2009年12月13日

忘年会

気が付いたら、「忘年会」という季節になっていて、という事は、もうすぐしたら、お正月がやって来るわけで、それにしても、「そわそわ」するような気分でもなく、それは、「私」だけの事なのか、いやいや、世の中の景気というものが、そうさせているのか、と考えて見るものの、メディアで騒いでいるほどの、「景気」に対する実感に乏しい「私」がいて、きっと、少しずつ、「季節感」と「景気感」を喪失しているのだな・・・・・・。

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会社の忘年会があって、いつものように、社員と大工さんと手伝いさんの28名ほどでした。雇用関係としての社員は、その半分ちょっとなのだけれど、大工さんたちとは、言わば、ファミリーのような関係で、やっぱり、一緒でないと、とっても寂しいのだ。

現場で造る、一点ものとしての、「ものづくり」には、「ハート」の結びつきが必要なのだろう。「職人さんたちとのエエ関係なくして、エエ家は出来ない」と、気付かされる事が、今年は、何度かあって、私がこうして、3代目として引き継げているのも、先代と先々代が、長い時間を掛けて培ってきた「職人集団」があっての事だ。と、先代から諭されたのは、つい先日の事だった。

先々代が亡くなる2年ほど前に、今まで「世話になった」協力業者を集めて、一席を持ちたいと号令をかけ、ミナミの寿司屋さんで、ささやかな宴を開いた。その日の事を、ここ最近、思い出すのは、先代の言葉を聞いてからだ・・・・・。

「工務店というのは、桶の「たが」の役目とちゃいまっか」と、協力業者の防水屋さんの社長が、私に諭してくれたのも先日の事だった。我々協力業者は、曲板のようなもので、柾目で丁寧に局面加工された板が、しっかりとまとまり、水一滴も漏らさないで機能するには、「なんぼエエ板使って、丁寧に加工してあっても、「たが」が、しっかりとしてへんかったら、水がだだ漏れでんがなぁ・・・・・」と。

DSC00450 宴会での2時間が、あっというまに過ぎた。数十名での2次会も深夜まで及んだ。3次回も深夜の深夜まで及んだようだ・・・・。時には、馬鹿騒ぎも楽しい・・・。翌朝、いや、正確には、当日の早朝になるのだろう、出社すると、会社の和室で、3名ほどが爆睡していた。3人が交代で3度起こして、ようやく目覚めた後は、爆発した頭髪を気にしながら、元気に現場へ飛び出して行たのは、「若さ」だなぁ・・・・・・。あっ、そうそう、もう既に、若くもない、所帯主のK林さんが、その中に混じっていて、若者以上に元気だったのは、木村工務店の関係者なら、誰でも知っている都市伝説でした・・・・・。

さてと、ドラマは滅多に見ないのだけれど、「JIN」だけは何となく見ていて、初回を見逃していたのが、再放送されたので、先週はそれを見た。やっぱり再放送するぐらいの人気なんだ。今晩、楽しみに、見てみようと思う・・・・・・。

投稿者 木村貴一 : 2009年12月13日 16:23 « この時期 | メイン | モニュメント »


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