いよいよ大詰め。

こんにちは。設計担当の田中です。
タイトル的には、現場監督さんのテーマですが
私も、お施主さんとお会いしてからちょうど丸2年になりましたので
今日の現場を見て、いよいよ大詰めだと感慨深い思いになりました。
実施設計は、笹尾さんにバトンタッチしましたが
非常にスッキリした美しい建物になってきたと思います。

足場が取れて、水道屋さん、左官屋さん、洗い屋さんが入って
最後の仕舞いにかかっています。

少しだけ、設計ポイントについて語らせて頂くとすれば
きれいな面を作るということではないでしょうか。


オープン階段。
まだ、シナ合板の建具のペイントや建具の硝子が入ってませんが
箱階段と格子、天井いっぱいの建具がスッキリ納まっています。
大工さんもこの部分にかなりの手間がかかっておりました。

リビング奥のタイル、白い壁。
これらは、天井いっぱいの建具(開口)にすることで生まれました。

和室の収納面
色々な造作を検討しましたが、全面シナの面にして和の感じを出す
ということにして、良かったと思います。

この後、施主検査まで2週間弱ありますが
細かいツメを施していきたいと思います。
よろしくお願い致します。

tanakabyタナカ

外構工事

こんばんは、設計のササオです。
先週、建物を引渡し、引っ越しも終わった堺市・F邸ですが、外構工事が残っておりますので、梅雨の晴れ間に急ぎで進めております。

海平造園さんが五葉松を移設してくださいました。
ゴヨウマツ
半年間、海平さんのご自宅で丁寧に手入れされ、土も入れ替え、御影石で足元を整えられ、新しい居場所に「ドン」と構えております。
新築のご自宅に、彩りと重厚感と、懐かしさを与えてくれました。

海平さん図面
海平造園さんのお庭の提案です。この図面の中に、緑、石、雨水の流れ、建物、たくさんの知識と知恵、こだわりと、住まわれる家族への優しさが詰まっております。

外構は造園屋さん以外にも多くの職人が関わり、仕上げられております。

アプローチ
大工さんによるの板塀(ウッドロングエコ塗装)
アプローチは山本左官さんによる洗い出しになります。

カーポート
既製品のカーポート。

手伝さん
カーポート足元の仕上げの作業です。手伝さんによる土間コンの目地仕込み。目地は左官による洗い出しです。

擁壁は、山本塗装さんによるリシン吹き付けです。

工事が遅れないよう、雨が降りませんように!
女性が夜、裸で踊ると降らないという迷信があるようですが、ちょっとやってみようと思います。もちろん風呂場で。

byササオ

わの現場、日々の事

こんばんは、設計の笹尾です。
堺市・F邸新築工事の内装がほぼ仕上がってきました。

シナ建具1 ピアノ室建具
幅1,500mm、高さ2,400mmのシナ合板フラッシュ片引き戸、取っ手部分はニヤトーです。建具というより、シナの壁です。

収納設置キッチン背面収納2
メローウッドワークさん製作のキッチン背面収納も完成し、監督のオオムラさん、大工のフクダさん、大工手伝いの田中さんにより現場に設置されました。
こちらもシナをメインに、天板はタモの集成材、トール収納(家電収納)部分の木口は、タモのファンシーロールで仕上げでおります。
製作家具だからこそ、何を、どこに、どのように入れ、使う頻度は、等々、お施主様に合わせた仕様になっております。


ところで先々週の県民ショーで津軽弁特集がありまして、 青森県出身の私にしゃべってほしいというご要望が多数あったため、 ここで少しだけ津軽弁を楽しんでいただこうと思います。

きなよ、工事現場で青いまなぐの、たげちっちぇくてめごいちゃぺこ、見つかったんず。
壁の間さ落ぢでったはんで、かっちゃ(猫)も助けらいねくって、弱ってらべなってわも思ったんだばって、さしぅねぐ鳴いで、あずましぐしてらじゃ。すぐ里親も見つかったはんで、今日がらだば、めーまんまど、ぬげぇ寝床であずましぐおがるびょん。
とっつぱれ

