キッチンQ&A

こんばんは、設計の田中です。
東成区・T邸新築工事の打ち合わせを行いました。

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模型と図面で打ち合わせました。

今日は、ほとんどキッチンの話に終始しました。
キッチンについては、ほとんど初打ち合わせでしたので
一般的なことを含め、よく出る質問とその答えが上がりましたので
忘れないうちに、これから、キッチンを検討される方に向けてもQ&A方式で書いてみます。

Q1:背面収納の吊戸は、いつも脚立に上って使っています。
→はい。それは不便ですね。吊り戸棚は、天井いっぱいに取り付くイメージがありますが
  吊り戸棚そのものを下げて設定するか、吊戸棚の高さを長くするか検討してはどうでしょうか?
カウンターと吊戸の間に窓を取らなくても、窓は天井いっぱいの位置に取り付けたり
すかして、間接照明にしてもオシャレですよ。

Q2:電子レンジや炊飯器など家電関係はどこに置いたらいいですか
→はい。カウンターの上に置いたのでは、生活感があって不細工ですものね。
でも、カウンター上でも、背面をきれいに処理してやれば、ビシッと見えてくるものですよ。
カウンター上に並べるのが使いやすいですが、家電収納として縦に並べてもいいと思います。

Q3:ゴミ箱ってどうですか?
→はい。ゴミ箱スペース作らなかったら通路に置くことになりますよ。
絶対に、キャスター式でしまえるタイプにした方がいいですよ。

Q4:米ビツは、付いていますか。
→はい。年配のお施主さんであれば、当然付いていると思われると思います。
しかしながら、最近のシステムキッチンは標準装備ではありません。ライフスタイルの変化でしょうか
15?巾が取れればビルトイン可能です。
私は、米ビツ派です。

Q5:浄水器はどうしたらいいでしょうか?
→はい。浄水器は、蛇口一体型、独立型がありますが
一体型が便利そうですが、水栓がでかくなってまうので、アイランド型では、デザイン的にいまいちです。
グローエと三菱レイヨンが共同開発したタイプが、唯一、オープンでも使えるデザインです。

Q6:シンクはステンレスOR人工大理石?
→はい。性能的には、ステンレスの方がいいのでしょう。人工大理石の方が固い為、水の飛びはねが多いそうです。
デザイン的には、カウンターが人工大理石の場合はシンクも人工大理石の方が、一体感がでるのでいいのではないでしょうか。
お値段はステンレスの倍らしいです。

Q7:食洗機はミーレそれともパナソニック?
→はい。ミーレは大容量ですので家族の多い方にはぴったりです。性能もいいようです。
国産品は、いろんな機能が付いていますが、容量の大きいものがありません。
少量でこまめに使う場合は、引き出しタイプで使いやすいですが。

Q8:田中さんは、キッチンに立たれることがありますか?
→はい。全くありません。
いつも奥さんに叱られています・・・。
スイマセン

オープンキッチンでは、当然何からなにまで見えてしまいます。
建築的には、納まりや、面材の素材など気を遣いたいところです。
家電だけでなく、冷蔵庫なんかも露出で、結構目立ってきますので配置や納まりなど考えたい所です。

By タナカ

テーブル入れ替え工事

こんばんわ。設計担当のカワモトです。
5年程前に竣工・お引渡しを行った尼崎市・S邸新築工事のダイニングテーブルの入れ替え工事の現場に立ち会いました。
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↑竣工時の時の写真
テーブルはホワイトアッシュの材料でした。
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↑大工さんが取り付け作業中
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↑取り付け完了
一度テーブルを取り外し、新たな無垢の一枚板をテーブルとして取り付けました。テーブルの板は施主様がご用意されました。搬入、取付には大変苦労しました。少し大きいと思っていましたが、取付すると違和感なく取り付けでき、一安心でした。

現場とは違うのですが、日曜日と月曜日に精親会旅行に行ってきました。
今回は2日目にシーカヤックを行いました。初めて体験です。
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海に行ったのですが波も穏やかで曇っていた為日差しもきつくなく、気持ち良かったです。
byカワモト

