大工の意地

ここのところ、事務所の一階にある加工場で大工の若手棟梁ササキ君が林敬一建築設計事務所によるタグチハウスの構造材を加工していました。


最近の木造建築の構造材は、プレカット加工といって工場でコンピューターに入力するとほぼ自動で機械が材料を加工して出来上がるのですが、ちょっと複雑な部分になると当社の場合材料を会社の加工場にひきとって大工の手で加工することが多いのです。


今回も屋根の合掌組、寄せ棟、垂木の落とし込み部分を手加工しています。

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なかなか屋根の勾配や高さが複雑で構造材を仮組しながら加工を進めて行くのですが、現物の寸法を計る前に下の様な図板から勾配、斜め寸法等を計算して加工しています。

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そこは大工のちょっとした意地でしょうか。
ガンバレ、棟梁。

byトミマス

2012年09月28日  個別表示へ ⇒
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木拾い

今日は、総務のミカワさんが、9月30日に行われる、(ケンチク椅子のすすめ・建築家と大工ワークショップ)で使用する材料について、「数量とか価格を教えて欲しい」とやって来ました。
参加される方に作ってもらおうと考えている図面があるので、そこから木拾い(きびろい)を指導しました。

私、 「合板は24?のサブロクで、杉材はニイチとサンイチのジョウとニケンで使って・・・・・・」
ミカワ、「・・・・・???????」

こんな具合です。

ちなみに、サブロクは、3尺×6尺の大きさで、ニイチ、サンイチは、それぞれ2寸×1寸、3寸×1寸でジョウは約3mニケンは約4mのことです。
そういえば、建築業界独特の言い回しで一般の人にはなかなか伝わらないことはいっぱい有るようです。

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図面とにらめっこで頑張るミカワ女史。

byトミマス

2012年09月06日  個別表示へ ⇒
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天敵だ?。

本日、30年ほど前に施工させて頂いたお宅から「先週の大雨で雨漏りが・・・・」と電話がありました。

現場に伺うと天井にシミが。
丁度その上の屋上部分に有る排水ドレンの廻りの劣化が原因と思われるのですが、聞くと「普通の雨ではなんとも無いのに」との事。

短時間の大雨、長期間の長雨、横殴りの風による叩きつけるような暴風雨と、雨の種類により漏る場所、漏り方が違う事がよくあります。
ひとまずは、ドレン部分の改修をという事になりました。

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下の写真は、瓦屋根の(サラシ)と呼ばれる部分の銅板屋根です。
このお宅も当社が30年以上前に施工させて頂いた建物ですが、銅板が変色して、穴が空いています。 特に瓦屋根からの雨だれがあたる部分が酷いようですが、酸性雨の影響だといわれてます。IMG_6663IMG_6663-1IMG_6663-2

建築屋にとっては当然、(雨=雨漏り)となり、天敵ですが、瓦屋サンも板金屋サンも防水屋サンも、よく 「雨が降るから漏るし、降り続くと仕事にならんし、でも世の中から雨が無くなったらワシらの仕事も無くなるな?」 みたいなことを言いながら頑張ってくれています。

みなさん、 雨にも負けず・・・・・ です。

byトミマス

2012年08月20日  個別表示へ ⇒
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それぞれの変わりよう。

リフォーム工事をさせて頂いてると、着工前と完成時で「かなり変わったな」という物件が有りますが、下の写真もそういった仕事の中の一つでしょうか。

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先日、無事に完成引き渡しとなりました、タカヤマ建築事務所さん設計のJ邸リフォーム工事の着工前と完成間近の様子です。

RIMG1767__[2]

そして、こちらは、まちのえんがわの前で廃材プランターに植え付けたハーブの成長です。

RIMG1762__[1]

そして、緑のカーテン計画、順調です、もうすぐ美味しいゴーヤが・・・・・・

byトミマス

2012年07月24日  個別表示へ ⇒
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道具について

光るどろだんごと「左官工事ワークショップ」で少し展示をしていましたが、
下の写真は、左官屋さんの仕事道具のごく一部です。
日々、左官仕事を見てきた者でも珍しい道具が結構有ります。

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これは、当社の裏の工場からの階段の踊り場に展示して有る大工さんが使わなくなった鉋(カンナ)です。

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そして、これが、見積をするための7つ道具・・・・・・
三角スケール・蛍光ペン・シャープペン・電卓・パソコン等々・・・・・・

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皆、それぞれの道具で、ガンバッテイマス。

IMG_8829 緑のカーテン計画順調です。

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byトミマス

2012年07月05日  個別表示へ ⇒
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社内検査。

先日、アルファヴィル一級建築士事務所による 西宮I邸新築工事の引き渡し前の社内検査に行ってきました。
内部は、大体の工事は完了しており、洗い屋さんのトライ・オノの小野さんが作業しておりました。

RIMG1810RIMG1790

見ての通りこの建物は、中も、外も、真っ白けなのでなかなか洗い屋さん泣かせです。

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まして当日は雨模様でしたので外壁の下の方の雨水の跳ね返りまでぞうきんで拭いてくれていました。

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洗い工事の完了箇所には小野さんの直筆のこんな張り紙が・・・・・・ご苦労さんです。

byトミマス

2012年06月18日  個別表示へ ⇒
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長ホゾ込み栓

木造建築の構造材の継手で、柱と梁(はり)桁(けた)を接合する方法として【長ホゾ込み栓】という方法があります。

下の写真で上が【柱の長ホゾ】真ん中が【梁のホゾ穴】でホゾをホゾ穴に差し込み抜けないように堅木で梁と柱のホゾを貫通して【栓】を打ち込みます。
このとき【栓】を打ち込む穴をわざと少しずらしてお互いが引き寄せ合うようにするらしいです。

