予約

こんにちは、専務です。
GWはいかがお過ごしだったでしょうか。最後の2日は滋賀県の永源寺でキャンプ場を予約していたのでキャンプをしてきたのですが、6日の撤収日は生憎の雨で、ドタバタキャンプでした。基本的には予約してキャンプはあまりしない派で、いつも無料キャンプ場とか予約フリーを目指して行くので、撤収日が雨だとわかっていると避けるのですが、万博も然り昨今は大予約至上主義の世知辛い世の中。分かっていても突っ込んでいくしかありません。永源寺にも黄和田キャンプ場という予約なしで行けるキャンプ場があったのですが、コロナ禍のキャンプブーム真っ只中に車のトラブルがあったらしく惜しまれながら閉鎖中。予約なしという自由を維持するのも管理側にも忍耐が必要なのもよくわかります。
 今回永源寺を選んだのはキャンプ場のほど近くに、ヒトミ・ワイナリーという国産の「にごりワイン」専門のワイナリーがあり、そこの醸造長を中高の同級生がやっている縁もあって度々訪れているのですが、ヒトミ・ワイナリー主催の永源寺フェスというイベントをやるというのでキャンプついでにお邪魔しました。ワインに関して全く明るくはないのですが、ここのワインはぶどうのフレッシュさを凄く感じ、特に発泡のワインは醗酵によるシュワシュワが美味です。友人はヒトミ・ワイナリーの醸造責任者を続けながらも、今年から長野県東御市にも拠点をもってブドウを栽培し、姫胡醸造という名前で新たなワイナリーを作りはじめたそうで今後の展開も楽しみでありながらとても刺激を受けた休日でした。

帰り道は甲賀を抜けて伊賀と忍者の里を通り抜けて名阪国道から大阪に帰ったのですが、甲賀でみうらじゅん・いとうせいこうご推薦の櫟野寺に寄り道して仏活動を少々。学生の頃、両氏の「見仏記」を読んではいたものの、そこまで仏像好きになることもなかったのですが、奈良県桜井にある聖林寺に建築家・栗生明設計の観音堂があり、何気なく建築を見るつもりで行ったらそこに鎮座する国宝十一面観音に圧倒されてしまい、ここのところスゴスゴと年に数回仏活動に励んでいます。
 昼過ぎに甲賀の櫟野寺に到着すると閑散としており観光客ゼロ。休みかなと思うくらい。このお寺には重要文化財の十一面観音の坐像があり、いわゆる丈六仏と呼ばれる2.4mの高さ+頭の上の像で合計3mを超える高さ日本一の観音坐像だそうで、そもそも三十三年に一度しかみれなかった秘仏。一度東京の国立博物館で展示した後、現在は要望もあり春と秋に特別拝観日を設けていると、住職さんが一から丁寧に説明してくれる予約不要でとても親切な施設でした。肝心の観音様はものすごい迫力。そして千年前に作られたとは思えないほどの綺麗さでまたまた圧倒されました。京都も奈良もいいけど、インバウンドさん達ここにも凄いのあるよって言ってあげたくなるくらい。でも交通の便はたしかに難ありか、、。

さて、建築の話もあるのですが、明日から3日間、弊社も少し関わらせてもらっている万博のイベントがありまして、WASSEという会場の大阪ウィークというイベントの中で生野区内のものづくり企業が集まって作った展示を行います。

 私は万博側との什器製作の調整や展示方法の検討に携わっただけではあるのですが、たった3日間の展示にわざわざオリジナルのものを作って展示をしてるのは今回の大阪ウィーク春の陣ではおそらく生野区のブースだけで、金型の制作経験に基づく設計から、アルミのヘラ絞り・レーザーカットなどの板金加工技術・水圧転写そしてアルミのアルマイト加工など様々な技術を結集して作っています。
 生野区はものづくり、特に加工業の会社が多く、自らオリジナルの商品は持ってはいないですが、高い水準の技術を持ち、大規模製造ではなく少ロットで特殊なものづくりに携わって頑張っている企業がたくさんあります。弊社で開催しているものづくりセッションなどを通して色んな方と関わり、ときに悩みを聞きながら飲んだり、ただただ飲んだりする中で、そういった企業が商品の縁の下の力持ちとして存在するだけでなく、技術のアピールの仕方や新たな商品を生み出すことで企業価値を再構築しようと模索し奮闘している姿はおなじものづくりに携わっている会社として純粋に感銘を受けています。今回の万博における展示もその一つの形として製作されました。タイミング良く万博にいらっしゃる方は是非お立ち寄りください。
 もちろん予約不要です。

