2008年07月06日

世界の日の出

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夜、ハードディスクに自動録画されたテレビを何件か見ているうちに、気がついたら、そのまま居間で寝ていて、目を覚ますと、 朝の4時過ぎだった。

静まりかえった朝。静止画状態になっているテレビ画面を暫く眺めていると、時間感覚が戻ってきて、おもむろにチャンネルを替える。 ケーブルテレビのディスカバリーチャンネルの「アメリカ横断エコの旅」 という番組で、手がとまる。

「エコ」という言葉が気になるのは、明日からのサミットなど、メディアから様々な影響を受けているからだなぁ・・・・ とおもいながらも、興味深く見る。若者3人が「廃食用油によってディーゼルエンジンを動かすシステム」をバスに取り付けて、 エコな発明者を捜しに回る旅だ。燃料がなくなると、レストランなどを訪ねて、油ものに使った廃油をもらい、バスの燃料にする。

なかなか、カッコエエ、新しい旅のスタイルだなぁ・・・。私も、真似して、そんな旅してみたいナァ・・・・・・。 息子にでも勧めるかぁ・・・・・・。と、眺めているうちに番組が終わり、朝の5時だ。

隣のチャンネルのディスカバリーHDの番組は、「世界の日の出」 で「パタゴニアの日の出」だった。荒涼とした景色の朝の映像が流れ出す。その映像を眺めていると、ソトに出たくなり、デッキに出た。

デッキに座りながらパタゴニアの映像を眺める。都会の朝でも、鳥のさえずりは聞こえている。おもむろに、デッキに置いてある、 向こうの椅子に向かい、座って、過ごす。暫くして、あっちの椅子に行って座り、静かに時が流れる。コーヒーを入れ、また、別の椅子に行って、 座る。そうやって、あちこちの椅子を渡り歩いて座っている間に、どこからともなく、NHKのラジオ体操の音楽が聞こえてきた。あぁ、 もう6時30分だな。と、気づき、この楽しみに終止符をうつ。そして、何とも、気持ちが良い朝だったので、おもむろに、写真を撮る。きっと、 今日のブログを意識した「私」がそこに居たのだ・・・・・・。

「世界の日の出」本日は「日本大阪生野木村家の日の出」って。

パタゴニアと聞くと、スポーツウエアのメーカー以上に、いつも「パタゴニア」 という小説を思い出す。本棚を見ると、まだ、その本があった。パラパラと久しぶりにめくりながら、訳者あとがきを読む。『著者のブルース・ チャトウィンは「聖書」と「奥の細道」をバックパックに入れてパタゴニアに向かった』と書いてあった。

やっぱり、それはそれで、カッコエエ旅のスタイルだな・・・・・。

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P1160352手元にあるその3冊を並べて 、記念写真を撮ってみる。だいたい、「聖書」 が手元にやって来たのは、教会を建築させていただいたお礼に頂いたもので、最近まで、聖書に触れる機会がなかった。この頃、 たまに、眺める。

そして、この「おくのほそ道」はいつ頃、手元にやってきたのだろう・・・・。思い出せない・・・・。裏をみると平成2年重版とあり、 きっと、1990年頃に買ったのだ。

「パタゴニア」の最終ページをみる。1990年7月10日初版第一刷発行とあり、18年前の今じぶんに買ったのだなぁ・・・・。え、 ひょっとして、「おくのほそ道」と一緒に買ったのぉ・・・・?

当時の「私」を思い出してみる・・・・・。いまいち、記憶がはっきりしない。そんな記憶の糸をたぐりながら、 何気なくインターネットで、 アマゾンのパタゴニアを見ると、 1854円で買っているのが、4,960円~18,000円もするではないか・・・。

P1160353一瞬、18,000円で売れた映像が目の前をよぎり、嬉しい気分に浸る・・・・。それから、 この本をよく見ると・・・・、うちのは、もう裏がボロボロで、商品価値がなさそうだ・・・。あぁ、残念。「早起きは三文の徳」 なんて言葉が目の前を通り過ぎていく・・・・。


この朝の「出来事」を奥方に話すと、
「なんや、もう、おじいさんみたいやでぇ」って・・・・・。

 

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投稿者 木村貴一 : 2008年07月06日 15:14 « クーラー | メイン | 大阪 »


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