2008年11月23日

現場!LOVE&PEACE

こんなタイトルは、確かに気恥ずかしい・・・。love&peace って言葉自体がどうも胡散臭いじゃぁないか。 ともおもう。グーグルで検索すると、 そんなタイトルの井筒監督の映画があったらしい・・・。ドラマもあったらしい・・・。どちらも見ていない・・・。

てっきり、「ウッドストック 愛と平和と音楽の祭典」 や「ジョンレノン」などが上位に来るのかとおもったら、全く違った。いつまでクリックしてもなかなかそれらが出てこなかったので、 途中で止めた。かなり、時代感覚を取り違えていたのだなぁ・・・・・。

こんな話になったのは、そうそう、社内で、ウダウダと話をしている時の事だった。いやぁ、べつに、 大きな規模の世界平和を訴えたいわけでもなく、ただ、工務店という職業の、その目の前にある、現場が、 love&peace であればエエんとちゃぅのぉ・・・・と、もちろん、前後の文脈があってのことだけれど、ふと、言ってみた。

次の日、大工さんにも、冗談ぽく言うと、「うん、エエなぁ」なんて、真顔で頷かれたのには、正直、こちらが驚いた。とは言っても、 平和ボケしたようなダラーとした現場もイヤだし、キビキビとした現場がエエのだけれど、戦場のように殺伐とした現場も、 ギスギスした雰囲気の現場も辛い・・・と。

まぁ、そんな現場をディレクトする現場監督は確かに、たいへんな職業なのだ。職人さんと、設計士さんと、施主さんと、それに、 そこの会社の方針という 4者の間に入って love&peace を唱えるわけだから、これは確かに、たいへんだな・・・・。

そうだ、これには、伏線があった事に気が付いた。先日、ある木構造の講習会で、「名古屋大学名誉教授平嶋義彦先生」 の特別講義があった。話は、いろいろ面白かった。縄文ファンの「私」としては、桜町遺跡木組みの話など、 もっと突っ込んだ話を聞きたかった・・・・。「都市は農村の反映である」なんて言われて、へぇ、そんなふうに考えたことなかった・・・・ と少々驚いた。

その懇親会での事。テーブルを囲んだ人との会話で、ある設計士の方が、分離発注を2回ほどしたが、 やっぱり、たいへんしんどくて、もう、二度としません。やっぱり、現場監督はたいへんな職業ですわ・・・・と。

別のある人が、先日まで、現場監督をしていたのですが、全ての責任を現場監督が背負うので、そうそう耐えられなくて・・・・、 辞めました。今は・・・・・。やっぱり、現場監督はしんどい職業ですわ・・・・・と。そんなこんなで、「現場監督はたいへんな職業だ」と、 事前に脳のどこかにすり込まれていたのだ。

それと、なぜか、縄文のものづくりが結びついた。その講義に出てきた縄文のものづくり。それと、偶然、先日、京都のM設計を訪れた時に、 縄文遺跡の平和なムードと、そのものづくりが話題になった。そして、その会話が、脳の別な部分に、しばらく、停泊していた。

その京都での会話は、20代30代の頃に、私たち家族がキャンプする場所は、必ず縄文遺跡のある周辺に、決まっていて、 その遺跡のある周辺は、山の幸、海の幸、に恵まれた、平和なムードの場所で・・・・。そして、それは、奥方にとっては、 全くもって迷惑な旅で・・・。とにかく、最終日には、エエホテルに泊まるという条約がきっちりと締結されていて・・・・ という会話が発端だった。

現場監督、縄文、平和なものづくり、、そうそう、巷のテレビで話題の大学生大麻・・・・が、なぜか、ウッドストックを呼び起こし、 愛と平和が結びついたのかもしれない。まぁ、そんな、こんなで、木村工務店の現場にニコニコマークと共に 

     

と、貼り付けたらどぉ!と大工に聞くと、それは、ちょっと怪しいシュウキョウダンタイと間違われるのとちゃいまっか・・・・ と、 なだめられた。

 

 

投稿者 木村貴一 : 2008年11月23日 23:00 « 不思議な味 | メイン | ぼやくぼやく »


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