其の六 「市バス」


●小路名物、6差路交差点にバスが停車中、本当に民家の中を走る、庶民の足。
[写真提供 大阪市交通局]


●現在の地下鉄小路駅、東出入り口付近にあったバス停留所、今は右側にパチンコ屋がある。
仲良く記念撮影「小路駅」交差点の右が西口酒店のご子息、西口さんは「リカー&フーズにしぐち」
ホームページで通販も営業中! 左はお隣りの市野さんの娘さんです。[写真提供 西口さん]



●昭和15年頃、女子学生が市バスに乗り込む。車両はGMC改造車(米軍の軍用トラック)と思われる。

大阪市バス
大正時代は、市電とわずかな乗用車、人力車が市内の交通機関であった。大正13年7月から民営バスが市内中心部を走り始めた。その民営バス(大阪乗合自動車株式会社)から遅れを取った市バスは、市の周辺部で営業を許可され、昭和2年2月26日に開業した。民営バスは車体の色から(緑色だが)青バスと呼ばれ、市バスも車体の色から銀バスと呼ばれ親しまれていたが、青バスと市バスは市内各地で激しい客取り合戦を繰り広げたため、大阪市は昭和15年に青バスを買収し市バスは路線を広げていった。

昭和18年頃の東小路付近のバス路線は、布施三ノ瀬〜今里間・賑橋(難波)間があり、更に今里〜小坂間も走っており、今では考えられないが、万代布施店前の道をバス路線とし、大二北の大西米店横に停留所があった。尚、料金は開業の昭和2年は1区6銭で始まり、昭和18年には1区10銭。戦後21年は、1区30銭であったが、ひどいインフレで昭和24年1区10円値上がった。
(参考資料 交通局ニュース「大阪のあし」)

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