力強さと繊細さ

こんにちは!設計部のハヤカワです。

先日、僕の母校の近くの吹田市・I邸新築工事の棟上げに行かせていただきました。母校の近くで土地勘もあるため模型を作らせていただいたり、打ち合わせに参加させてもらったり、外構の検討など少しですが関わらせてもらいました。

吹田市・I邸新築工事現場から母校を眺める
かっこ良い重機

基礎の墨出しも手伝わせていただき、設計部ではありますが現場の色んな経験ができて有難いです。

基礎の墨出しは、大地の起伏のような荒々しくも力強い捨てコンクリートに、繊細な数値をもった“線”がビシッと打ちこまれるなんとも言えない瞬間で、その力強さと繊細さのコントラストがなんとも美しいなあ。。なんて思いパシャリ↓

力強さと繊細さ

この“線”が基礎となり土台、柱、梁・・・と部分が組み合わさり、この場所に住宅が建ち上がり、生活の場となりマチの景観の一つとなり、、、考え出すとキリがないが、この線の一つ一つが部分を支える大きな意味を持っているんだなと思うととても大切な作業に関わることができてよかったです。

これからも大変だと思いますが、無事に完成してほしいです。

楽しみにしています。ではまた!

byハヤカワ

着工

こんにちは。風邪で少々ダウン気味のタカノリです。
子供が出来てから本当に小さい風邪をたくさん貰うようになってしまいました。
この風邪は次男から貰ったかもしれないなぁと思っていたら、今朝起きると僕から長男にうつしてしまっておりました。
早くこの不毛な親子のキャッチボールを辞めたいです。

さて、病気繋がりという訳ではないですが、木村工務店では珍しい設計だけをハヤカワ氏と共に担当している、F耳鼻咽喉科リフォーム工事が着工いたしました。

待合スペースでは、天井を高くし、この立派なごろんぼう(丸みを帯びた梁)をあらわしにする計画です。良い診療所になる様にお施主様はもちろん、施工の方とも対話をしながら進めていきたいと思います。

takanori

byタカノリ

珪藻土の壁

こんばんわ。設計担当のカワモトです。吹田市・N邸リフォーム工事ではLDKの壁に珪藻土塗りの施行が終わりました。

珪藻土を塗り部屋も明るくなり空間も引き締まってきました。床材がチーク材で養生を捲るのが楽しみです。社内検査、施主検査を行いまして建物の完成、お引き渡しとなります。

kawamoto
byカワモト

マチの顔

こんにちは。設計部のハヤカワです。

ようやく涼しくなってきて、冬が好きな僕にとっては嬉しいです。

先日の休日に京都にある『顔の家』に行ってきました。

『顔の家』。。。その名の通りそのままで目は景色を眺める窓、鼻は換気、耳はベランダ、口は出入口になっており、なかなかのインパクト。その『顔』が周辺環境やマチに対してどんな存在でどんな影響があるのか気になり、見学に行きました。

さっそく今住んでいる兵庫ののせ電鉄から阪急電車、地下鉄と乗り継ぎ、京都に向かい散策していると突然現れました。

マチのなかの顔
『顔の家』

ほんと顔だけど、建ってから40年経っているとは思えないモダンな雰囲気で、前を通る方々はそんなに気にしていないのが不思議でした。『口』は現在小さなお店とスタジオが入っていおり、その口の中に入ってみるととても個性豊かな雑貨が並び、おしゃべりで面白いお店の方がいました。話を聞いてみると、そのお店の方が主催で隣のスタジオではワークショップやイベントを定期的にしており、スタンプラリーなど周辺のお店と協働したりして『口』がマチと人とのつながりを生んでいました。木村工務店の『まちのえんがわ』と同じような地域の子供の遊び場だったり、ふらっと立ち寄るような場所だったり、だれかの居場所だったり、多世代の方が集まれ、つながり生まれる、とても良い空間でびっくりしました。

会社の“口”でもある、まちのえんがわ

『顔の家』や『まちのえんがわ』、以前に行かせていただいた『コトバノイエ』などなど、こういう特定の機能をもたないというか、オープンな空間だけど誰かにとっては大切な場所であり、人と人を結びつけそこから何かが生まれるかもしれない空間がマチに増えていけば嬉しいですし、これからの時代には必要だと思います。いつか設計者としてそんな空間を創るお手伝いができれば幸せだなと思いました。

では!

byハヤカワ

無垢の木

こんにちわ。タカノリです。
すっかり寒さも感じる様になってまいりました。秋は連休が多いせいか、あっという間に時間が経っていくように感じます。ぼやぼやしているとすぐに年末が来てしまいそうで、気を引き締めないと、、と思う今日この頃です。

さて、木村工務店ではステンレス天板に合板や集成材を下部収納にしたキッチンや、モールテックス塗りのキッチンなど様々な製作キッチンを作っていますが、今回は、厚み60mm幅750mmの無垢のカエデ材を天板に使用したキッチンに挑戦いたしました。

無垢材の一枚ものを加工するときはやはり独特に緊張します。
いや、まぁ僕はここで切ってくださいと言いながら掃除機を握りしめて見ていることしか出来ないので、本当に大変なのは間違いなく大工さんなのですが。
成形された規格品の合板や集成材と違い、失敗すると替えが効かない上に、反りや形のいびつさと格闘しながら加工寸法を決めていきます。
以前K家リフォーム工事ではスプルースの一枚もののダイニングテーブルを製作しました。

