扇垂木

こんばんは、監督のヤマモトです。
写真は先日取付が終わったプロジェクト・Hの扇垂木の様子です。

扇状に広がる垂木の接合部には金物を使っているので、ひとつひとつの精度がとても大事な工程です。

角度や位置をレーザーで確認しながら、全体のバランスをチェック。
仮止め→全体確認→本締めの流れで、しっかり仕上げました。
少しずつ形になっていく様子を見ると嬉しいですね。
次はいよいよ野地板の施工へ

byヤマモト
こんにちは、現場監督のヤマモトです。
京都で進行中の「Project H」、いよいよ建て方を今月に控え、現場・工場ともに緊張感が高まってきました
現場では先日、基礎工事が無事に完了しました。


一方、工場内では仮組み・加工の追い込み作業が続いています。
今回は既存の古材を要所に再利用する計画のため、新材との取り合いを確認しながら、事前に何度も仮組みを行っています。
大工さんが図板をもとに、一本ずつ墨付け・加工を行う様子。道具や手板が並び、気の抜けない作業が続きます。
いよいよ今月、建て方(上棟)に突入します!
天気や搬入スケジュール、クレーンの段取りなど、まだまだ調整は山積みですが、これまで準備してきたことを信じて、焦らず着実にやっていきたいと思います。

byヤマモト
こんばんは、現場監督のヤマモトです。
前回ブログと同様に写真は京都・Project H工事の様子です。
古材の採寸が無事に終わり、いよいよ現場では基礎工事がスタートしました。

↑職人さんが丁寧に地盤を掘削中。地中の状態も確認しながら慎重に進めています。

↑基礎の正確な位置を出すため、捨てコン上に線を引いていきます。

現在は、
・掘削
・捨てコンクリート
・墨出し
・配筋(鉄筋の組み立て)
と、順調に工程が進んでいます。
今回は既存の構造との取り合いもあるため、精度の高い墨出しと丁寧な配筋がポイントです。
古材の風合いを活かしつつ、新しい構造とどうなじませていくか、今後の展開も楽しみです!
引き続き、安全第一で進めていきますので、どうぞご期待ください!

byヤマモト
こんばんは、現場監督のヤマモトです。
前回とブログと同様に写真は京都・Project H工事の様子です。
今回は前回と同じ古材ではなく、別の建物の古材を仮組していきます。

↑仮筋交いなどを用いて、実際に建築されていた当時の状態を再現するように慎重に組んでいきます。

↑一度大まかに仮組みを行った後、水平方向・垂直方向のズレを再確認し、調整を行います。古材特有の反りやねじれ、長年の使用による経年変化が大きく影響しますが、可能な限り元の状態に近づけるよう調整していきます

↑水平・垂直がしっかり出た段階で、写真のように大きな板(ベニヤ等)を使って図面を描いていきます。この「実寸図」を元に、各材の位置関係や寸法を確認しながら、構造全体の把握を行います。
この作業を何度も繰り返すことで、古材が当時どのように組まれていたかを読み取り、軸組図を完成させていきます。
時間も手間もかかりますが、古材が持つ歴史や職人の意図を感じながら、一つひとつの工程を丁寧に進めていくのは非常に興味深い作業です。

byヤマモト