(以下、翻訳)
黒猫昨日、工事現場で青い目の、とても小さくてかわいい猫が見つかりました。
壁の間に落ちていたので、お母さん(猫)も助けられず、弱ってしまってるだろうなと私も思っていましたが、騒がしく鳴いて、元気にしております。
すぐに里親も見つかったので、今日からは、おいしいご飯と、暖かい寝床で健やかに成長するでしょう。
めでたしめでたし

だばって、こった津軽弁しゃっべってれば、「じゃいごくせ」とか「がふぇ」って言わいるはんで、おなごはあんましゃべんねーんず。
(だけど、こんな津軽弁をしゃべっていると、「田舎くさい」とか「かっこ悪い」って言われるので、女性はあまりしゃべりません。)

※わ=私

へばだばの(それでは、また)」
byササオ

外構で外交

こんばんは、、現場監督のオオムラです。
堺市南区・F邸新築工事は外構工事に突入です。
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隣地境界にブロックを積み、コンクリートの擁壁の上には板塀を設置します。
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また、既存の擁壁の上に高さを増し、板塀との高さを調整します。
外構は、外(隣地・道路)と接する部分であり、エゴでは通しにくい部分。
近隣の方とも十分打ち合わせて、慎重に工事を進めていきます。

「恐怖の論理にとらわれない勇気を持ち、核兵器のない世界を追求しなければならない」「外交を通じて紛争を回避し、すでに始まった紛争の終結に尽力しなければならない」

こんな過ちが起きないように。後悔役立たずかな。

今日もていねいに。byオオムラ

暑さ対策

こんばんは、設計のササオです。
ゴールデンウィーク、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか?
大阪は観光客が多く、日常生活の延長ですら観光地に足を踏み入れなければならず、街に出ると人疲れします。
田舎が恋しい。。。
明日から、弊社も連休に入るため、主人の本籍地である曽爾村に帰り、奈良の山に癒してもらいます。

そんなゴールデンウィーク中の本日は、最高気温30度近くまで気温が上がり、現場にいても蚊がフラフラと飛んでいて、夏目前という感じの一日でした。

大阪の夏は、昼間の気温の高さはもちろん、夜も暑く、期間も長く、しつこく、東北生まれの私にとっては本当に辛い季節。
冷房に頼るだけではなく、どのように無理せずお金もエネルギーもかけず夏と付き合うか、毎年の課題です。

省エネ住宅を考える上で、冬の寒さ対策はもちろん、夏の暑さ対策も重要です。
そこで今回、堺市・F邸では「外付けスクリーン」というすだれの様な役割のものを設置しました。

F邸外観
2F(南側)引違窓の左側がBOXに納まっている状態。右側がスクリーンを降ろした状態です。

2Fサングッド越し
室内からスクリーン越しに見た景色です。
遮光カーテンと違い、程よく光を通すため、景色も見え、暗くなりません。
今回は「遮熱外付けスクリーン」ライトグレイを使用しており、カタログの情報ですと日射熱を88%カットしてくれるそうです。

夏は日差しを抑え、冷房効率を高め、冬は南側から日射熱を取り入れ暖かく。
省エネ対策に最適な商品です。
デザインもすっきりし、後付け商品ですので、夏の窓からの日射熱にお困りの方には、おすすめしていきたいと思います。

byササオ

いろいろ大詰め。

こんばんは、設計の田中です。
工務店では、ゴールデンウィーク前、お盆前、年末は
引き渡しが集中しがちです。
今週は、守口市・H邸リフォーム工事の引き渡しがありました。
物件探しの段階から、お手伝いさせて頂きました。
また、お施主さんは、東住吉区で施工させて頂いたAOさんのお友達さんでもありました。
新築OR中古住宅だ悩まれてましたが、リフォームで正解だった様に思います。
既存の制約があるからこそ、楽しさもある様に思います。
直前、ギリギリの工事となり心配おかけしましたが
気持ちいい空間になったと思います!
いろいろお気遣いも頂きましてありがとうございました。

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堺市南区・F邸新築工事の足場が取れ、いよいよ外構工事がスタートします。
お施主さんから、目隠し塀と植裁が入った時の部屋うちと外部からの見え方を
宿題として頂きました。目下シュミレーション中です。
ラストスパートがんばります!
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私の方ですが、
一応、それなりの都会暮らしをしているのですが
暖かくなってきましたので
3帖ほどの、ベランダスペースで、
こじんまりと七輪を出してバーベキューをしました。