takanori

byタカノリ

引き渡しと備忘録

会社近くの小路東・T歯科医院リフォーム工事ですが、

無事引き渡しができました。

壁を解体し、隣接していた倉庫を診療スペースとして増床し、

歯科用のチェアの交換や位置変更、

X線機器の交換、既存収納の再利用など、

小さい規模ながら関わる業者さんが多く、繊細で難しい現場でした。

チェアの器具交換&位置変更

専門的な機器ですので、専門の業者さんが施工します。

休診日を狙っての工事ですので、各業者タイミングを合わせての施工、

.

現状維持だけでなく、今後の医院の未来に向けて、

既存の雰囲気も尊重しながら、新しい要素も積極的に取り入れました。

治療に関してのスタッフのオペレーションを大きく変えることのない、

収納のレイアウトなど、繊細で難しい部分もありましたが、

新旧がバランスを保ちながら共存する、

良い医院になったかと思います。

ありがとうございました。

.

前回のブログに引き続き、旅の備忘録です。

北アフリカのモロッコ/マラケシュ

ほとんどアジア人がいません!

公共語は、アラビア語とベルベル語とフランス語で、

買い物は、基本的に値段交渉から始まる国です、、

数字もアラビア語表記だと1と9以外、微妙に読み取るのに時間がかかる、、

まったく、なじみのない文字は、ぐにゃぐにゃの図形にしか見えない、、

といった状況ですが、異文化とはそういうことですね。

フナ広場です。

大きな広場に、思い思いの適当な場所で、

大道芸人、出店、観光客、団体客、荷下ろしの車、タクシー、ロバ、猫、、、

多種多様なヒト、モノが縦横無尽に集まり、動き回っています。

国教はイスラム教で、

1日に5回、決められた時間に礼拝(サラー)があり、

点在するモスクのスピーカーから、街中に響き渡るように

大音量で礼拝の祈りが流れます。

(夜明け前のサラーは、強制的な目覚ましに近いが、健康的だ)

その時のフナ広場だけ、車にクラクションや大道芸の音楽など、

ピタリと鳴り止みました。

そんな混沌とした様相でありながらも、

絶妙にバランスを保たれた広場と文化には、圧巻の一言。

フナ広場を起点に世界最大規模の魅力的なスーク(市場)が広がる。

みなさんもぜひ訪れてみては。

ではー。

مع السلامة(安全とともに。)

byハヤカワ

引き渡し前

こんばんは。現場監督のタツタです。
大阪市天王寺区・NKJ邸リフォーム工事では、仕上げも無事完了しました。

既設の作り付け家具も塗装、ダイノックシートを施工して一気に雰囲気が変わりました。

キッチンの背面収納も元々は濃いブラウンで落ち着いた感じだったのが
ブルーグレ-の明るい色になりキッチンとも調和がとれています。
あとは、細かいところの手直しをしてお引き渡しの予定です。

tatsuta

byタツタ

建方検査

こんばんは、設計のツジムラです。

天王寺区・K邸新築工事の建方検査が本日行われました。

検査機関から検査員が来られて、申請通り構造図通りに施工されているかどうか検査します。

耐力壁となる合板や筋交い、金物が計画通りに設置されているかチェックしていきます。

梁成も確認し、各階計画通りかチェック。

無事合格しましたので次の工事に進んでいきます。

 

K邸は専用住宅ですが、防火区画として竪穴区画が発生します。

火災の際に他の階に火が回るのを遅らせる為に、各階の床と階段室等の竪穴部分の外周を区画します。

住宅ではなかなか防火区画は発生しないので、法令確認し各設備業者とも確認しながら進めていきたいと思います。

byツジムラ

吉野 阪口製材所 吉野サロン 材料見学

こんにちわ。設計担当のカワモトです。

小路東A邸新築工事の化粧の構造材料の材料見学を行いました。奈良県吉野の阪口製材所に寄り施主様と一緒に確認作業を行います。梁や柱などの使用する場所、位置、向きなども確認し説明していきます。

