2007年08月12日
お盆休み(屋久島その1)
10年前に屋久島の縄文杉を見に行った。それは、長男が4年生の時で、帰りのトロッコ道を泣く泣く歩き終えた喜びが、 小さいときの楽しい思い出のひとつだと、18才頃に語った。
歩き終えた荒川登山口の誰もいない満天の星空の駐車場で、バーベキューをして、キャンピングカーで寝て、 次の日の早朝に尾之間温泉に行って、入った温泉の熱かったこと。前の日の筋肉痛と相まって、その熱い熱い温泉に浸かった記憶が体に宿る。
それで、10歳離れた次男が5年生になったので、このお盆休みに、屋久島に連れて行って、縄文杉を見に行こうと計画した。 のんびりとくつろいで、楽しいお盆休み・・・・、のはずなのだが、お盆が近づくにつれて、何となく奥方の顔と態度に緊張が見える・・・・。
そういえば、奥方は、10年前の縄文登山の後、「もう「歩き」はこれで、終了。ショッピングやったら、なんぼでも歩くけど・・・、 山歩きはおしまい」と宣言し、他のどんな事より、それだけは忠実に守っている。
あのダラダラと続くトロッコ道の枕木に歩幅をあわせて歩く苦痛・・・。行きはまだしも、帰りのあの距離の長さ・・・。その事が、 記憶として強烈に残っているらしい。それに、あれから10年。気がつくと、40台の後半だ。最近、運動もしていないし。自分自身を眺めると、 ダイエットが必要な体かも、ビリーさんのキャンプに入隊したいワ。と嘆きが入る。
今回は、飛行機で行って、ホテルに泊まって、ゆったりと縄文杉を見に行くワ。と、10年ぶりに履く登山靴を出しながら、 次男のためにと、無理矢理、自分に言い聞かせている姿が、なんとも可笑しい。時折、二人だけで行ってきてぇ。私はホテルで待つワ。と、 やっぱり泣きが入る。確かに、10年前と比べて、老化に向かう自分自身の身体をお互いに、ひしひしと感じているのだ。
そんな訳で、今、屋久島のホテルにいる。出発の日の朝の大阪は快晴で、暑かったのに、鹿児島あたりで、雨になり、屋久島に着くと、 曇っていた。地球儀で見れば、小さい日本。それでも、飛行機で移動して、天気の変化を見ると、日本も広い。と感じる。
夜の9時。外はかなりの雨が降っている。明日、登山の予定だけれど、いったいどうなるのだろうか・・・・?。経験したが故に、 1回目より2回目のほうが、気が重くなる。っていう物事って、多々あるよなぁ・・・。顛末は、後日、報告するかもしれない?
という事で、木村工務店では、8月12日(日)から16日(木)まで、お盆休暇を頂戴しております。お問い合わせ等は17日以降に、 よろしくお願い致します。
投稿者 木村貴一 : 2007年08月12日 21:24 « 屋久島その2 | メイン | 響き »