其の七 「地下鉄:小路駅」


●地下鉄工事を待つ大阪内環状線。車の数も少なく、市バスが悠々と走る。昭和50年頃、地下鉄北巽駅付近から、南巽方向を撮影。
[写真提供 大阪市交通局]


●工事真最中の小路駅北西出入り口付近。まだまだ工事に掛かりそうだが、この写真撮影後、2カ月で開通する。昭和56年10月撮影
[写真提供 大阪市交通局]


●当時、小学生たちがもらった「地下鉄千日前線開通記念切符」[資料提供 藤江さん]

まちなみが、大きく変った「地下鉄」工事
 地下鉄千日前線小路駅は昭和50年前後から立ち退きが始まり、着工日を昭和51年8月25日とし、同年後半から工事は始まった。工事は新深江から小路へと南に向かって進み、現場には15〜16メートルの杭が入れられた。工事が終わり開通されたのは5年後の昭和56年12月2日であった。その開通記念の際、東小路小学校の4年生3クラスの児童約120人が、小路駅から南巽間を社会見学として乗車した。駅は真新しく、ホームの壁が色鮮やかで、当時としては珍しく感じられた。

 新深江・南巽間が開通し、大阪内環状線ができたことで、市内中心部へ行くにも、各方面へ行くにも便利になり、地下鉄沿線がめまぐるしく発展していった。 地下鉄工事を待つ大阪内環状線。車の数も少なく、市バスが悠々と走る。

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