調剤薬局の設計および監理

こんばんは、設計のヤマガタです。
弊社は工務店なので、建築工事が主な業務なのですが、
今回は「設計、監理」のお仕事のご紹介です。

駅前の元居酒屋さんの建物を、調剤薬局に改装する計画です。
とにかく駅の階段の目の前にある建物なので、企業の旗艦店として
外観、内装を意匠することが目的でした。

ドラッグストアといえば、とにかく商品をいかに陳列し、白く明るく、ですが
このお店は真逆の「落ち着いた」「自然素材の」空間です。

そしてとにかくスピード勝負。「さあ設計を始めましょう」から
「オープン」までなんと3ヶ月!奇跡は起こると信じて走りました。

↓着工前の様子。元居酒屋さんの名残が見られます。
元の写真
↓目の回る設計期間を経て、最終の外観イメージスケッチがこれ。
ガラススクリーン、階段、棚越しに、店舗の中を見せる計画です。
外壁の改修範囲をスチール照明ボックスで囲んで、キリをつけています。
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↓内観スケッチです。
床に無垢のフローリング、棚やカウンターにも無垢材を使用し、落ち着きのある
空間を目指しました。
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↓そして奇跡は起こります。
施工業者さんの、夜間、休日をかえりみない努力のおかげで、
なんとか形にしていただきました。 
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↓現場での打合せで、いろんな変更を加えましたが、内観イメージは計画通り。
壁面の棚に商品や、掲示版、TV等をならべます。
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↓これは待合のベンチです。
このベンチの中は、キッズスペースになっています。
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まだ手直し工事や、備品関係の設置などが残っていて、
これらの詰めが大変です。
その後、店舗のお引っ越しがあり、こちらも相当大変だと思います。

もう少し、あと少し!

by ヤマガタ

オシャレ感と今後の設計。

こんばんは、設計の田中です。
連休明けで、現場もあるのですが、休みの間に、ふと思ったことを書きます。
一応、創造的な仕事をしている為
半期に一度、思い悩むことがあるのです。
最後まで読んでください。

設計をする際に、よくオシャレにしてくださいとよく
言われるのですが、オシャレってすごく漠然とした言い方ですけど
でも、最近何となく、オシャレの意味が整理されてきた様に思うのです

ゴールデンウィークに、瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。
今年で2回目になります。4,5年目に直島と犬島に行って面白かったのでまた、行きました。
今回は、小豆島と豊島に姫路からフェリーで渡って1泊2日の旅となりました。
越後妻有(大地の芸術祭)にも2,3年前に行ってまして、
こちらも、かなり面白かったし十日町の蕎麦がうまかった。

私は41歳ですが、学生時代は90年代の建築や芸術の時代に触れていて
安藤忠雄さん、高松伸さんの建築の全盛期でいわゆるポストモダンといわれる
手法で形だけを追いかける建築の時代で、奇抜な形の建物がたくさん建った時代です。
当時は、そういった建築家の打ち放しのオシャレなカフェでデートをするのが憧れの時代でした。
というのも、東京ラブストーリーなどに代表される
トレンディードラマが人気を集め、必ず、そういう空間シーンが舞台となったからです。
いかに憧れのトレンディードラマのモデルに近づけるかが
当時のオシャレの定義だったのです。
そんな我々、団塊Jr世代と違って、今の大学生含めた20代前後の若者は
どんな子もオシャレに見えます。
憧れのライフスタイルというものを地で行ってる感じです。
トレンディードラマの影響を受けていません。

島に行きまして(前回もそうでしたが)
どうしてこんな僻地の島に、こんなに若いオシャレな男女がいるの?
洗練された豊島美術館と棚田の風景
近未来空間から見上げる田舎の空は新鮮でした。
芸術と建築がこれほどまでに、融合された空間を体験したのは初めてでした。
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我々の時代は、パッケージされた空間(箱)を楽しんで
オシャレと言える期間だけ利用して、賞味期限が過ぎたら
また違う箱に乗り換える、そんな風な楽しみ方しかなかったのに
今は、瀬戸内海の島々全体が、オシャレスポットとして年々、進化して
地域の人々ともつながって、若いオシャレな都会の男女もいっぱい
集まってきて、いろんな営みが生み出されている感じがしました。
継続して訪れるのが本当に楽しみです。
小豆島在の地の農家のお父さんらと普通にしゃべる機会なんて
まず、ないですからね。
逆に、成長の止まったポストモダン建築物(大半が京都)がどんどん取り壊され
なくなってしまっているのです。悲しい・・・。

