2013年05月05日

「街道をゆく」

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司馬遼太郎の「街道をゆく」のように、ロードバイクで大阪から竹ノ内峠を越えて明日香に向かったのだけれど、なんともそんな感じにはならなくて、どちらかと言えばスポーツ志向の方が強くなりすぎた、そんな5月3日ゴールデンウィーク後半初日の出来事で、ウィリエール代理店キタムラくんと、木村工務店社員オオムラくんとの3人「旅」だった。

自転車で散歩的なサイクリングをポタリングと呼ぶらしい。ロードバイクで走ると、どうもスピード志向とヒルクライム志向になってきて、ポタリングになりにくいのは確か。「まちのえんがわ」を出発地にし、平野郷の町中を通り抜け、大和川の土手を走る。朝の8時前の大和川沿いはジョギングやサイクリングや散歩をする多くのひとが、雲ひとつない晴天のゴールデンウィーク初日を楽しんでいて、とっても平和な雰囲気。途中、ロードバイクを乗る人とすれ違うと、こんにちわ。と挨拶するのは、登山道で行き交う人と挨拶するのと同じで、それが、いまでもちょっと不思議な感覚。

石川沿いから竹ノ内街道に入ったのだけれど、途中から旧街道を走らず農業用のグリーンロードに行ってしまった。それなりのアップダウンをそれなりにシンドイ思いをしながら高度を稼いで、気付いたら道の駅まで到着し、そこから峠まで、えっちらおっちらと漕いで峠越えをした。確かに登山で頂上に到着したのと同じ感覚がヒルクライムにはあって、小さな峠でも喜びが溢れる。でも、あっ、「街道をゆく」を逃したのだ・・・。ウィキペディアの「街道をゆく」にはこんなふうに書かれてあって、

街道・みちに視点を傾けることで、交通という視点から、日本そして世界の歴史を展望するのが、この紀行集の特徴である。

ロードバイクで「街道をゆく」を体験してみたいのだった。太古のひとたちが難波の宮から明日香まで歩いた道。なぜ明日香なのか。なぜ藤原京なのか。なぜ平城京で平安京なのか。そしてその集落と民家。「街道とみち」から歴史を垣間見たかった・・・のだけれど、まぁ、走るだけでほとんど終わってしまって、でもロードバイクに乗るという、とっても心地良い躍動感がしっかりと体に刻み込まれた。それこそがロードバイクの魅力なのだろう・・・。
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そんなこんなで、このゴールデンウィークの4日と5日は家族3人で、「出雲の神々」を旅し、出雲の出西窯で陶器を買い、玉造温泉で宿泊し、松江で鯛めしを食べたりしたのだけれど、あぁ、ロードバイクを積んで、出雲の「街道をゆく」をしたかったなぁ・・・。

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なんていう旅の想い出が、映像となって通り過ぎながら、大阪の自宅でブログを書く「いま」と「ここ」。 明日6日は、ゴールデンウィーク・フェアウェル・ガーデンパーティでもしながら、ゴールデンウィークの想い出とこれからのコトを幾人かのひとたちと語り合おうかと思う。5月7日より木村工務店では通常営業です。

投稿者 木村貴一 : 2013年05月05日 23:59 « 結婚記念日 | メイン | 「まちのえんがわ」の素 »


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