2009年11月29日

ものづくりにちかいいち

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もう秋晴れと呼ぶには、限りなく冬に近く、かといって、冬と呼ぶほどの気候でもない。京都では紅葉が真っ盛りだと、朝刊の写真にあって、紅葉を見に行くのもエエなと想いながら、パソコンに向う・・・・。


DSC02889(1)「ゆず」をもらって、それに、母親が、数日おきに「ゆず」を届けてくれる。「ゆず湯」に入ったらどぉ!という事だろう。確かに、お風呂に入れると、独特の香りがして、血行がよくなり、気持ちがエエ。冬の楽しみでもあって、実に、日本的な習慣で、ところが、それが、秋というのか、冬というのか、とにかく、その辺りの季節感がとっても曖昧な昨今・・・・・。

DSC02908家庭内での一連の掃除ブームがあって、レコードを無造作においている棚を掃除していると、レコードが聴きたくなり、弟が保管してくれていた、レコードプレーヤーを届けてもらい、何十年ぶりかで、レコード盤の上に針を置くという、動作をした・・・・。

DSC02749DSC02830DSC02752DSC02832DSC02833DSC02757 DSC02755DSC02834DSC02764 大学生、数十人が、うちの会社を見学にくる機会があって、学生達が、魅力的に感じる、小さな工務店とは、どんな工務店なんだろぅ・・・・。どんな現場監督なんだろぅ・・・。どんな設計者なんだろぅ・・・・。どんな大工なんだろぅ・・・・。と考えさせられた。

今年一番の忘年会が、一昨日にあって、それは、祖父の代から40年以上も営繕工事等をさせて頂いている、上場企業だ。その企業のある方が、言うのには、「企業が大きくなるにつれて、協力業者との関係がシビア-な金銭的傾向と、品質品質品質という傾向の比重が、かなり大きくなり、人間的な「情」のある付き合いの比重が、めっきりと減る。それは仕方ない事であるけれど、良い商品を創り、産みだそうとすると、協力業者との人間的な「情」のある付き合いがないと、出来ないのでは・・・・・」と、語る。

「ものづくり」に、限りなく近い位置で、建築をつくる小さな工務店でありたい。協力業者とも人間的な付き合いが出来る工務店でありたい。と、妙に、センチメンタルな気持ちになるのは、今、この、背景で、レコード盤からの、古い、懐かしい音が、プチプチという雑音を交えながら、流れているせいなんだろう。

さて、これから、ライトアップされた、紅葉でも見に行こうかと想う。

投稿者 木村貴一 : 2009年11月29日 14:12 « モニュメント | メイン | 老舗 »


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