「現場」に行き、大工さんに会うと、「なんだかんだ」と話しかける。どーでもエエ話もあれば、どうしたらエエのかと聞きたい時もある。そうすると、「あーだこーだ」と、返答があって、コミュニケーションがはじまる。それが嬉しいのだ・・・。小さな頃から身近なところに「職人」さんがいてたので、「職人」さんの働く姿に「接する」のが、きっと好きなのだ・・・。
↑ リフォーム工事の構造補強がちょっと気になって、設計担当のカワモトくんを引き連れて、現場に行って、梁の上を歩きながら、キナミ大工と、「あーだこーだ」大工は肌身で感じ取った経験値を語るので、「そうそう、なるほどなるほど・・・」と頷いた。
↑ リフォーム現場で、造作材の加工をするベッショ大工の作業をチラッと見ながら、私「枠材の加工、大変やなぁ・・・。」大工「はい・・・・」ベッショ大工とは、これで充分なのだ・・・。
↑ タニオカ大工のリフォーム現場に行くと、作業の真っ最中で、「終盤になって、ようやく設計さんの考え方が、だいたい解ってきたわ。次やったら、もっと上手く出来るとおもうよぉ」って。歳上の人生の先輩にエラソウに言うのもなんですが、「理解」しようとする努力って、カッコエエですわ・・・・。
↑ 新築の現場で、陽気なフミノ大工に会うと、黙々と作業中だった。後ろを振り向いて、お互いに、「ご苦労さん」「ご苦労さんです」と声を掛け合って、「じゃぁ、頼むわ」と伝えて帰る・・・・。今日は、缶コーヒー飲んで休憩しながら陽気にアホなコミュニケーションするより、一生懸命働く後ろ姿を見ただけで、充分。
↑ ノブヤマ大工のリフォーム現場に行くと、道具類や金物や掃除用具をカッコ良く整理整頓していて、「シャチョウこれどうおもう・・・。」って言うので、ベタベタの大阪弁で、「カッコエエやん!」
↑ 北海道札幌の断熱気密住宅の見学に、うちの現場監督のモリタくんを引き連れて、出向いたのが、昨日の事。そこで、三五工務店さんのご厚意で、工事中の現場を見せてもらって、作業中の大工さんに話しかけると、気軽にあれやこれやと、気密施工のコツのようなものを語ってくれて、その「コトバ」の抑揚の中に作業に対する「理解」のようなものを感じて、長い年月をかけた断熱気密工事に対する技術の積み重ねを感じたなぁ・・・。
by シャチョウ