輝く舞台

新年明けましておめでとうございます。

設計部のハヤカワです。

 

緊急事態宣言が出る前ですが、

改修工事が終わった京都の清水寺の舞台を見に行きました。

 

会社のお昼休憩中、テレビのニュースで工事が終わったことを知りました。

映像で見ると張り替えた床材が、

節のたくさんある床材だったのを見かけ、

少しだけ会社内で話題になっていました。

ということでソーシャルディスタンスを保ちながら見に行きました。

 

 

本堂入口から改修した真新しい舞台がチラッと見えてきました。

 

やはり節はたくさんありましたが、

わかりにくいですが本堂内部の床も節だらけで、

個人的にはそこまで気になりませんでした。

 

新しい舞台の色は、

大嘗祭で見た、黄色でもベージュでもない美しく輝く不思議な色でした。

真南向きの新しい舞台に反射して、薄暗い本堂を照らしている、

美しい状況、空間。

 

新旧が混在するこの状況に

改めて”時間の流れ”を感じました。

そもそも清水寺ができた時は、

すべてこの輝く舞台の色だったわけで、

そのことを考えると昔の人は、

結構現代的だし、

派手なものが好きだったのではないかなとも。

 

 

とにかく、マッシブな物体に水平ラインが強調されて、カッコいい。。。

歴史的建造物という枠を超えた現代建築物だ、、

 

日が当たり、雨ざらしの舞台はすぐに色が変わっていくと思います。

大変な時期ですが、貴重なタイミングに運良く出会うことができました。

 

社会的にみると、現在はすごく暗い雰囲気だと思いますが、

いたるところにこういった舞台のように、

刹那に美しく輝き、薄暗い場所を照らしている状況がたくさんあるのですね。

 

では。

byハヤカワ

まだまだこれから…

さむいです。

設計部のハヤカワです。

 

現在は、計画段階のものが多いので、その紹介をします。

 

↑藤井寺市で計画している新築住宅です。

目の前に古墳があるすごく良い立地です。

中央の開口部からばっちり古墳を眺めることができます。

 

↑木製建具バージョン

 

古墳は、今後もマンションやビルが建物が建ったりすることがない、

永遠のヴォイドであり、その方向に暮らしを開放することができます。

 

開放することによって、

日々の生活に自然の光が入り、風が通り抜け、

時間の変化や四季の変化を楽しめるということです。

単調で変化を感じれない閉じた暮らしより、

開けたり閉じたりしながら、

その場所と一体となるような暮らしが良いと思いました。

 

またソト(外観)からも、古墳に開いた暮らしを感じれるようなカタチにしています。

住宅の外観は、住宅という個人的な持ち物でありながら、社会性のあるパブリックな部分なので、

内部のプライベートな空間を考えるのと同じくらい重要な要素だと思います。

 

 

 

吹田市で計画している住宅のリフォームです。

現況をお見せできないので、どう変わったか分かりにくいですが、

ぐるっと一定の高さで鴨居や素材を変化させています。

 

小さな空間では、仕上げや素材、色など細かく変化させると、

空間が分節してしまい、狭く見えてしまうので、

一定の大きな骨格を決めて、その中で変化させてみました。

 

また、その骨格(鴨居)の高さを低く抑えることで、

重心を低くして、落ち着いた空間になればなと思っています。

 

まだまだこれから。

 

どんどん変化していくと思いますが、

少しでもよい空間になればよいなと思います。

 

では。

byハヤカワ

 

色彩のもつチカラ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

現在進めている富田林市のO泌尿器科リフォーム工事の解体が始まりました。

前に設計しましたF耳鼻咽喉科クリニックのすぐ近くです。

 

 

 

 

 

こちらがその耳鼻科クリニックです。奥にチラッと見える細長い物体はPLの塔です。

ミチに面した小さな窓から子どもがソトを覗いていて、

“ソトからウチが見えること” ”人の気配がすること”によって、

すごく安心感があり、あの高さのあの位置で窓を計画して良かったなと思いました。

そんなことを思いながら、その耳鼻科を通り過ぎ、

現在進めているO泌尿器科の現場に向かいます。

 

現場に着きました。

プランは決まっていますが、解体してみないと分からないこともあり、

内容によっては変更することも多々あるので、少し緊張です。

今のところ大きな問題はなさそうでしたので、計画していたもので進めていけそうですが、

これから現場で打ち合わせを重ね、さらに細かなことを決定していくので、

頑張っていきたいと思います。

 

 

 

外観です。まだ細かな調整がありますが、現段階のイメージは、こんな感じです。

クリニック=ピカピカの浮いた白が多いですが、

今回は白を使うのと同時に、対比した沈んだ色を使うことで、しっかり大地に根を張るような、

周辺環境に馴染んでいく建物になってほしいと個人的に思っています。

あとは、メリハリのある色を組み合わせると

建物が小さく分節されて、立体感や動きが生まれるように思います。

 