弊社の【まちのえんがわ】についても
おそらく、そういうポジション(瀬戸内海の芸術村の様)になって
いけたらいいという想いが社長の頭にはあるのではないかと
一従業員の私は思うのです・・・。
地元→まちのえんがわ←遠くの人=生まれ続ける

オシャレ認識の変化のまとめ
団塊Jr世代→形、見た目、トレンディードラマの世界
今の若い子→オシャレは形ではない!
地でいくライフスタイル(個性と編集)だ。

弊社設計部としましても
こちらから答えを出すのでなく、お施主さんのライフスタイルを
いかに受け入れて、オシャレなものにするかに情熱を注ぐ様に
したいと思っているのです。
トレンディードラマの世界を決して作ってはいけないのです。

これでオシャレの話は終わりです。

補足として、
ライフスタイルを語り出すと、編集の時代という流れを感じざる得ません。

編集については、今に始まったわけではなく
TUTAYAを運営されるカルチャーコンビニエンスクラブの増田宗昭社長が本で書いてられたのですが
70年代のLPレコードは、アーチストがA面の1曲目はこれ、B面の1曲目は・・・とアルバム1枚を作品として
世に出して、リスナーはアーチストの選曲通りに視聴して楽しんでいた。
ところが、カセットテープができてリスナーが自ら編集して自分好みの一枚を作ることが出来るようになった
このあたりが、編集の始まりではないかと書いてはりました。
すごく分かりやすい話だと思いました。

住宅でも、どちらかと言うと選曲(間取りや空間構成)までしてもらった家に住みたい
いやいや、選曲(プランや素材や設備器機のチョイス)も自分でやった家に住みたい
弊社では、圧倒的に後者のお施主さんが多くなっているのです。
建築の場合はIT情報技術が、そうさせてきている様に思います。

前者のお施主様は、建築家の先生にお願いしまして
私ども社内設計者は、後者の方を、応援する形で、まとめあげていくことが重要な役割になっているのです。

それにしても、トレンディードラマの世界がいかにすごかったか、今になって思います。

ありがとうございました。悩みは解けました
明日から、がんばります!

By タナカ

境界明示の立会い

こんばんわ。設計担当のカワモトです。
尼崎市・M邸新築工事の物件で境界明示の立会いを行いました。
尼崎市で申請を進めるには、尼崎市の整備条例で土地と道路の明示が必要となります。
今回は古くから持っている土地なのですが明示するポイントが無く、明示の立会いをする事となりました。
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↑施主様のお母様、尼崎市の道路境界担当者、近隣の方、農会長さんと一緒に立ち会い確認して位置を確定する。
皆さんに御説明をして、この日の為に日程を調整を行うのはなかなか大変でした。
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↑尼崎市の鋲
決めた位置には尼崎市の鋲を打ち、道路と敷地境界がハッキリする事が出来ました。
来週には申請も下り、現場の着工です。
byカワモト

模型のチカラ

こんばんは。設計のヤマガタです。
模型を作る機会が重なり、思い入れもありますので、また今回も模型ネタです。

狭山KM邸新築&リフォーム工事で計画中の物件です。
住宅兼アトリエの建物で、様々な案を検討し、いよいよ実施設計を進めていく
段階です。

↓「ココに、
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↓コレを建てます。」
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わかりやすいですね。
この写真は現場で撮影したものなので、光の当たり方、影の長さがリアルに、
直感的にわかります。
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日影のシミュレーションソフトなど、いろいろ便利なソフトもありますが、
やっぱこの方法が一番ピンときます。アナログ万歳。

