2008年03月02日

24時間スキーバスツアーと協働作業

毎週日曜日にブログを書こうと、不退転の決意を持って、そうしているわけでもなく、なんとなくそうしようと、決め、そうしていると、 それを続けることが、「それなりに元気で、やってますよ」というような告知のような気がして、それで、ある時から、もし、今回、 書くの止めたら、読んでくれている人から「どぉうしたのぉ」なんて、思われるのでは・・・というような、ヘンな、「影」に怯えている「私」 がいて、それが、妙に、可笑しい。

前置きが長くなったのだが、今、このブログはどこで書いているのかと言えば、岐阜の高速道路の渋滞で、停車と、 のろのろ運転を繰り返しているバスの中で書いている。なんで、そんな状況になったのかと・・・・。

社員と協力業者の有志が集まって、スキーに行こうということになった。大阪からスキーに行こうとすると、 いろんなスキー場があるのだが、だいたい車で3時間以上はかかる。そして、渋滞。

そんな事情があって、うちの社員も大工も協力業者の職人さんもなかなか行けない・・・。車の運転、出発時間、 その他もろもろを考慮すると、「おっくう」になってしまう、行くには、それなりに「根性」がいる。

なんとかして、10人~20人ぐらいで、スキー(スノボ)に行こうよ!というととなった。それで、何時、どのようにして、と考えた。 泊まりがけは日程調整が大変だし、お金もかかる。じゃぁ、車で。となると、誰が運転するのぉ。という事で、それもややこしい・・・。

という訳で、バスの夜行日帰りという事にした。20代30代の若手ばかりだから、大丈夫だろ。まず土曜日に行こうと考る。 バスでしんどい思いをしても、明日が休みだから・・・・。ところが、皆の仕事の日程調整がつきにくい。すったもんだのあげく、 急遽土曜の23時出発の日曜日の日帰り、スキーバスツアーに決定された。この3月2日を逃すと、雪が心配だった。

そうすると、ブログを書く時間を作れないかもしれない・・・。じゃぁ、何時、書くのぉ。まぁ、今回は、休刊日としては・・・・。 う~んそれは・・・・と、「例の影に怯える私」。それで、出発前に書こうと考えて、集合時間の2時間前にこんな事を書きだした。

 



気が付いたら、3月だ。気候の変化が激しい。少し風邪気味だ。えぇ、もう2ヶ月も過ぎたのかと、 今年になってからの自分のブログを振り返ると、現場の話が少ない事に気が付いた。

そういえば賞状を、二枚もらって、一枚はINAXの全国プランニングコンテストで、弊社の設計の田中耕治くんが優秀賞を頂戴した。

      P1110640P1110642
        P1110643

土地探しからお手伝いし、中古住宅を購入してリフォームをした家だ。勿論、設計施工なので、設計者だけでなく、 見積担当者と現場監督と大工と、そして何よりもお施っさんとの協働作業のたまものだとおもう。この場を借りて、お礼申し上げたい。 詳細はホームページでお伝えしようとおもう。

もう一枚は、森小路教会という教会を施工させていただき、その竣工式にあたる、献堂式と呼ばれる式典があり、そこで、感謝状とともに、 聖書を頂戴した。皮カバーが装着されてあって、手に持つと何とも言えない重厚感を感じた。質感の良い紙をめくると、「初めに、 神は天地を創造された。」とあり、それから数行だけ読んで、静かにページを閉じた。その閉じたときの本そのものの質感が、 何とも言えず気持ちよかった。

 P1100993P1100991
 20080225082629009_0001P1110004
この建物も、設計施工であって、設計者、見積者、現場監督、職人さん、 そして何よりも信者の方々との度重なる打ち合わせによる協働作業から出来上がったのだなぁと、こういうものを頂くと、改めて、 そんな気持ちになる。

・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・


ところが、どうもノリ悪く、完結しなかった。23時にバスが出るではないか、あと30分。えぇ~い取り敢えず、 スキー鞄にノートパソコンを放り込んだ。23時、定刻にバスが出発する。

       P1110646

写真をみるとせまくるしそうだ。本当は、中型バスの予定だったのが、日程を土曜日から日曜日に変更した事と、 人数がなかなか決定しなかったこともあって、バスの配車が巧くいかず、突然マイクロバスに・・・。それは、ないよ・・・。かなり、窮屈。 まぁ、しゃぁないか。

それにしても若者は元気だ!出発前から居酒屋で前夜祭をして、ハイテンションでバスに乗り込む。ゆったりりしたバスで、 ゆっくりと寝ながら・・・・、という予定が、バスは窮屈、そのうえ、テンションの高い若者が、一晩中騒ぐ・・・・。

朝4時、スキー場に着くも、5時から滑るのだぁ!と準備をしだし、ゴソゴソガヤガヤ騒ぐ現場監督T。え、スキーを5時からするのぉ? と、もはや「おじさん」になってしまった私は、一瞬、困惑するが、何だか、そおいう勢いのあるエネルギーが嬉しい。

       P1110643

5時のスキー場とリフト売り場を初体験する。 リフト券売り場に行列。そして月。滑っている人が意外に多いことに、 またビックリ。兎に角、ドタバタと30歳前後の若者がバスからゲレンデに飛び去って行く。50歳前後の私と材木屋シンちゃんと、 急遽同行することになった、 うちの息子2人の計4人が取り残され、7時までバスで仮眠をとる。

それでも、8時にはゲレンデを4人で滑っていた。そして、かなりの時間が経過してから、ようやく何人かの仲間と遭遇する。

      P1110652

そして、お昼。昼食を食べると睡魔が襲ってきた。もう、今日は、これでスキーを止めようかな。体力的にも・・・、気力も・・・ と思っていると、ポツポツと仲間が食堂に集まりだした。不思議なものだ。一緒にいて、若いエネルギッシュを受けると、 何となくやる気になってくる。

      P1110661

昼からは、ほとんど全員で一緒に滑ることにする。ちょっと張り切って頑張ってみる「私」。皆で記念写真をパシャ。

      P1110681

朝5時から夕方の4時まで 滑り続けるそのエネルギーは若さの特権だな。おじさん二人は、その力に助けられ、 無事怪我もなく、ここ数年の中で、最もよく滑ったスキーとなった。若い人たち! ありがとう。

ところで、流石に帰りのバスでは、行きのバスの中でのバカ騒ぎが懐かしく思えるほど静まりかえっている。依然として、 道路渋滞はまだ続く。渋滞と静かな社内、そして、帰りがけに、お風呂屋さんに立ち寄ったので、身も心もスッキリした事で、「例の影」 が私に忍びより、ブログを書くようにと静かにせまる。そして、私はノートパソコンを鞄から引っ張り出し、座席でこうして、このブログを書く。  

    P1110695

まぁ何と、到着は23時、初めて体験する24時間スキーバスツアーだった。

 

投稿者 木村貴一 : 2008年03月02日 23:26 « 愛慕 | メイン | はいはい »


Share (facebook)