儀式

こんにちは、専務です。
春ですね。世間は桜満開、本日は木村工務店も毎年恒例のお花見。会社設立の記念日に合わせて毎年4月2日に計画するのですが、木村工務店の「標本木」の枝垂れ桜は開花が世間よりいつも一週間ほど遅く、さすがに花がない花見という訳にはいかないので、毎年恒例で一週間ほどずれました。平日ど真ん中なので飲みすぎない様に気をつけながら、春を満喫しようとも思います。ちなみに、設立記念日が過ぎたということは会社は77期目、創立でいうと今年89年目に突入します。意外と創立90年が目前なんだなと少し驚き。英気を養って末永く続くように頑張っていきたいと思います。

先日は和泉市K邸の竣工写真の撮影にお伺いしました。
午前中から少し曇りがちだと思っていたら突然天気予報が変わり、雨模様に、、外観の写真は一旦諦め、後日仕切り直しとなってしまいました。ただ、雨の中のしっとりとした和室とお庭はそれはそれで雰囲気があり、いい写真になってるんではとも思っております。

4月といえば入学式があったり、新しいことが始まる季節。
建築業界ではこの4月から住宅に携わる工務店にとっては影響の大きい法改正がありました。これまでは2階建て、500㎡までの建物は4号建物と呼ばれ、構造に関わる審査が免除されていたり申請内容が少なかったのですが、今月からは審査が免除されるのは平屋建ての200㎡以下に限定され、それ以外は全て構造審査が必須となり、かつ新たに省エネ基準の適合も求められるようになりました。
木村工務店としては平屋も含めて全棟構造計算を通常より実施しており、標準的なスペックでも省エネ基準はクリア出来る仕様なので、法改正後に建物の仕様が何か変わるということはないのですが、恐らくペーパーワークが増えるのでしょう、、。

そんなこともあり、法改正前の3月までに着工した新築住宅が設計・施工や建築家さんの案件でも数件あり、先週、今週と立て続けに上棟式がありました。
天王寺区K邸新築工事では上棟式後に直会(なおらい)も行いました。上棟式は近頃、特にコロナ以降は簡易的に四隅を清めて終わることが多いですが、直会もやはりいいもので、木組みの下で食事をする楽しさと非日常感が、改めて工事に向けて気が引き締まる様に感じます。

余談なんですが、最近気になっている本があって、地鎮祭や上棟式も儀式で工務店として当たり前の様に執り行っていますが、そもそも四隅米、塩、酒を撒くことと建物の完成の因果関係は不明で、そういう意味では入学式だってある種の儀式で本当の意味での必要性を考えると、いきなり教室に集まって授業が始まっても問題はないかもしれないけれども、儀式としてなくならず、そんな儀式が実は人類に共通していてなぜあるのか、みたいなことを調べてくれている本があったので今度読んでみようと思います

昨日は箕面でも設計事務所さんの新築工事の上棟式がありました。

夕暮れ時の屋根の上から見える箕面の山々にポツポツと咲く山桜がきれいで、屋根の板金を張っている松倉板金さんも仕事をしていて気持ちよさそうな陽気でした。上棟式もお施主さん、設計事務所さん、職人含めてとても和やかで、よい儀式となりました。

takanori

byタカノリ

軒考

こんばんは現場監督のシノダです。

七十二候で「桜始開(さくらはじめてひらく)」にあたる本日、遂に大阪も桜の開花宣言となりましたが木蓮なども咲いて、いつのまにやら春の花の賑やかな季節になってきましたね。

目下の現場への道中にも桜の並木通りがあり満開となればふぁ~とかなるのでしょうが、私的推しの桜がございまして某駅の商店街からひょいと入った路地裏の個人宅の老桜なのですがひっそりとおわす感じが得も言われぬです。

それが推しなのかフェチなのかなんなのかわかりませんが異性の気になる局所があるように建築でしたら、私は”屋根”と”手摺”に惹かれます。

 

ややこじつけ感は否めませんが(水野純也建築設計事務所)箕面の家新築工事では大屋根の下葺きとしまして、アスファルトルーフィングの敷設を実施しました。

 

【マツクラ板金さんによる敷設状況 】

リクエストにより

当初の図面の読み取る個人的印象より今回の建物は大屋根がとても大きく、屋根のフォルムは至極単純な切り妻の屋根となりますが日本建築らしい深い軒が印象的に感じられます。

軒の長さも四周・方位によりまちまちで意図的に調整されているのでしょうが改めて軒について考えさせられることになりました。

軒とは雨から外壁を守る安心感もさることながら、光りの取り込みかたへの効果も担っていて室内の仄暗いさや陰影の豊かさへも通ずる日本の風土が育んだ影への礼賛なのかなと。

