2014年08月24日

建築と「顔写真」とNYの休日2

まちのえんがわ建築模型製作ワークショップが本日の日曜日のお昼からあって、1回目の吉村順三の軽井沢の山荘、2回目の安藤忠雄の住吉の長屋と製作し、3回目の今回を何にしようかと木村工務店の設計部の3人と相談している時に、コルビジェのサヴォア邸とかが候補にあがったのだけれど、そりゃぁ、大きすぎて、時間内の製作は無理でしょぉ!となった。それでいけば、フランクロイドライトの落水荘も製作してみたいが、当然ながら3時間ほどの時間では、やっぱり到底無理だろう。じゃあ、コルビジェの小さな家でも良さそうだが・・・、なんて話しながら、建築の雑誌をパラパラめくっているうちに、藤森照信の高過庵が目にとまり、これどぅ・・、そうですね、これいけそうですね、試作作ってみますわ。なんてのりで、「タカスギアン」が、今回の製作模型に決定された。

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参加者全員の模型を並べてみると、こんなコテージが立ち並ぶリゾートを造ってみたいなぁ・・・、こんなリゾートへ旅してみたいな・・・と想像を巡らしてみたのだけれど、DSC05917そうそう、この「高過庵」を実際に見たのは、偶然で、「旅の出合い(北斎富嶽三十六景 甲州 )」にその時の記録があって、この時期あたりから「建築巡礼」を「旅」の楽しみに組み入れてもエエかなと思えるようになってきた。建築を志すひとたちにとっDSC05918ては、二十歳代から実際の建築を見て回るというのは、とっても大切なコトなのだけれど、「私」の20代30代40代のそれぞれの「旅」に「建築巡礼」の要素など、あまりメインでなく、50代にして、ようやく、それが楽しくおもえるようになった。十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。なんて言霊があるが、ようやく、50にして天命を知り建築を志す「私」なのかもしれない。

メンタリティというコトバは、(意識する心理状態のこと。行動や発言の根底にある、通常、表に出てこない心理的な、人それぞれの、内部統制の状態。合わせこみをしてない場合は、持って生まれたもの、環境によって、人によっては、ばらばら。)なんだそうだが、私のメンタリティを形成する要素に「建築」があるわけで、それも建築を設計するという要素以上に、リアルなものとして建築を完成させる経験値が、心理的な何かを形作ってきたのだとおもうのだけれど、もうひとつは、20代に「JAZZ」のレコードを毎日のように聴き続けたコトが、私のメンタリティの何かを形成しているようにもおもう。勿論、それ以上に、祖父母や両親や子供など「家族」とか、奥方をはじめとする「女性」とか、精神世界のブッタをはじめとする数名の「精神世界の巨匠」の影響もあるのだろうし、最近では「会社」というそれも「木村工務店」が大きく影響しはじめているのだろうし、小路とか生野区とか大阪という身近なところから日本という国まで含めた「風土」の影響も大きいのだろうし、まだまだ、考え出したら切りがない・・。

その私のメンタリティの何かを形作る「建築」と「JAZZ」が「NYの休日」と必然的に結びつく訳で、「建築巡礼」を旅のメインテーマとして楽しめる歳になったコトも手伝って、その「NY建築巡礼」をナビゲートしてくれたのが「長男」で、ちなみに彼は、W大の文学部に「長期滞在」しながら、後半は建築の専門学校とWスクールし、卒業後は、代官山にあるM設計で、建築の設計を学んでいる身で、文学部サブカルチャー好きの下地があるからなのか、もはや私を遙かに上回る有名建築の知識があって、この「NYの休日」でもインターネットと本を駆使して、NYのビル建築は勿論だが、フランクロイドライトの落水荘やルイスカーンのエシェリック邸やフィシャー邸の正確な場所を調べあげて、NYから往復1200kmレンタカーの旅を二日間で決行する事になった。

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ブルックリン橋で、NYの高層建築を背景にして写真を撮る若者たちで、まったく日本的でない光景で、あらためて、いまNYにいることを実感した最終日の写真なのだけれど、「私」も建築を背景にして、様々な場所で、自分撮りしたり写してもらった訳で・・・。

リアルタイムの「フェースブック」上では・・・・


 木村 貴一 8月11日

ニューヨーカー。

写真: ニューヨーカー。
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 木村 貴一 8月11日

ニューヨーカーというよりも世界一のおのぼりさんの仲間入り。

写真: ニューヨーカーというよりも世界一のおのぼりさんの仲間入り。
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    •  Kitamura Keisuke
      お祭りですか?すごい賑わい!木村社長これで晩御飯検索してください。New Yorkerのステーキハウスです。 http://newyork.navi.com/special/5041420
      誰もが大好き♪NYのステーキ特集。香ばしく焼かれた分厚いお肉にかじりつきたい!肉の種類から焼き方までステーキオーダー時に役立つステーキガイド。
    •  木津田 秀雄 今度は顔も写ってますよ!
    •  木村 貴一 タイムズスクエア、光り輝いてたわ。じゃあ、ステーキにしょか。
    •  ネルル プチ なんか素敵なお土産をください
    •  榊原 節子 木村さん。なんか、とっても笑った写真です。楽しそう!で、ちょっぴりウラヤマシイ
    •  木村 貴一 長男との二人旅なんです。また、お会いした時に、旅の話でも…。
    •  橘 明夫 そういえば盆休みでしたね(^_^;)
      次の写真は口まで写ってそう(笑)
      良い休暇を♪
    •  大塚 伸二郎 ちょっとずつ、顔の全景がわかるやつですね。
    •  橘 明夫 大塚くん
      あんまり言うと、逆に戻るかもしれませんよ(笑)
    •  榊原 節子 ぜひ! 近々、イベント、セミナー行きますね!
    •  木津田 秀雄 やっぱりライブハウスでしょ!!
    •  川田 亮一 似てる。気付いてませんでした。
    • 大村 拓也 貴一さんは毎回顔ちょこっと写ってるだけやのに、後ろの大きい子いきなりほぼ全貌が明らかになってる笑
    • 佐藤 稔 凄く素晴らしい感じです。うわぁーって伝わり嬉しくなります。
    • 木村 貴一 そうそう、キタムラくんのメッセージに従って、昨晩、キーンズで、ポータハウス食べてきましたわ。
      • 木村 貴一さんの写真
    •  巽 光三 http://www.nycparamount.com/
      Paramount Hotel | New York Hotel | Times Square Hotel