↑施主様と早川さん阪口製材の社長など皆で梁と柱を1本ずつ丁寧に確認します。
→材料を確認した後は吉野サロンに寄り、吉野産の材料を使用した建物で吉野の材料を施主様と堪能してきました。

天気も良く、桜の時期とも重なり大変貴重な体験で記憶に残る見学会となりました。
建て方予定はGW明け。吉野産の材料を使用した梁や化粧材、丁寧に使用して綺麗に仕上がる様に現場伝えて進める様にしていきます。

kawamoto

by.カワモト

建方

皆さんどうも、現場監督のヒダカです。

4月も中ごろになり桜も少し散り始めた今日この頃、

僕は少し前まで花粉症でくたばっておりました(笑)

気温的にはいいのですが、花粉症だけはどうにかしたいものです。

さてそんな中、今日ご紹介するのは天王寺・K邸新築工事となります。

基礎工事も終わり、上棟式も無事終了しました。

上棟の様子です。

僕自身初の3階建住宅なのですが、やっぱり高いですね..

工事はこれからも続いていきますので気を引き締めて頑張りたいと思います。

それでは今日はこの辺で…

by ヒダカ

枝垂桜満開!

こんばんは。設計営業担当のタナカです。
現場ブログ開設以来、初めてこのタイトルで書かせて頂くことができました。

開花宣言の担当者として長年見守ってきましたが、今年も綺麗に咲き誇りました。
染井吉野に比べ、しなやかで風情を感じます。

定番の焼肉です。このメニューが変わることはありません。
都会の中で、この中庭の緑は、非常に貴重な空間です。

こちらは、私の家の近く(大川沿い)になります。

毎年、花見は楽しみにしています。
10年間、経過を見てきましたが、大阪の巨大台風の後、かなりの桜の木が伐採されたのと、老樹となり
以前の、包まれるような、満開感はなくなってしまいました。

tanaka

by タナカ

kitana

ほぼ春ですね。現場監督のナンバです。

 

 

T歯科医院はほぼほぼ終了。

仮設の間仕切りを撤去し一気に仕上げを進めて。

 

あとは家具や機器を休診日につけていくのみ。もう少し。

 

 

 

西区H邸マンションリフォームを着工。

 

元々意匠に凝った部屋で、残しつつライフスタイルに合わせた間仕切り変更をコンパクトに施工。

毎日が判断すぎて脳みそフル回転です。

 

 

八尾市Y邸ではCB塀をカットしてより大きな門扉を設置する工事中。

 

車の出し入れをしやすくするためです。ワイド全長8m強で開口は6mを超えます。

 

 

 

 

あれやこれやと同時並行で頭沸騰してますが、

焦らず丁寧にきっちりと進めます。毎朝唱えることにします。

 

ごあんぜんに!

byサングラスがないと生きていけなくなったナンバ

 

儀式

こんにちは、専務です。
春ですね。世間は桜満開、本日は木村工務店も毎年恒例のお花見。会社設立の記念日に合わせて毎年4月2日に計画するのですが、木村工務店の「標本木」の枝垂れ桜は開花が世間よりいつも一週間ほど遅く、さすがに花がない花見という訳にはいかないので、毎年恒例で一週間ほどずれました。平日ど真ん中なので飲みすぎない様に気をつけながら、春を満喫しようとも思います。ちなみに、設立記念日が過ぎたということは会社は77期目、創立でいうと今年89年目に突入します。意外と創立90年が目前なんだなと少し驚き。英気を養って末永く続くように頑張っていきたいと思います。

先日は和泉市K邸の竣工写真の撮影にお伺いしました。
午前中から少し曇りがちだと思っていたら突然天気予報が変わり、雨模様に、、外観の写真は一旦諦め、後日仕切り直しとなってしまいました。ただ、雨の中のしっとりとした和室とお庭はそれはそれで雰囲気があり、いい写真になってるんではとも思っております。

4月といえば入学式があったり、新しいことが始まる季節。
建築業界ではこの4月から住宅に携わる工務店にとっては影響の大きい法改正がありました。これまでは2階建て、500㎡までの建物は4号建物と呼ばれ、構造に関わる審査が免除されていたり申請内容が少なかったのですが、今月からは審査が免除されるのは平屋建ての200㎡以下に限定され、それ以外は全て構造審査が必須となり、かつ新たに省エネ基準の適合も求められるようになりました。
木村工務店としては平屋も含めて全棟構造計算を通常より実施しており、標準的なスペックでも省エネ基準はクリア出来る仕様なので、法改正後に建物の仕様が何か変わるということはないのですが、恐らくペーパーワークが増えるのでしょう、、。

