訳で、これも、弊社としては、はじめての試みだけれど、「リフォームのオープンハウス」それも、 「中古住宅を購入してのリフォーム」を開催しようとおもう。まだ、詳細は未定だけれど、8月2日(土)の午後1時~5時の予定なので、 こちらも、興味のある方は、ホームページで案内しますので、是非、よろしくおねがいします。
社内では、暑気払いと称して、居酒屋で、宴会が・・・・・・。
現場の前に停車していた大工さんの軽自動車に乗ると、サンバイザーやバックミラーが映像モニターとなって、ヒップホップがガンガン流れる・・
・・・。「オレの唯一のプライベート空間なんやでぇー」って、笑顔の大工。
今朝、なぜか、5時に目が覚めて、なぜか、「世界の日の出」
をまた見て、なぜかシャワーでも浴びて・・・・。今、これを書きながら、大工の言葉を思い起こしてみれば、これも、
唯一のプライベートな時間ってことになるわけだ・・・・・。
それぞれの夏がはじまる・・・・。
投稿者 木村貴一 : 2008年07月20日 21:32 « 苦楽 | メイン | クーラー »