以上です。

BY タナカ

手摺の検討と収納空間

こんにちは、設計のササオです。
昨日は弊社の花見も終わり、昼間は窓を開け、アイスコーヒーを欲するようになって、春が過ぎ去ろうとしている切なさを感じる今日この頃。
堺市・F邸新築工事の内装工事も着々と進んでおります。

手スリ検討1手スリ検討2

こちらは玄関の手すりを検討するための原寸模型です。

F邸玄関手スリ1F邸玄関手スリ2

タモの無垢材。既製品と違い、温かみが感じられます。

F邸WICF邸納戸

ウォークインクローゼットは杉の集成材。
納戸は杉のフリーリング材。
施主様のご希望により、空気が籠りがちな部屋を、調湿性を期待して木で仕上げております。
納戸がログハウスっぽくて、収納部屋にするにはもったいない仕上がりです。

大工さんの手から、左官や塗装の職人へとバトンタッチ。
今週には第2回目の気密検査も行われます。
住みよい住宅になりますように。

byササオ

円陣全開

こんばんは、現場監督のオオムラです。
堺市南区・F邸新築工事はササキ棟梁とフクダ大工が追い込み中です。
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とにかくスピーディーでビューティー。段取りが追いつきません。
これから、 仕上の塗装・左官・クロス職人へバトンタッチ。
大工さんがいなくなっても、うまく進めるよう気合いを入れ直します。
それには全職人さんの力が必要ということで、みんなで円陣を組みます。
かけ声は僕で。うまくいくよう験担ぎ。

今日もていねいに。byオオムラ

暖涼な住まいへ

こんばんは、設計のササオです。
1週間前は半袖で歩く人を見るくらい暖かい日が続いていたのに、すっかり冬に逆戻りですね。
少し前になりますが、現在、担当させていただいてる堺市・F邸において、気密検査が行われました。
弊社の住宅の中では高断熱・高気密の最高レベルを目指し、初めての樹脂サッシ(エクセルシャノン)、気密シートも湿気をコントロールするザバーンを、基本床下断熱ですが、土間部分は基礎断熱を、という具合に試行錯誤で挑戦させていただいております。

第一の目標は気密測定をし、C値を1.0切ることです。
(C値というのは隙間相当面積で、省エネで高性能住宅の基準として、C値1.0以下と言われています。)

気密検査

↑気密測定機です。
住宅内の空気を抜き、圧力を高め、外の空気がどれだけ入ってくるかを測定します。

ドキドキの検査結果は、C値0.4!ササキ棟梁も喜んでおりました!

高気密高断熱を希望され、ご自身でも勉強し、弊社へ工事を任せていただいた施主様、細かくご指導してくださった(株)キムラの佐藤さん、経験からご指導してくださった弊社先輩社員、そして何より隙間と戦ってくれた大工さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ高品質の住宅を作るためには途中段階ですので、気を引き締めて努めていきます。

ところで、札幌で高気密高断熱を学んできた社長が最新機器を購入しました。
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サーモグラフィーです。
ただの白い壁の中に、埋めてしまった窓がはっきり見えます。
カーペットタイルの一部にも穴が開いているのが分かります。
これから、現地調査の隠れた鉄骨部分や雨漏れ部分を探すために、または断熱工事の際の熱橋を見つけるために、気密工事の隙間を見つけるのに大活躍するでしょう。
冬は暖かく、夏はエアコンが良く聞く涼しい住宅を、より多くの方に提供できるように精進してまいります。

byササオ

真夜中の夜明け

こんばんは、現場監督のオオムラです。
堺市南区・F邸新築工事は、気密検査前の入念な穴塞ぎ作業中です。
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1階の床合板が気密層になるので、ジョイント部分に気密テープを貼り、柱・筋交いの取合い部分に、コーキングやウレタンを吹き、穴という穴を塞いでいきます。同時に天井下地や壁下地を組んで進めていきます。

検査は2日後。ここまでの努力が実を結ぶか。
暗闇から手を伸ばせ。

今日もていねいに。byオオムラ

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