 

本日足場が取れたと聞いたので、僕の担当した案件ではありませんが、

少しだけ外観の色彩検討に関わらせていただいた

天王寺区・H邸リフォーム工事の現場を見に行きました。

良い色ですね。

古さや、長屋、洋風、和風など、意味や要素が消えてモダンだと思いました。

現地に行くと分かりますが、周辺環境に浮かずに馴染んでいます。

現在進めている泌尿器科と似た色彩で、参考になりました。

 

では。

byハヤカワ

建物探訪

こんにちは。

設計のハヤカワです。

中之島に新しくできました、こども本の森 中之島 に行ってきました。

安藤忠雄さん設計です。

 

現在は、コロナ感染予防のため入場制限があり、事前予約が必要です。

半月ごとに予約ができるのですが、かなり人気なので、すぐに埋まってしまします。

予約取るのが難しい状況でしたが、友人と人海戦術で取ることができました。

 

図書館に行く前に、淀屋橋駅から北浜駅方面の川沿いに並ぶ、

川に開かれた気持ちの良いテラス席があるカフェで中央公会堂を眺めながらコーヒーを飲みました。

中之島はこれからどんどん開発されていくようです。

中之島を横断していた、車のための黒くどんよりしたアスファルトの道がなくなり、

人間のための街路になるようです。

姫路駅前の広場の再開発や神戸・三宮周辺の再開発など、

中之島も含めて、人と公共交通の関わり方が問われているようです。

 

内部です。

時間制限があるので、本を見たり、建物を見たり、情報量が多すぎて全然追いつかなかったです。。。

 

とりあえず、写真はいっぱい撮りましたのでお見せします。。

 

 

個人的に久々に感動したのは、円柱の空間です。

用途や機能は何もない空間だと思いました。

それがよかったですね。

住宅だと基本的に機能が優先されることが多いので、

何もない“余白”が新鮮で、無限の可能性を感じました。

住宅という機能的なハコに小さな“余白”があると、

どんな生活になるのでしょう。

想像が広がります。

 

ちなみに図書館を出た後は、たくさんの人で賑わう中之島公園でレジャーシートを敷いて、

近くのお店でテイクアウトしたお弁当を食べました。

いつ、どこで、だれと一緒にご飯を食べるかで、美味しさが変わってきますね。

 

 

では。

byハヤカワ

終の棲家

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

休日に京都の一乗寺にある詩仙堂に行ってきました。

 

詩仙堂とは、石川丈山という詩人が隠居のために建てられた住宅で、終の住家でもあります。

 

詩仙堂=凹凸窠(おうとつか)とも呼ばれています。

凹凸窠とは、でこぼこの土地に建てられた住居の意味で、

不思議な場所に建っております。

 

↑アプローチは、ほの暗い竹林を抜けていきます。

 

↑門をくぐると住宅が見えます。

 

↑何度か過去に訪れていますが、いつも感動するのが、

住宅を貫通して、奥の庭園が見えることです。

住宅を挟んで、奥のソトが見えるのが不思議ですごく素敵です。

 

ウチとソトが連続している。

視線が抜け、風が抜け、行き止まりがなく、

呼吸をしているようです。

これは、良い空間の条件だと思っております。

 

↑内部は低くて暗い。

現代は、明るく天井が高いのが良いという流れがあると思いますが、そうとは限らないですね。

建物が建つ場所、環境がどうしてほしいのか丁寧に聞き取ることも大切だなと改めて思いました。

 

↑庭園の美しいグラデーション

良い休日でした。

 

 

では。

byハヤカワ

着色すること

こんにちは。

設計のハヤカワです。

 

今回はまだ計画段階の案件の紹介です。

古く立派な蔵と、その隣に接続している平屋のリフォームです。

 

プランの計画段階では、いくつか検討した案を作成し、

最後に“着色”します。

 

着色は、パソコンでも可能ですが、手書きでじっくり着色していきます。

この手書きで着色する作業が、僕は好きです。

↑着色の様子

 

着色すると、色ムラや濃淡が出て、

平面図という無機質で二次元の世界が、

有機的で立体的に平面図が動き出すような気がするからです。

難しい言い回しになりましたが、簡単に言うと

施主さんや僕自身、生活のイメージがしやすくなると思っているからです。

↑着色平面図

 

単純に、図面が図柄としてきれいなのもプレゼンテーションとしては重要だなと思います。。

 

まだまだ計画段階なので、

地道に進めて行きたいと思います。

 

 

 

では。

byハヤカワ

敷地をこえて

設計部のハヤカワです。

今回は、現在進めている現場の報告です。

 

八尾市・T邸新築工事ですが、

かなり空間が見えてきました。

外観は、まだ隠れていますので、内部の紹介です。

リビング中央に吹抜けと階段があります。

1つの大きな空間ですが、階段と小上りで、細かく分節されて、

小さな居場所がたくさんできました。

1つの大きな空間に、小さな居場所が曖昧にたくさんある方が、

多様で、選択できて、楽しいような気がしています。

 

