2010年02月14日
オリンピックのある日曜日
オリンピックが始まっても、そんなに楽しみにしている訳でもなく、どうしても見るのだとおもう訳でもなく、ところが、朝からテレビをつけると、モーグルの予選がやっていて、見てしまうと、妙にドキドキして、それに、日本選手が滑る前は、こちらが緊張している。そういう自分自身の中に垣間見る、人間心理が、おもろい。
上村愛子が滑る前は、見るの、どうしようかなとおもうぐらいになっていて、そういう「私」がおかしい。それに、そのあとの特集番組もついつい見てしまうと、あぁ、メダルを取らしてあげたいなとおもう、そういう心境は、これ、いったい、何なのだろうかね・・・・。
モーグルの決勝が始まると、なぜか、その日に限って、たまたま、家族が家にいて、一緒に見る。日本人選手に一喜一憂し、上村愛子が滑る直前、奥方は、クッションを顔に覆って、見られヘンと、叫ぶ。次男は胸がバクバクしてるわ。と、ゴロッと座るクッションンから呟く。長男は、スツールに腰掛けて、冷静。私は、メダルを取らしてあげたい気持ちと、アカンかもという気持ちの交錯を眺めながら、ソファーの奥方の横に座る。
上村愛子が、滑り、暫定2位のあとが、大変。あと4人で、3人が失敗して欲しい、という、人の失敗を心待ちにする、寂しい気持ちに、少々の罪悪感を感じながら、皆で一喜一憂する。それだけ、誰もが上村愛子のがんばりを認めて祝福するものの、あと一歩のアグレッシブで挑戦的な滑りが、なかったのかも・・・・と、私の内面では、呟いていた。そういう意味では、失敗したものの、里谷多英の滑りは挑戦的だった。
最後の二人の選手が滑る前の表情を見ると、あぁ、上村愛子のメダルが遠のいていくのを予感させる、気迫と、挑戦的な雰囲気があって、それに、滑る姿に安定感が同居していて、確かにミスもなく・・・・と、凄いねぇ。メダルを取るためには、繊細さや慎重さだけでなく、挑戦的なエネルギーも必要で、相反するものが同居していないといけないのかね・・・・・・。上村愛子が素直な涙を流す、あのインタビューに涙する。
そうそう、そのテレビを見る前には、朝、お風呂に入ったのだ。11日の祝日の朝は、高井田にあるスーパー銭湯に行った。月に2、3度、日曜日か祝日の、朝か夜遅くに、スーパー銭湯に行く事があって、いつもそれなりの人が入っている。そういえば、設計の打ち合わせなどで、皆さんの話を聞いていても、最近の家づくりでは、家のお風呂に力を注ぐ人が少なくなってきて、ユニットバスで充分だという人が多い。近くに、安くて、エエ温泉付きのお風呂が出来たりしているからだろうなぁ・・・・・・。
オリンピックのある、家族で過ごす、日曜日、さて、晩ご飯は、どうしようか・・・・・。
投稿者 木村貴一 : 2010年02月14日 17:53 « 古材の魅力って何なのかね | メイン | 界隈 »