これから外壁の下地やサッシの取付など開口部の施工が続いていきます、光りがどう室内に届いてくるのかが愉しみです。

 

先日皆さまのおかげで無事、建方を終え上棟いたしました。

【建方から下葺までの一連の様子】

 

   

そういえばシルバーハットも光りの入り方が素敵でしたよ。

 

 

今宵はこの辺りで 

ではでは又又

byシノダ

amamore

現場監督のナンバです。

最近はちょっとした工事のお見積りと雨漏れ退治に奔走中です。

防水して水切りいれてみたり

 

 

最小限でとのことで部分的に補強して瓦補修してみたり

 

 

 

 

 

カバー工法で抜本的に絶対漏らせないマンしてみたり

役物って美しいなあ

 

 

 

どこから漏れてるのか放水実験してみたり。

 

 

雨漏れもパターン化して考えるのが大事やなとロジカルを目指している節があって

 

 

まず漏れてる原因が屋根なのか壁なのか防水なのか

入口がどこでどのルートで部屋の中へ来てるのか

じゃあ入口を塞いで、万が一入ったとしても出口を作ってあげて。

可能性をひとつづつ、潰していく作業やなあと。

それどころじゃなければ抜本的に解決策を練って

機能性は当たり前でデザインも極力損なわないように。

 

 

各業者さんたちの知恵やスキルを借りながら。それにアプローチできる経験値がやっと僕に備わってきました。

 

雨漏れを止めることも重要ですが、それ以上に漏れないよう家屋をメンテナンスしていくことが重要です。

スペシャリスト目指して頑張ります。

 

 

 

 

ん~~なんそれ!

 

 

 

 

ごあんぜんに!

by最近やっと芋と麦の違いが分かるようになったナンバ

建築+半農半漁

工事部トミマスです

最近はまたブログネタが無いのですが、古くからのお得意様の依頼でこんなことも。

こちら、お屋敷の塀ですがお隣の建物を解体されると少し境界から出ているので控えてほしいと。

古くから続く町並みでは比較的よくあることですがこの機会にキッチリとしたいのでと・・・

これから板金と瓦の補修を。

図面にも出来ないので現場でのその都度の指示で進めて行く感じです。

こちらは先月のレクリエーションの結果・・・

今年はいつもより釣果が良かったです。

これはごく一部・・・

そして今年の家庭菜園ネタ。

初栽培の2種  白なすと落花生

建築の傍らでの半農半漁です。

tomimasu

byトミマス

TSUYU

現場監督のナンバです。

 

梅雨が来たのか来ていないのか、、瀬戸際のギワ。

 

昨今は何の因果か雨の降り方がえげつなく、

ここ数年の台風でも漏れなかった箇所での雨漏れが相次いでいます。

気をつけようもないですが、何もなくても点検・メンテナンスは大事だなと思うばかり。

 

さて先日書かせて頂いた阿倍野区K邸の屋根完成の様子。

 

かっこいい!!無駄に!!!(暮らしていて視界には1ミリも入らない)

工事を終えてからの大雨・猛雨でも漏れていないとのことなので、ルンルンしてます。油断は禁物。梅雨超えて台風も凌いでもらいたいです。切実に。

 

 

次は北田辺N邸の外構工事を。

 

before

 

 

古風な豪華な門扉でしたが、重たいし若干傾いてるし、、

この際軽く新しくしてしまおうとゆう企画。

 

 

after

 

 

ウルトラスッキリ!

倒れてくる可能性もなくなってひと安心。軽やかです。

 

 

 

話は飛びますが

先日も無筋のブロック塀が倒壊したなんてニュースが。

走っているとちらほら危なそうなところ確かにありますよね、、

 

https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/cmsfiles/contents/0000440/440127/burokku.pdf

 

大阪市では補助金が出たりするようです。今日知りました。

 

ほかの自治体でもあるのか勉強しておきます。

 

 

 

ごあんぜんに!

 

namba

by胃カメラ飲めなかったナンバ

 

 

 

AME

現場監督のナンバです。

そろそろ来ますよね。梅雨が。

 

ワタクシ、生まれは岡山でして。

晴れの国と自ら謳っているのですが年間降水日数が日本で一番少ないらしいです。

 

それもあってか傘を差す習慣がなく、梅雨がいつからいつまでなのかずっと感覚がつかめずにいます。

 

そんな不得意な梅雨が来る前に雨との闘い。

雨量や風向きや本当に難しいんです。雨漏れ。

台風1号の近づいた日は寝れませんでした。。(実際には酒飲んで熟睡)

 

 

 

弊社で以前リフォームさせて頂いた阿倍野区K邸にて、特殊条件が揃ったときに発生する雨漏れに対抗するため屋根をかける工事をしています。

 

 

 

 

谷になっているところに屋根をごっそり置いてしまおうとゆう大胆な工事。

ベッショ大工、ノブヤマ大工と瓦屋さんと僕と。

1歩間違うとまた漏れてしまうので慎重に細かい納まりを決めていざ。

 

採寸を終え板金工事待ちでございます。

僕の仕事は決め事と掃除です。

 

 

 

無事止まることを祈るとゆうか絶対止めるマン精神で。掃除。

 

 

他にも門扉改造やお風呂入替などの工事も進行中ですが。

 

今日もしゃかりき頑張ります。

 

 

ごあんぜんに!

