冬期オリンピックな週と「ハグ」

会合の帰り、ホテルを出て、橋の上を歩いて、右手の大川を振り向いて、見下ろしたら、こんな景色だった。顔に冬の夜の冷たい空気を感じて、川にゆらめく光が、ちょっと物悲しい感じがして、その川面を割っていくように静かに進んでいく船に、何かの気分を感じたんだろう…..ポケットからiphoneを慌てて取りだして、ちょっと立ち止まって撮影した。

朝。庭の掃除をして、地面に向いて、苔の上の落ち葉を、マキタのブロワーで吹き飛ばしていると、なんか花の香りを感じて、ふと右斜め上を向いたら、侘助のつぼみと開花だった。春が近づいてきたなぁ…..と、ちょっと嬉しくなって、ポケットのiphoneを取りだし、もう一度見上げたら、冬の朝のキリッとした青空が背景に見えて、その蕾を撮影してみたけど、ぜんぜん蕾にピントが合ってませんでしたわっ。
冬期オリンピックな週。
「りくりゅうペア」が金メダルを取ったのを知って、その感動的な演技とインタビューをTVで見て、涙が湧いてくるなっ…..と奥方に言うと、私と対峙していた奥方が、あんた、あんな風に、私を持ち上げて回すことできるかっ!という。私の心像に、すぐ、三浦璃来ちゃんの、あのコンパクトボディーの姿が映し出されたが、目の前には、2.5倍ほどの年齢差があり、2.5倍ほどの体格差もある容姿があって、自分の姿形を判ってんのかっ。無理に決まってるわっ。と心が瞬時に呟いたが、そこは、押し殺して、やっぱり、木原龍一くんに見栄も張って、敬意も表して、そんなん簡単にできるに決まってるわっ!というのが、大阪人の作法であるようにおもう。
ほんならやってみっ!と、こちらにやってくる。大阪のおばちゃんはタイヘンですわっ。ひととおり持ち上げる所作をやって回す雰囲気までやって、やっぱり全然無理やわっ! りくりゅうすごいわっ! 龍一くん凄いわっ! とまでやって、ようやくオチですわっ。こちらとしてはコンパクトボディーの女子を主張したいのに、あの男らしい腰と腕力を持っていない、あんた。を主張してくるかっ。金メダルの表彰台に璃来ちゃんを持ち上げて乗せ、表彰台から持ち上げてスケーティングしながら氷上に降ろすのを「木原運送」とよぶらしい。「木村運送」やってくれるかっ。と言われないことを祈るばかり。
沢山の素敵な「ハグ」をみた冬期オリンピックだったようにおもう。りくりゅうのハグ。璃来ちゃんの横顔が観音像のようだった。スノーボード女子ビッグエアで金メダルの深田茉莉と銅メダルの村瀬心椛が、ライバルでありながらの微妙で熱いハグ。女子フィギアースケートで三位が決定した中井亜美ちゃんへのアリサ・リュウのハグ。銀に涙する坂本花織へのアリサ・リュウのハグ。彼女は何者なんだ…..とおもわせる何かがあるよねっ。ストーリーを見て欲しい!っていう彼女のコトバもカッコエエなぁ。そうそうスケートの高木美帆の1500mの結果をインタビューする姉・菜那さんとのハグ。その他にもエエハグをいろいろ見せてもらったが、ま、そんなのが、心像風景として残るコトに、あらためて気付かされた、ミラノ・コルチナ冬期オリンピックだった。






