玄関の靴箱は、大工さんに作ってもらいました。

上から下まで、端から端まで。そういうの良いです。

靴箱という雰囲気ではなく、木の壁の中に靴が収納できるような。

〇〇風とか、〇〇っぽいではなく、

極力意味を感じさせないものが、モダンで素敵です。

 

2Fベランダです。

角地で景色が抜ける場所なので、気持ちが良いです。

 

閉じたプライベートな空間だけで、敷地内で完結するのは、もったいない気がします。

八尾市・T邸は、敷地内で完結せず、

意識的に敷地をこえて、

積極的に周辺環境やマチにまで広がっているような気がします。

住宅の社会性とでも言うのでしょうか。

 

小さな住宅でも、マチのスケールで暮らすこと、

ソトと関係性を持っていることで、

その場所での今後の暮らしに、

多様で彩っていく余白(楽しみ)を残しているのでは思います。

 

では。

byハヤカワ

関係ないようである、日常の風景

設計部のハヤカワです。

仕事とは関係ないようで実はあるかもしれない、

メモのようなブログになりそうです。

 

休日に大阪城公園内にあるカフェに行きました。

驚くことに、その日の少しズレた時間帯に社長も行っていたようで、

似たような行動をしているみたいです。

 

ものすごく、幸せな空間だと思います。

人が思い思いに過ごしていて、楽しそうな風景を見ると、

僕もそんな気持ちになります。

 

風が抜け、オープンで、他者を受け入れ、

常に人の気配がする空間は、

人を幸せにするのだと、改めて思いました。

 

ちなみに木村工務店にある

“まちのえんがわ”や”加工場”も似たような空間です。

↑加工場で行われたワークショップの様子

 

もう一つ強く思ったことは、

大阪城公園という”広場”の中に

カフェや小さなお店が点在していることです。

個人的に当たり前だと思うことが実現できているのは、

行政と民間が協働して、色んな壁を越え、

うまく連携しているからだと思いました。

 

↑大阪城とスタバと噴水とランニングの風景

 

公園は公園だけ、住宅街は住宅だけなんて

つまらないと思います。

混ざるから出会いがあり、化学反応が起きるはずです。

 

小さな個人住宅でも同じで、

多様で豊かな風景は、そういうことだと思っております。

 

では。

byハヤカワ

H鋼

こんにちは。

ハヤカワです。

↑H鋼を立てました。

 

そのH鋼に、外構工事の最後であるチェーンの取り付けをしました。

 

道路と駐車場の境界線をどうするか、

色々と現場で施主さんと監督と模索したのですが、

あまり大げさに既製品を使ってつくるのではなく、

簡易にH鋼と金物を組み合わせてみました。

 

↑簡易な感じ

 

住宅の外構は、建築と周辺環境を繋げる、

あるいは繋がる、とても重要で繊細な部分だと思っております。

 

内部の壁と壁の間が空間だとすると、

建物と建物の間も空間なので、

外部のファサードや外構も

内部の設計と等価に扱うべき部分だと、

日々マチを歩くたびに感じております。

 

プラスティックのようなツルっとしていて、

内部で完結したような閉じた箱が

同じように連なるマチナミを

歩いていて楽しくなるような豊かな風景にならないものか、

小さな住宅でも、やれることがあるのではと思っています。

 

では。

byハヤカワ

 

立場をこえて

車が入りました。

この写真は、生駒市・H邸リフォーム工事の外構部分で、

初めて車を入れてみた時の写真です。

 

勾配や高低差など、悩ましい問題が多々ありましたが、

設計、工事部長、監督や職人さん、施主さんと話し合って、

無事車を停めることができました。

 

車が入る瞬間、

奥に佇んでいるナンバさんはどんな気持ちだったのでしょうか。

 

 

タイルを埋め込みました。↓

建物内部で使ったタイルの余りを使って、

駐車場に向かうスロープに一工夫してみました。

施主さんのアイデアです。クリエイティブですね。

 

↑余ったタイルを埋め込んでいます。

 

立場的には、設計、監督、施主さんですが、

一体だれが設計で、監督で施主さんなのか。

タイルをみんなで埋め込んでいる風景を見た時、ふと思いました。

おもしろいですね。

 

おそらく、協働という言葉をそのままカタチにしたら、こういう状態のことなのだろうか。

楽しいですね。

 

住宅というものは、つくってあげるものでもなく、

つくってもらうものでもなく、

一緒につくるもので、それが楽しみであり、喜びなのだと思いました。

 

生駒市・H邸はもう少しで竣工になりますが、これからが始まりですね。

ゆっくりと時間をかけて、

さらに継続して自分の家をつくりあげていきましょう。

 

 

では。

byハヤカワ

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