こんにちは。
設計部のハヤカワです。
今回は、仕事の内容ではないのですが、
個人的な活動で、大学の頃から関わっている
京都府八幡市にあるUR男山団地の活動報告です。
ちなみに、その男山団地にある
“だんだんテラス”と”だんだんラボ”という関西大学の地域拠点は、
木村工務店の施工です。
周辺地域の方が、団地内の小さな広場で開催しているイベントの
出し物の配置やベンチの作成&設置など、
会場の設えの計画(お手伝い)をしました。
スロープがあり、バス停があり、ゆるやかに勾配や階段がある
ポテンシャルを感じる小さな広場です。
人やモノの小さな居場所が混在して、人が集まる空間を創っていきました。
特徴的な階段も単に階段としてではなく、
色んな居場所になるように、簡易にベンチを創ったり、
色々と工夫してみました。
↑写真左下
なかなか良い画集を持ってきている方がいたので、
階段に画集をレイアウトしてみました。
ちょっとしたギャラリーのような感じ、、
レイアウトを変えると色んな方が見て、触って、
何冊か売れたようで、良かったです。(僕も買いました)
小さな広場にある特徴的な階段を有効活用するべく、
端材を使って、簡単に移動式階段ベンチをつくりました。
時間による日当たりやその時の景色、
使い方に合わせて、自由に移動や連結できます。
このベンチの足元の支えは、黒く塗装したので、
少しだけ浮いて見えます。
イベント時だけでなく、常設にできたらなと思っており、
実験的に日常的に置いているのですが、
結構色んな方が座って、くつろいでいるらしい、、
ちょっとした工夫ですが、
なかなか居場所として良いのではと思っています。
今回の団地内のイベントの設えを考えてみて、
改めて、単一的な風景ではなく、
色んな人やモノ、居場所が混在し、
複雑多様な環境が美しいと、
そう思いました。
人と人との関係性も
空間も建物も街並みも、
何を揃えて、何を揃えないのか、
その見極めが大切だと思いました。
では。
byハヤカワ