そんなこともあり、法改正前の3月までに着工した新築住宅が設計・施工や建築家さんの案件でも数件あり、先週、今週と立て続けに上棟式がありました。
天王寺区K邸新築工事では上棟式後に直会(なおらい)も行いました。上棟式は近頃、特にコロナ以降は簡易的に四隅を清めて終わることが多いですが、直会もやはりいいもので、木組みの下で食事をする楽しさと非日常感が、改めて工事に向けて気が引き締まる様に感じます。

余談なんですが、最近気になっている本があって、地鎮祭や上棟式も儀式で工務店として当たり前の様に執り行っていますが、そもそも四隅米、塩、酒を撒くことと建物の完成の因果関係は不明で、そういう意味では入学式だってある種の儀式で本当の意味での必要性を考えると、いきなり教室に集まって授業が始まっても問題はないかもしれないけれども、儀式としてなくならず、そんな儀式が実は人類に共通していてなぜあるのか、みたいなことを調べてくれている本があったので今度読んでみようと思います

昨日は箕面でも設計事務所さんの新築工事の上棟式がありました。

夕暮れ時の屋根の上から見える箕面の山々にポツポツと咲く山桜がきれいで、屋根の板金を張っている松倉板金さんも仕事をしていて気持ちよさそうな陽気でした。上棟式もお施主さん、設計事務所さん、職人含めてとても和やかで、よい儀式となりました。

takanori

byタカノリ

黄と金の壁

最近話題の映画『教皇選挙』ですが、
舞台が、バチカン市国のシスティーナ礼拝堂ということで、早速鑑賞。

少し前にバチカン市国のシスティーナ礼拝堂を実際に見たので、

映画内の空気や音、空間の雰囲気がひしひしと伝わる。。
今では、いつでもどこでも検索で簡単に見ることができますが、
画像で見たことがあるものと
❝体験したことがある❞とでは、まったく感じ方が違うなと、
当たり前な感想ですが、映画を見ながらそう思いました。

なぜ、バチカンの話かといいますと、
圧倒的な装飾の空間で、祈りを通して感情に訴えけてくる、

カトリック教会の総本山のサンピエトロ大聖堂と

会社近くの小さな歯科クリニックの改修工事で、ほんの少しだけリンクすることがあったからです。

朝のサンピエトロ大聖堂とサンピエトロ広場

輝く内部の装飾

スケール感はこんな感じ

改修する医院の一部壁を、感情に訴えてくるような装飾的な壁にしてみようと、
海外渡航の経験がある施主さんとお互いの旅の話を交えつつ、相談しながら決めました。

.

医院長の施主さんは、患者さんの歯の治療中、顔を上げて壁を見たときに、
自分の気分を盛り上げるような、、元気が湧き出てくるようなと、、
そんな要望を聞いておりました。
私も、そのような感情的に訴えてくる装飾的な要素は、
サンピエトロ大聖堂やシスティーナ礼拝堂を見て、

日常の中に存在することの大切をすごく感じましたし、
積極的に取り入れるべきだと思っていたので、
話が盛り上がりました。

.

現実の世界では、いろんなメーカーのサンプル帳見て、

思った色の黄色じゃない!思った柄じゃない!と
細々とサンプルを取り寄せてみて、現場に貼って確認を繰り返しましたが、
ひとつだけピンときた、何か意思を感じるクロスがありました。

見上げた時に自分の気分を盛り上げるような、、

意思のあるハッキリとした黄色と、キラッと光る金色の線

良い壁になったと思います。

既存の診察室とのコントラストもあり、良い意味で存在感があります。

奇しくも、そのクロスは、
バチカンがある、イタリアのメーカーとのコラボで生まれた商品らしく、
さすがだなあ、と妙な納得感で選びました。

なんだか、かなり飛躍した感じの話になりましたが笑

規模や場所など全然違いますが、何かリンクする部分があるなと

そう感じております。

では。

byハヤカワ

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