2007年03月18日
ギャオ
GyaOから送られてくるメールを何気なく見ると、 「レゲエの神様ボブマーリーが甦る」というタイトルだった。何気なくメールをクリックをして、GyaOのホームページから、やっぱり、 何気なくその映像を見だした。何気なく、脳と人差し指が連携して、何気ない無意識に支配され、 何気ない行動のよに自分自身をよそおいながらも、実は、その奥底には、19歳の時に見たボブマリーのライブコンサートの思い出が、 そのように振る舞わせていたのだと思う。
確か、大阪のフェスティバルホールで、二人の女の子と3人で見た。女の子という言葉を発しながら、いまの年齢を考えると、けっこうな、 おばちゃんになっているんやろうなぁ・・・・と、自分の姿を顧みず、ちょっと想像してみて、ぷっと吹き出しながら、 当時の事を思い出してみた。その当時の「私たち」にとっては、ものすごく感動をするコンサートだったのだろう。2、 3日後にあった大阪厚生年金会館でのコンサートにも、3人で、当日券を買って、行ったのだ。今となっては、 そのボブマリーのコンサートでの会場の雰囲気そのものと、3人でコンサートへ行ったというその体験そのものが、 なんとも私のハートを暖かくさせてくれる・・・・・・。
その映像の中で、レコードの制作者側からの視点が語られていたのが、興味深かった。ひとつのスターを産み出すための編集作業。 そのプロデューサー曰く、ボブマレーにとってのプロデューサーというより翻訳者だ。というような事を語っていた。そんな感覚がええなぁ・・・ ・とおもった。
そうそう、うちの工務店の設計は、どちらかといえば、創造性豊かな設計というよりは、編集作業に近いとおもう。 お客様の思いを翻訳するという作業に近いかもしれない。様々な要素を最適に組み合わせたり、今回の家造りにはふさわしくないから省いたりと・ ・・・。様々なトラックに録音された音を最適に組み合わせたり、新たな要素を付加することによって、ロックにアレンジしたりと・・・・。 そんなスタジオでミキシングをしている姿に似ているのかもしれない・・・・。お客様の潜在的なイメージを編集しアレンジし、世の中に、 家として産み出す作業。そんな設計だとおもう。
そう言えば、当時、所有していたボブマレーのレコードは、息子に渡り、今は、東京のアパートで、 壁のインテリアとして飾られているらしい・・・・・・。
投稿者 木村貴一 : 2007年03月18日 19:50 « ケアンズ | メイン | 1200の夢 »