現場でシャチョウと、模型を軸にグルグル回る、昼下がりです。

by ヤマガタ

仏式 地鎮祭

こんばんは、設計、営業等 担当しております田中です。

尼崎市・M邸新築工事の地鎮祭に参加致しました。

ここは、尼崎市の田能という旧村地域になります。
今回は、仏式ということで、私も初めての経験でした。
特別宗教心があるわけでもないのですが
個人的には、かつて、たまたま入った学校が仏教学校で
真言宗派に属し般若心経を暗唱できる私ですが
お焼香の際、前に祭壇も何もない状態で、何に対して祈りを捧げるべきかと思いましたが。
仏式では、自分自身に唱えるイメージで何かを祈願するという感じではない

和尚様はこうおっしゃられていました。
ケガをしたり事故すると、すぐに神さんのせいにするが
ケガをしたり事故するのは、自分が悪いのだと
自分の体を気遣い、自分の責任で行動しなさいと

建築業界に入り、神事の方を採用することが多く
最初は、何でも祈るという感覚にちょっと抵抗もあったので、
今回の仏式の方が、私的には馴染みがある感じでした。

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ようこそ田能へ!
和尚様の言葉が良かったです。

これから、工事の方、よろしくお願い致します。

By タナカ

地盤調査

こんばんわ、設計担当のカワモトです。
尼崎市・M邸新築工事の物件の解体が無事終わり、
先日地盤調査を行いました。
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↑解体後
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↑スウェーデン式サウンディング試験方法による地盤調査の様子
地盤調査会社は地盤改良が必要という調査結果でしたが、構造事務所に伝えたところ 一カ所の基礎を基礎断面と鉄筋形状を変更して進める事で、地盤改良をしなくても良いという結果となりました。
地盤が著しく悪ければ地盤改良が必要な場合もありますが、
基礎の変更ですんだので、余分な費用がかからず良かったです。
次の予定は地鎮祭で確認申請が終われば、建物の工事を着工します。
byカワモト

平屋の新築を計画中

こんばんは、設計のヤマガタです。
現在、芦屋で平屋の新築住宅を計画中です。
いろいろな案があり、まだ最終決定ではないのですが、
模型を作ったので、その中のひとつをご紹介。

中庭のある平屋です。
必要なところを高く、そうでないところを低く、
雨水がスムーズに流れるように・・・それでこの屋根の形になりました。
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頂点の位置、屋根の傾斜、いろいろ考えてはいるのですが、まだまだ初期計画。
おさまりなど非常に難しい部分もあります。
でも実際できたらいいだろうなぁ、という段階です。
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こんな形状なので、「模型を作るのが大変」。
ということは、つまり「現場で作るのも大変」、ということです。

最終形状はどうなるか?またご報告します。

by ヤマガタ

解体工事開始 想い出の品

こんばんは。設計の田中です。
八尾市・YT邸リフォーム工事が始まりました。

初日の今日は、解体工事です。
ベランダデッキの撤去、電気配線の一部撤去、
改修しない箇所の養生などを行いました。
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☆2階ベランダデッキの脱着
取りあえず外して、下部の屋根工事が終わったら
また、元に普及します。 
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☆改修しないエリアを養生ベニアで塞いでいます。

現場について、お施主さんに呼ばれて、相談を受けました。
着工前から聞いていた、【長持】を、処分するか、家族の方に
受け継いで使ってもらうかでした。
☆江戸末期?明治時代のものらしく作りは非常にしっかりしていて
蓋部分には曲げ加工がされており、長持の中でも高級なしつらえのものでした。
やはり、捨てるには忍びなく、弊社倉庫で一時保管することとなりました。
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☆同時に、楠木の衣装ケースも見せてもらいました。
何でも、楠木の臭いによって、虫がつかないそうで
こちらのケースは、お施主様のお母様が戦前に海外旅行の際、用いたそうです。
戦前に世界各地を旅行されていたというのも、また、かっこいい話です。
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解体の際には、その家の歴史を物語る、眠っていた想い出の品々が出てくるので
面白いです。

By タナカ

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