2007年10月28日

徒弟制度

今日は、秋らしい気持ちの良い天気の日曜日だった。外で、過ごすには、最良の日だなぁ。スポーツの秋だな。と、書きながら、 一昨日と昨日の雨の事を思い出す。昨日は午前中の降水確率が20%だったので、雨は、ほとんど降らないと予想していたのに、 しっかりと雨が降った。

考えてみれば、20%の確率で、雨は降るのです。といわれているのだから、天気予報が、ウソをついたわけではないよな。と、 何だかウダウダ言っているのは、そんな昨日の雨の中で、社員を中心に協力業者の皆さんも一緒に参加して、ゴルフ組と釣り組に分かれ、 スポーツの秋を楽しんだからだ。ちなみに、私は、ゴルフ組に参加。

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業者とのゴルフでの癒着はもってのほかだと、防衛庁では、お叱りを受けている最中でもある。スポーツを楽しむより、まず、 研修でもすれば・・・・。という意見がありそうな気もする。確かに、5年ほど中止していたのだが、丁度、昨年の今頃、ゴルフの会が復活し、 今回が第74回のゴルフコンペとなるらしい。

良き伝統か悪しき伝統かよくわからいものの、74回も続く伝統をゴルフがヘタだと言って、途絶えさせるのもなんだし・・・。 それに終わった後は、自分のスコアーには幻滅するものの、多くの皆さんと、一気にコミュニケーションがとれて、それはそれで、 開催して良かったなぁ・・・とおもう。

そうそう、70歳以上の方が3名、参加していて、受付で、なにやら細かく記名していた。何かね。と訪ねると、 70歳以上はゴルフ費の1000円が、税金として免除されるらしい・・・・。へぇ・・・・・。

などと、今日の天気を見て、思い出しながら、朝のテレビの、サンデージャポンを見ていると、 kameda家の長男の謝罪会見が映し出されていた。親、長男、次男、それぞれの微妙な関係性を興味深く感じながら、 負け方と謝り方というのは、難しい事だなぁ・・・と、それなりに、感心しながら、見ていたら、 昨日の集まった協力業者の人たちの思いがよぎった。

今回のゴルフコンペの幹事は、電気工事の電工舎さんと鉄骨工事の横井金物さんで、どちらも次男さんがうちの担当だ。 協力業者の会長をしてもらっている材木屋さんの岡房商店さんも次男さんが当社の担当。木製建具製作の川端商店さんも次男さんがうちの担当で、 水道工事の協伸工業さんも次男が担当。この6社のうち、5社は兄弟で仕事をしていて、そのうちの1社は長男が亡くなられて、 次男があとを引き継ぐ。もう1社は長男は別の仕事に付き、次男が継いでいる。4社は長男は同じ仕事をしながら、次男がうちを担当する。

それ以外にも、瓦の瓦虎工業さんも兄弟で仕事を継いでいるし、建材を販売するイナバさんも、硝子工事の三木板ガラスさんも、 美装工事の田中美装さんも、解体工事の武市組さんも、塗装工事のサンワ装建さんも、板金工事の松倉商店さんも、皆が、 親からあとを継いで仕事をしている。

親、長男、次男、親からの世襲、親からの教え、親からの離脱、兄弟間の微妙な関係性、家族、それらが、 多くの問題を引き起こしているのだなぁ・・・・。でも、そういう、濃厚な関係性がないと、伝達されない技術とか、伝統とか、 事業とかもありそうで・・・・。

と、考えていると、「徒弟制度」なんていう言葉を思い出した。例のウィキペディアで調べてみると、 書きかけ項目で、協力者を求めています。と書かれてある。確かに、IT業界からすると、もはや死語に近い考え方かもしれない。まぁ、でも、 あらためて、「徒弟制度」という方法論を、しっかりと考え直してみる事も必要だなぁ・・・・と、思えた。

投稿者 木村貴一 : 2007年10月28日 18:38 « 頭を柔らかく使う? | メイン | 空間を指すのではない。「家」とは、心の奥にある特別な場所。 »


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