こちらは幅1000厚み80あるかなり大きい無垢板だったのですが板の反りもかなりあったので、大工や監督、材木屋さんまで寄ってたかって、あーでもないこーでもないと言いながら製作いたしました。

さて、今回はキッチン(シンク側)ですので、大事なのはシンクの入る穴の切り抜きです。

天板の上に養生テープを貼り、墨を出し、シンクの場所と排水の関係等に問題がないか何度か確認したら、電動丸ノコで切り出していきます。
僕は握りしめた掃除機を差し出しています。
角を残して切った後、最後はノコギリを使って手で。

真剣なハマモト大工

無事シンクの穴を開けることが出来ました。
あとは器具を取り付けて完成です。
出来ましたらまた報告させて頂きたいと思います。

takanori

byタカノリ

生野というマチと空き家の可能性

こんにちは。設計部のハヤカワです。

今回の台風は経験したことのない天災ですごく衝撃的でした。。

また台風が接近していてとても心配です。

どこかの論文のようなタイトルですが笑、木村工務店では『空き家カフェ』という取り組みをしていて、僕もそれに参加しています。

空き家の問題は、生野区に限らず全国の問題であり、建築を設計するものとして建築や空間を通してマチに何か貢献できないかと思っているので参加しています。

はじめて木村工務店のある小路や生野のマチを歩いて思ったのが、『おもろいマチ』だなぁーと思いました。何が『おもろい』のか、少し考えながら日々会社に通っていて感じたのは、生野は人と人とのつながりが強く、生活感がマチに溢れるぐらい“オープンな人柄、雰囲気、暮らし”があるからかなぁと思いました。僕の住んでいる閑静な住宅街ではなかなか感じれません。ある意味でイメージ通りの大阪らしさが生野のポテンシャルだなぁと思いました。

ひとけが溢れる小路のまちなみ
生野のオープンな人柄、雰囲気、暮らしを感じた木村工務店のまちのえんにち

そんな生野の“オープンな人柄、雰囲気、暮らし”があれば、生野の空き家という大都市の中の小さな余白が自分のやりたいこと、あるいはやりたかったことを実践できる空間に生まれ変わることができる。そして、生まれ変わった空き家が起点となってマチに貢献できる場所になりえると感じました。

↑空き家カフェから生まれた案件
空き家がマチを照らす拠り所に生まれ変わった

なにより『オープンであること』が、マチにとって大切な要素だと思います。

空き家を貸したい人、空き家でなにかやりたい人、それをサポートする専門家が混ざり、出会える環境を整え、設計者として空き家からまちづくりを後押しできたらと思っています!

ではまた!

byハヤカワ

LIVE

こんにちは。タカノリです。

皆さんのブログ通り、口を開くと台風の話をしてしまいそうなほど、今回の台風被害は工務店にとっても甚大な影響をもたらしているわけですが、阿鼻叫喚しないよう、小さい会社にとっては膨大な数故、どうしても時間はかかってしまいますが、社会的使命として、一つ一つしっかりと対応していきたい所存であります。

話は変わって、先日、LIVESというリノベーションの雑誌の9月号が発売され、そこに弊社設計施工でやらせて頂いた、四條畷市・T邸リフォーム工事を掲載いただきました。

掲載のきっかけはお施主様が投稿したinstagramからという、なんとも現代的な展開。インスタの四角い写真から、取材対象を判断し、わざわざ東京からやってくる勇気にほんとうに驚きました。

先月頭に和気あいあいとした取材を終え、無事今月15日に発売。

施主、監督、大工、協力業者さんみんなと、悩み格闘しながら作り上げていったイメージが強い住宅なので、その分少し時間はかかってしまいましたが、日の目を浴びることができてなによりです。

また気を引き締めて、良き住宅づくり、そして台風被害にあわれた住宅の復旧にはげんでいきたいと思います。

takanori

byタカノリ

台風の爪痕

こんばんは、設計と営業担当の田中です。

今回の台風体験は、皆様と同じく、
私も、木村工務店で働いてきて、初めての経験です。
2週間が経過した、今日も、何軒かの復旧工事の依頼を受けました。
こつこつ積み上げてきた仕事の段取りがすべて吹き飛んだ感じです。
また、一から仕切り直して進めていかなければいけないことがショックで
未だ愕然としています。
対応の中で一番困っているのが、業者さんの目途が全くたっていないこと。
お施主さんにはっきりした工期の返答ができないことです。
既に、現場を納める、監督さんや職人さんの数が減少し苦しい運営を強いられている状況でしたので、今回の被害により、更に、見通しがたちにくくなりました。
工場だと生産能力がある程度見えるので、回答もできるかと思いますが
工務店は多くの業者(職人)による現場のもの造りなので全容把握が難しく
答えようがないのが今の状況です。
シンプルな仕事である分、人、モノ、金次第でグッと前進するのでしょうが、これは、経営的な問題なので私には何とも分かりません。

ただ、今回のことで、少し良かったのが、しばらく連絡を取っていなかった
お客さんと、災害を機会に再びお会いできたことがあります。
語弊がありかもしれませんが、少し、スッキリした部分もあります。

できる限り、早めに対応していこうと思いますので
どうぞ、よろしくお願い致します。

tanaka


by タナカ

1 43 44 45 46 47 85