大嘗祭/大嘗宮
大嘗祭で使われるために皇居内に期間限定で”設営”されている大嘗宮を見てきました。
設営と聞くと個人的にすごく仮設的で軽い印象だったのですが、
皇居内の広大な空間に、一つのムラをつくっているような建築群でした。
期間限定の一般公開のため、急いで休日のスキマを見つけて行ってきました。
『期間限定』という言葉は魅力的です。。
大嘗宮に行くまでにこういう物々しい景色を何度も通り過ぎました。
これも現代版の結界としての演出の一つだなと思ったり。
小さなカバンもしっかりチェックされ、
誘導されながらグネグネと歩いていくと、遠くから屋根が見えてきました。
あまり見たことないベージュの群というか、
不思議な色が第一印象で、(写真では分かりにくいですが、、)
この時はちょうど霧雨で、
近づくと板葺きの屋根が、ガラスのコーティングがされたような艶が出ており、
かなり美しい様相でした。
斜めの材がすごく多いのも印象的でした。
予算の関係で茅葺から板葺きになったそうですが、
その屋根が軽く、シャープで現代にも通用するかっこよさがありました。
そのなかで、黒木造りと呼ばれる皮付の丸太を
そのまま使用する古代の工法の鳥居が
取り残されたかのように共存して、
これまた不思議で、、
この不思議な感じが、神秘的とでもいえるのでしょうか。。
現場から皇居にかけ離れましたが、
次回は、現場に戻りたいと思います。笑
では!