2013年06月02日
「見立て」の旅
本日の日曜日と明日の月曜日は、社員と職人さんと協力会社との旅行があって、今年で57回目にあたるらしい。ものづくりの「チーム」として、家づくりをする。という考え方があって、その「チーム」というのは「社員」はもちろんの事、「大工」さんや「手伝い」さん、それに、さまざまな建築の「専門工事会社」もチームの一員であって、そうそう、その専門工事会社は、木村工務店以外の工務店とも取引しているのだけれど、「精親会」という協力会社の会に所属してもらって、それは、社員を家族に例えるとするなら、精親会のメンバーは親戚みたいな近しい関係なのだとおもう。
旅行という、寝食を共にする共有体験が、お互いのコミュニケーションを円滑にしてくれるのだろうし、木村工務店の「価値観」や「見立て」のようなものを「ものづくりの仲間たち」と共有する役目を担っているのだとおもう。慰安旅行とか研修旅行とか、さまざまな呼び方があるのだけれど、「見立ての旅」を「共有体験」する「遊び」が、研修と慰安の役目になってくれているのだろう・・・。
見立て(みたて)とは、ある物の様子から、それとは別のものの様子を見て取ること。その別の物で対象物を言い表す、一種の言葉遊びとしてもよく見られる。比喩遊びとも言う。
社員や精親会のメンバーを家族や親戚に見立てながら、建物を見学したり、スポーツを一緒に楽しんだり、自然と触れあったり、食べて飲んで酔っぱらって笑いあうのが、それぞれの、陰陽に振れているエネルギーを「リセット」して、ニュートラルな状態に戻す役目を果たしてくれるのだろう・・・。そのためには、旅行を企画する「私」たちも「旅」をさまざまなものに「見立て」ながら「チーム」のメンバーたちにある種の見立てを「シエアー」する努力が必要なのだともう。そんな訳で、毎回、30ページ以上の手作りの「旅のしおり」を制作している。
まぁ、くどくど書いたのは、木村工務店のものづくりの仲間たちにとっては、大切な年中行事であって、6月2日(日)、3日(月)と二日間、特に、3日の月曜日は、木村工務店の現場も、それに「まちのえんがわ」も、臨時休業致しますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。と言いたいがためなのくどくどだったような・・・・・。
そうそう、その「ものづくりの仲間たち」のフライヤーが、かなり出来てきて、社員と大工さんと手伝いさんは、ブルーノートのjazzジャケットからマイフェイバリットを一枚チョイスし、ミュージシャンの写真を自分の写真に置き換えて製作した。専門工事会社の精親会メンバーの会社紹介は、イラストレーターのヤマサキミノリさんに依頼して、只今随時制作中で、それぞれの写真をクリックして、楽しんでもらえればとおもう・・・・。
そういえば、今週は、生野区の納税協会の女性部会というのがあって、そこで、ビフォーアフターに出演した時のお話を1時間ほどして欲しいという依頼で、そのセミナー日が月曜日の事だった。ちょうど、5月の連休明けに、ビフォーアフターのスタッフの方々から、10周年記念のこんなキーホルダーが送られてきて、あれから10年もたったのかぁ・・・と、思っていた矢先のお話。
資料作りのために、当時テレビ局から送られてきた出演依頼のFAXを眺めていると、
必ずやてくる「ハッピーエンド」
驚きと納得の「アフター」を提供していきます。
なんていう、キャッチコピーがあって、確かに、仕事というのは、納得の「アフター」を提供するために努力しながら、お互いに「ハッピーエンド」を迎える事が、大変で、大切な事だな・・・と、この十年を振り返りながら、あらためて、そうおもった。
セミナーのタイトルは「ビフォーアフターからまちのえんがわへ」というタイトルとした。それは、テレビのような、派手なプロモーションも、経験値としては、それはそれで良かったのだけれど、それに、小さな企業としても、プロモーションの必要性は肌身で感じたのだけれど、テレビのような派手でない、もっと素朴なプロモーションの方法がないものかと、何となく模索して思いついたのが、「まちとつながるプロモーション」で、それを「まちのえんがわ」と呼ぶことにした・・・・・。
商品(サービス)の販売、認知、理解、好感度、ブランドロイヤリティの
促進・向上させる一切の活動のことをプロモーションと言います。
ま、その話は別の機会に譲るとして、そんな、「ビフォーアフター」や「まちのえんがわ」をいつもいつも裏方として、しっかり支えてくれているのが、「ものづくりの仲間たち」であって、そんなこんなで、そんなメンバー達と、今日と明日の二日間、「見立ての旅」を楽しんでこようとおもう・・・・。
投稿者 木村貴一 : 2013年06月02日 00:54 « 3秒前に戻したい出来事。 | メイン | 出雲の神々 »