仕事納めに向けて各所奔走日誌。 和泉市K邸では大詰めの庭工事。 和泉市の造園屋さんのJIHEEさんが立派な渋い松を運んできました。最近、また和の庭の依頼が多くなってきているらしく、BACK TO JAPANESESTYLE感があって完成が楽しみ。たしかに、株立ちのシャラシャラっとした木が生えた庭っていうのも、飽和状態になってきた気もしますし、何か新たな時代に突入しているのでしょうか。
土曜の午後は現場監督の山元が担当した京都・Project Mの内覧会へ。 設計は今回、初めてお仕事させて頂いた設計事務所kvalitoの水上さん。基本設計から竣工までの初期設定スケジュールがものすごくタイトな中、以前ご相談頂いたことがあった縁で特命で弊社に概算見積からお声がけ頂き、初期のS造での計画からコストコントロールの為の木造への方向転換や、様々な難所を切り抜け無事先日竣工いたしました。 この建物は、京都の大山崎に昨年オープンしたATVK(Art and Technology Village Kyoto)の中の企業サイトにある、マクセル株式会社さんによる平屋建ての展示空間「クセがあるスタジオ」です。シルバーの内外装に、大きな庇を支える構造ワイヤーとストリングアートの様な緑化ワイヤーがとてもインパクトがあり、木造でありながら木造とは思えない軽やかさがあります。緑が育つとまた印象が変わっていきそう。内部のオリジナル什器が無機質さの中に自由に漂っているようで可愛らしいです。
夏に向けてU-35向けのアート&テクノロジーコンペが開催されるみたいなので、今後の展開が楽しみです。内覧会は沢山の建築関係者がいらっしゃっており、水上さんは同年代でもあるので、その設計者としての立ち振舞に本当に刺激を沢山うけました。