2015年01月18日

ライフスタイルをどのように楽しむのか…

そういえば、お正月の1月4日の朝に体を動かしたくなって、自転車に乗ろうかと思ったが、何となく寒いなぁ・・とおもって、それでランニングをしてみた。家から大阪城まで走って、帰りは東成の商店街から布施の商店街を抜けて、10.5Kmを約1年ぶりに走ると、心肺能力は自転車のお陰で、そんなに息も切れず大丈夫だったが、imageまったくスピードはでず、ゆっくりとしたペースでしか走れなかったうえに、次の日もその次の日も足腰がぎくしゃくして、それに比べると自転車の方が、圧倒的に足腰への負担が少ないので、良さそうにおもえるのだけれど、日曜日の朝に走るにあたって、自転車で落車したり、先日の峠の途中で左ふくらはぎが痙ったりした苦い経験がなんとなく蘇る土曜日の夜があって・・・

そうそう、日曜日の朝に、中年の運動不足太りやストレス解消と、意識して負荷をかけた後のちょっとした喜びのようなものを味わいたいがために、ランニングを始めたのが51歳の時で、それが「まちのえんがわ」のワークショップの縁で、自転車の面白さを教えてもらって、ランニングから自転車に変えてみて、4年が過ぎ、合計でランニングで993km、自転車で3092kmほど走っているらしく、おそらくフツウの数字なのだろうが、それでも、日本の国土の長さが約3000kmらしいので、塵も積もれば山となる。なんていう諺をこの歳になってこんなライフスタイルを通じて実感したりする・・・

こんなのって努力とかではなく、まったくの遊びとして継続してたりするなかで、ちょっとした喜びのようなものが湧いてきて、そんなのがなんとなく麻薬的になって、走らなかった日曜日の朝には微妙な喪失感のようなものまで湧いてきたりし、人間の心理ってオモロイなぁとおもう訳で、最近のテレビに、それは脳科学の世界の「ドーパミン」とかの現象として解説してたりするのを見て、なるほど!っとおもいながら、imageそれで、もはや昨年になってしまった12月28日日曜の朝に、走らなかったストレスのようなものが、12月30日の朝に自転車に乗る衝動をかき立てたりするわけで、たまたまお正月休暇だったので、平日だったが、久宝寺緑地で日の出を見て、葡萄坂を上がって、お正月前の信貴山に参拝し、フラワーロードから十三峠を下って家に帰りつくと、微妙な達成感のようなものに喜ぶわけ。

それが、1月に入って、11日の日曜日は寒さと新年会連続疲れを言い訳にしつつ、冒頭で書いたような、自転車での苦い経験を土曜日の夜に蘇らせようとする不思議な心理が働いて、早朝から起きる気力のない「私」が出現する始末で、じゃぁ気を取り直して12日の祝日の朝から走りたい気分の脳内物質が活性化しそうだったが、前日の新年会が夜中の2時まで及ぶと流石に早朝から起きるはずもなく、それなら昼から走ってもエエではないかとおもうのに、融通が利かない「私」も出現し、そして今日の18日の早朝の「私」は、前日の土曜日の夜から少し風邪気味の微妙な体調と寒い早朝を想像する脳と自転車での苦い経験値とめんどくさい気持ちと朝10時から住宅相談会がある日曜日だという心理が、脳内物質をぐるぐるとかき回して、走ったあとの「ご褒美」のようなものすら想像出来ないほど、一瞬の「あーだこーだ」状態に巻き込まれ、それで走らないことにすると、微妙な罪悪感のようなものが発生して、そんなのがランニング中毒のような因子になるのだろうが、ま、年齢がいくに従っておもうのだけれど、バカボンのパパのように、こんな「あーでもないこーでもないようなコト」にいちいち「考慮」せずに無為に事を為すのが良さそうなのだ・・・と、いまここでフィードバックしながら書いていて、そうおもう。

さて、本日の相談会の10時からのAさんご夫妻は、それぞれが趣味でものづくりを楽しんでいるご夫妻で、65歳を過ぎた定年後の戸建てリフォームのご相談であって、ここ数年、私の両親の介護の経験からすると、やはり1階に快適な寝室と収納と便所と洗面とお風呂がバリアフリーで隣接しているコトと、老後に起こりやすいヒートショックの問題を解決するための適切な断熱と気密による温度ムラの少ない室内環境も大切で、耐震もベーシックな問題として解決しながら、日々の暮らしを楽しむことが出来るライフスタイルを建築的にどのようにサポートできるかが、問われているのだろう・・・・。

昼からのBさんは、まだ20代のご夫婦で、うちの長男の同級生の、よく一緒に家族どうしでキャンプに行った娘さんが、ほんとに小さな女の子だったのに、一緒にデートできそうなほどの女子になっていて、会社の同僚の男子が、オシャレな家を造りたいと考えていて、それなら知っている工務店があるので紹介してあげるわ・・・と、一緒に連れだって相談会に来てくれた。

新築が良いのか中古住宅を買ってリフォームする方が良いのかは、家づくりの総予算と、希望の地域の土地価格と、どんなライフスタイルを実現したいかのバランスによるわけで、満足と我慢のバランスのなかで、さまざまな建築的解決法があり、それにインターネットを通じていろいろな家づくりの知識を情報として取得できる時代でもあって、「若くして家を造って定年時にリフォームする」時代なのだろうし、さまざまなライフスタイルで「家を楽しむ」時代でもあるとおもうわけで、そんなのを象徴するような住宅相談会だった。

投稿者 木村貴一 : 2015年01月18日 23:59 « お餅つきというゆるやかなコミュニティー | メイン | 「新鮮な潤滑油」としての新年会 »


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