  木村 貴一 8月11日
ミース、シーグラムビル、あっ、美しい。
写真: ミース、シーグラムビル、あっ、美しい。
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    •  太田 康仁 僕がニューユークに初めて行った時に、最初に所長に連れて行ってもらったのがシーグラムビルでした。
      所長いわく、”ニューヨークの他のビルは、これから始まった”。
      なんかメッチャ納得した思い出があります。やっぱシュッとしてますね
    •  木村 貴一 確かに。
    •  木村 貴一 中から見える天井の照明がエエ感じで。
    •  太田 康仁 なんか、”どっしりしてるな!”と感じた思い出があります。また行きたい!

 


  木村 貴一 8月11日

サーリネンがエエ。

写真: サーリネンがエエ。
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木村 貴一 8月12日

グッゲンハイムへサイクリング

写真: グッゲンハイムへサイクリング
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NYから500kmドライブして、落水荘へ。

写真: NYから500kmドライブして、落水荘へ。
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    •  薩美千佳 うぉぉぉ〜!!落水荘☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
    •  加藤 博久 かぶれて戻って来てください。
    •  吉田 公彦 あ、とうとうそこまで僕たちが学んだアメリカの建築史をあるいておられますねえ!
    •  Kentaro Masuda わぉ!ステキすぎます。
    •  阪口 勝行 素敵な夏休みですね。
    •  今井 貴恵子 素晴らしい〜
    •  大塚 伸二郎 実際見ると、スケール感がイメージと大分違うとか。ええですね〜
    •   加藤 博久 ライトXマイルス期待。
    •  Noriko Otsuka わあ〜!!!
    •  木村 貴一 カトウさん明日の朝で、そろそろ建築巡礼遊び終えて、夜遊びますわ。
    •  藤村 信夫 すごい!もっと写真みたいです。
    •  加藤 博久 木村家本舗で報告会しましょ。
      「シャチョーのニューヨーク漫遊記」
    •  木津田 秀雄 左したに幽霊が!と思ったら社長でしたか。うらやましい〜。大学一年の時にパースを描かされましたが、その美しさを理解できずに描いたのでやたら横長になっちゃった事を思い出しました
    •  木村 裕美 顔いらん。
    •  大瀧 珠乃 うらやましい〜
      今設計中のある会社のテーマが落水荘です
      また、土産話楽しみにしてますね
    •  澤木 久美子 いいな~、いいな~いいなぁ~~~~!!
    •  居藏 宏幸 うわぁ〜!!!かっこいいです〜♪


 木村 貴一 8月13日

ペンシルベニア大学のルイスカーン、俺も建築志そうかな…。

写真: ペンシルベニア大学のルイスカーン、俺も建築志そうかな…。
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木村 貴 一 8月14日

カーン、エシェリック邸、なんと、住人の方に中を案内してもらった…。

写真: カーン、エシェリック邸、なんと、住人の方に中を案内してもらった…。
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    •  加藤 博久 あ、ここは羨ましい。
    •  加藤 博久 顔は大きいけど、抜群のスケール感が伝わってくる。
    •  木村 貴一 大きいけど、カワイイってコトですよね。
    •  加藤 博久 あ、「家のほうは」が抜けてました。
      つまり、裕美さんと同じ意見です。
    •  野田 優介 一生で一度見てみたいです。我が家の計画はこの邸宅から始まりました。

 


 木村 貴一 8月14日

フィシャー邸でカーンの旅も終わり。とにかくカワイイのだ。

写真: フィシャー邸でカーンの旅も終わり。とにかくカワイイのだ。
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    •  青木 麻純 シャチョウ「ですよっと…。」がないですよっと…
    •  加藤 博久 「サカネくんの家」に負けてるんちゃいますか。


  木村 貴一 8月15日

MOMA、流石、美しい、中庭

写真: MOMA、流石、美しい、中庭
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 木村 貴一 8月16日

ブロイヤーのホイットニー美術館へ

写真: ブロイヤーのホイットニー美術館へ
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    •  巽 光三 ホイットニーいいですよね。


これが、フェースブック上にアップした「建築と顔写真」で、それに対して現地と日本の間でリアルタイムのコミュニケーションがあり、ここにあるコメントに励まされたり刺激を受けたりしながら「NY建築巡礼」を続けた訳で、この場を借りて、あらためて、コメントを頂いた皆さんに感謝申し上げると共に、このブログを書きながら振り返ってみると、それはなんだかエエように言い過ぎだけれど、芭蕉が旅に出て俳句を詠んだように、いまここの「メンタリティ」を「建築と顔写真」と共に、伝え、シエアーしたかったのだとおもう・・・。

投稿者 木村貴一 : 2014年08月24日 23:59 « 流しソーメンと「カウンター」とNYの休日3 | メイン | ニューヨークの休日 »


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