IMG_6503ホゾ加工
IMG_1740ホゾ穴加工
IMG_0200込み栓

また、加工場で柱のホゾを大量に加工するときこんな機械を使います。

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柱をセット→4枚のノコギリの刃が同時にジャーン→出来上がり

効率よく仕事をするためには、やっぱり道具も大事ですね。

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緑のカーテン計画進行中!

byトミマス

2012年05月31日  個別表示へ ⇒
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緑のカーテン計画

 

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当社のホームページをよくご覧の方は見慣れた風景ですが・・・・

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今年の夏に向けて、こんなものをそろえてみました・・・・・

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と、いうことで少しでもこの夏を涼しげに過ごすために、【木村工務店・緑のカーテン計画】で(まちのえんがわ)の向かいにゴーヤを植えようかと計画中です。
でも実際のところは【7・8月にはゴーヤチャンプルでビールでも計画】でしょうか?

byトミマス

2012年05月15日  個別表示へ ⇒
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調査隊集合!

先日、ある設計事務所さんの依頼でリフォーム物件の調査に行ってきました。
結構大きな鉄筋コンクリート造の住宅で設備を含めての全面改装の計画ですので協力業者の担当者にも同行してもらいました。
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電気設備工事担当MK電気カヤさん




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給排水設備工事担当協伸工業モリオカさん

 


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ガス設備工事担当鳳工業フドウさん

 

今回は、しっかりとした当時の図面もありますがこの三者に施工中の変更や、老朽化による配線配管の腐食、新しい設計プランに沿った設備計画を専門的に調査してもらいました。

実は、設備関係の協力業者さんは、この様に事前の調査から、工事完了後のお引き渡しの時の器具の取り扱い説明まで行ってくれますし、その後のメンテナンス等も有りますので、お客様と意外と長いお付き合いになっています。

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こちらは、リフォームの構想を思い描き1人たたずむ設計者。

byトミマス

2012年04月24日  個別表示へ ⇒
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長屋リフォームのお祓い

これから着工のタカヤマ建築事務所さん設計のJ邸リフォーム工事の契約と近隣への挨拶回りに行ってきました。
物件は古い長屋の建物を親戚の方から譲り受けて若いご夫婦が全面改修されて住まうということです。
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内部は以前に住まわれていた方が自分で手を入れたようでなかなか凝った造りになっています。

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長年空き家でしたので、お酒とお塩をお供えして関係者で建物のお祓いと工事の安全祈願を行いました。

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今回伐採することになった庭の樹木もお酒とお塩でお祓い致しました。
難しい工事ですが、なかなか、面白い建物になりそうです。

byトミマス

2012年04月05日  個別表示へ ⇒
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職人さんの定例ミーティング

工事部長のトミマスです。

今日は、3月の21日ですが毎月20日前後の夕方から当社の常傭の職人さん(大工さんや手伝いさん)が集合してミーティングがあります。
RIMG1618議題は、現場の進捗状況の確認や、今後の現場割り当て、安全教育や、時には各方面からの情報による今の建築技術についてのシャチョウからの講義等です。

 


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こうして書くとカタイ会議のようですが、テーブルには恒例のキャベツ焼きと缶ビールが有り、ワイワイ・ガヤガヤと約1時間ほどで終了します。

 


大工さんと他の職人さんは、日々現場で一緒になることは多いのですが、意外と違う班の大工さん同士が顔を合わすことは少ないので、お互い刺激し合ってくれれば良いなと思います。

それでは、また、1ヶ月安全に気をつけて頑張って下さい。

byトミマス

2012年03月21日  個別表示へ ⇒
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不審者発見?

工事部長のトミマスです.

RIMG1617おや、誰かが空き家をのぞいています、不審者発見か。

 

 

 

いえいえ、実は既存建物の解体撤去の見積に同行してくれてる解体業者、大和産業開発のドキさんです。

我々の建築業界では、解体業者さんがお客様に直接お会いすることはあまり無いのですが、解体を伴う新築工事の場合は、まず最初に現場に入る業者さんです。

何ごとも最初が肝心ですので、現地調査では建物の大きさや構造の調査もさることながら、前面道路、近隣環境、隣接家屋にも注意をはらって見てくれています。

一見荒っぽい仕事のように思いますが、本人は,意外と繊細らしいです・・・・

雨の中でしたが、小一時間ほどで調査は完了しました,ご苦労様でした。

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庭にはひっそりと蝋梅が。

2012年03月02日  個別表示へ ⇒
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ワークショップに向けてのプチ上棟

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はじめまして、工事全般と見積を担当していますトミマスです。

今日は、当社事務所の1階にある加工場で 、2月19日の板金ワークショップの中で行う予定の【屋根葺き工事】の実演用の下地を製作しました。

当初、「簡単にベニヤ板で・・・・」と、考えていましたが、やっぱりそこは工務店、たとえ仮設であっても木組を活かして造らねば、というわけで、大工のノブヤマさんに杉材を加工してもらい、組みあげ、無事プチ上棟となりました。

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当日は、この屋根下地がどういかされるか楽しみです。
byトミマス

2012年02月15日  個別表示へ ⇒
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