 

namba

by魚には日本酒のナンバ

 

 

竣工にむけて

こんばんは、現場監督のヤマモトです。

写真は尼崎・S邸リフォーム工事の様子です。

着工から1ヶ月程度経ちまた。

これまで屋根葺き→内部設備配管→内部下地組と順調に進んでいます。

 

↑屋根葺きの様子です。

↑キッチンの配管の様子です。
今回キッチンの位置が大幅に変わりますが、配管も問題なく施工できました。

 

  

↑構造部分に関係する部分は構造設計の方と現場で確認しながら方向性を決めていきます。

 

↑下地組の様子です。

ノブヤマ大工が迅速かつ丁寧に工事を進めています。

12月中旬の竣工を目指してこの調子で頑張りたいと思います。

yamamotobyヤマモト

瓦用トップライト

リーグ優勝おめでとうございます。

と、いってもタイガースのアレでは無くほとんど野球に興味が無かったのですが訳あってオリックス・バファローズの応援をしている工事部トミマスです。

さて今回は瓦屋根に取り付けているトップライト(天窓)の周囲からの雨漏りの補修です。

もともとは当社の施工では無いのですが数十年前の物件でトップライトと瓦屋根の取合いの水切り部分が専用の部材で施工されています。

この水切りですが瓦の形状とフィットするように当時は鉛板でクネクネと密着するように押さえつけていましたが長年の経年劣化や、酸性雨などの影響もあるのか部分的に穴があいていました。

交換するとなると瓦を捲ってトップライトを外してとかなり大がかりになるので(瓦用水切り延長キット)なるものを少し加工して現状のものと差し替え周囲の瓦を少し手直しして完了です。

最近の水切りは前の物と同じくクネクネと瓦に収まるのですがゴムをアルミでサンドイッチした物で耐腐食性能はかなり向上しているそうです。

色々なものが知らないところで進化しているようです。

 

後は大工のハマちゃんが天井を復旧して塗装で終わりと。

お疲れさんです。

 

 

tomimasu

by.トミマス

 

空き家の利活用

こんにちは、専務です。
毎日唸る様に暑いですね。先日瓦屋根の現地調査を午後2時に設定したのですが、
空調服も持っていないので、暑さに蒸発しそうになりました。
この時期の12時から2時の屋根の上は危険ですね。
皆様も熱中症にはご注意ください。

少し前ですがKISA2隊事務所(通称キタツランド)の竣工写真を撮影しました。
限られた予算の中大阪市の空家利活用改修補助事業の地域街づくり型補助金を利用し、
長年使われていなかった空き家を耐震診断・設計から始め、
耐震評点1.0をクリアするしっかりとした子供の集まるコミュニティスペースへと改修しました。
↑工事前の玄関


↑広い土間と2階を支える耐震補強壁がアクセントの明るい空間に


↑改修前の玄関側の見返し

耐震壁の裏側は黒板塗料を塗って落書きスペースに
↑玄関横の和室は壁の左官を塗り替え、和室の意匠はそのまま残し、
子供が集まって勉強する寺子屋スペースに。
昔流行した?緑の聚楽壁をベージュに塗り替えることで部屋全体もかなり明るくなりました。

耐震改修の肝は構造用合板による補強+瓦屋根→アスファルトシングル屋根への葺替えによって
建物の重量を軽くしたことでした。
↑改修前
↑葺替え後


アスファルトシングル屋根は柔軟な素材なので、微妙な屋根の湾曲や取り合いの多い
瓦屋根の葺替えに向いています。
2階の和室は床にオークを貼り事務所スペースとしました。

近日施工例としてHPにアップ予定です。

お盆まであと2週間。バタバタしておりますが、暑さに負けず励みます。

takanori

byタカノリ

屋根工事

現場監督のヤマモトです。

 

写真は(関谷昌人建築設計アトリエ)O邸改装工事の様子です。

現在大工工事の構造補強もほぼ終わり屋根工事中です。

トップライトの開口などは慎重に取付していきます。

遮熱仕様の透湿防水シートを貼っている様子です。

赤外線の85%を反射してくれますが、取付最中はすごく眩しそうです。

屋根工事がおわれば、外部の開口工事へと続きます。

このまま安全第一で工事進めていきたいと思います。

yamamotobyヤマモト

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