見えてきました

こんにちは、ハヤカワです。

 

足場が取れました。祝。

 

3方囲まれた、狭小の場所ですが、

雑然とした雰囲気に埋もれずに、

周辺環境と一体感を保ちながら、端麗にその小さな場所に建っていると思いました。

 

外部は、同素材、同色だと簡単で軽い雰囲気になってしまいそうだったので、

色んな素材を混ぜ合わせながらも同色でまとめる予定です。

 

 

内部の造作家具を取り付けております。

部屋の端から端まで。

冷蔵庫からキッチン背面収納、テレビ、間接照明と、

すべてその造作の収納に納まっていく予定です。

高さ関係もちょうど良い感じでした。楽しみです。

 

これも施主さんと設計部のみなさん、監督と職人さん、大工さんのおかげです。

もう少しですが、竣工まで頑張りたいと思います。

 

 

 

では。

byハヤカワ

篠山の今田町の家と集落

ずっと行ってみたいと思っていた、

篠山の今田町の山の中にある住宅を見学させていただきました。

設計は、現代計画研究所という大学でお世話になった先生の設計事務所で

施工は木村工務店です。

竣工して約25年?ぐらい経っている小さな住宅です。

 

山を登ります。これがこの住宅の玄関です。

今回は、このアプロ―チに手すりを新設するための検討で行きました。

 

設計と施工と施主さんと場所が協働し、

建築物という“モノ”に奇跡的に結実した、

大変美しい空間で、貴重な時間を過ごすことができました。

 

お互いに協働し合い、専門的な知識をもって、

みんなでつくっていくという意識。。。

これが一番大事なのだと改めて実感しました。

目指すべき住宅の一つです。

 

帰りに近くの集落に行きました。

 

集落は美しいです。

何が美しいか一言では言えませんが、

1つ言えることは、揃っていないけど、複雑多様で、

全体として、どこか統一感があるということでしょうか。

 

道の先に見える、きれいな屋根とかすごいとおもいませんか。

ニュータウンのように、道がまっすぐではなく、

建物もそろっておらず、複雑多様だけど統一感のある風景。

 

建物も道に対してあまりセットバックせず、

しっかり生活感が街並みとして参加している。

 

長い時間の中で生まれた、

複雑な場所性、多種多様に人が集まる環境を

簡単に言葉やルールで表すのは、不可能なのかもしれません。

 

その場所、その時間での小さな暮らしの最適解の集まりが、

集落という集まって暮らす環境なのかなと

と、改めて思いました。

 

では。

byハヤカワ

色々な白

設計のハヤカワです。今回は、真っ白の屋根!

この写真は、生野区で現在進めている

S邸新築工事です。

 

屋根だけでなく、外壁から軒天、樋、サッシから

すべて白で行こう!と何度も打ち合わせを重ねた中から生まれました。

 

ポイントは、同素材の単色の白ではなく、

金属の白や、左官のモルタル掻き落としの白だったり、

木部に白の塗装だったり、色んな素材の白を混在させることで、

スタイリッシュ過ぎない、人間味のあるものになれば、

白でも周辺環境に浮きすぎない、素敵な存在になるのではないかと思っております。

 

『複雑なものは単純化せよ。単純なものは複雑化せよ。・・・』by原広司

確かにその通りだな、、

 

内部も着々と進んでおります。

住宅の密集地ですが、開けれる部分は大きく開けたい、、

最初から閉じて計画するのではなく、

カーテンや家具でいくらでも調整できると思うからです。

ソトを眺めたり、風が流れたり、光が入る窓際という空間は

気持ちの良い空間だと思っております。

 

内部は白だけではなく、

木で優しく囲まれた空間になればよいなと思います。

LDK。

 

外部です。

 

では。

byハヤカワ

最近のこと

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

暑かったり、寒かったりの季節で、大変です。

 

現在、設計部内で、全国の工務店が集まって、

課題が与えられて、即日設計や計画案を練る、

設計道場というものに参加しております。

 

月一回なので、なかなか大変ですが、、

僕が描いたものの紹介です。

道場、第1回目の住宅街の区割りや配置の計画です。

赤で書いているのですが、

なぜか色が変な感じになってしまっております。。

 

まちなかでよくある、直線的な道や、

大きな駐車場はやめて、

色んな要素が重なり合って、混在する風景が

歩いていて楽しいと思いながら計画しました。

 

 

第2回目の住宅の設計案です。

この場所でしかできないであろう、

南東に大きく開き、“ニワ”を設けた、

L型の配置です。

 

2階建ての主屋にLDKや寝室、子供室をまとめ、

下屋に水廻りとハナレのような和室でまとまりました。

 

何かを囲うことの安心感というか、

空間のメリハリというか、色々想像しながら考えると、

いつの間にか時間が経っています。

 

何もないところから考えることは、

また別のエネルギーが必要ですね。

 

久々のお絵描きで、楽しいですが、

これからもあるので、どうなるか。。。

頑張りたいと思います。

 

 

 

では。

byハヤカワ

線から患者さんへ

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

進めておりました富田林の泌尿器科リフォーム工事の竣工写真を撮りました。

当日は大雨だったのですが笑 内部だけ撮影を行い、

外部は別日になりました。

 

受付の角にある自動精算機は、

なんと非接触のジェスチャーで操作できる、

最新のものです。

 

右横の小さな箱の中に、ボタンが浮いているように見えていて、

触れていないのに、操作可能です。

操作も単純明快で、お年寄りの方でも簡単に操作できると思いました。

今の時代に必要とされる機能で、少し感動。

 

ショールームで選んだ家具の入り、居心地の良い空間になりました。

設備機器も入って、リアリティが増し、

これから実際に色んな方に使われ、開院するのだなと実感しました。

大変うれしく思います。

 

僕も何かあれば通院したいです。。

 

撮影用に患者さんとして診てもらいました。

 

図面上で検討した線が診察台になり、CGになり、

実際に設置され、自分がその上で横になり、

院長(施主さん)に診てもらう日がくるとは。。。

不思議ですが、面白かったです。

線から患者さんへ…笑

 

泌尿器科クリニックのHPです↓

https://oki-uro.com/

 

とても親切丁寧で、すごく頼りになる先生ですし、

医療設備や空間(女性用待合室など)も打ち合わせを重ねて、

工夫を凝らしましたので

何かあれば是非!!と思います。

 

では。

byハヤカワ

家具や設備機器が入りました

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

鼻の調子が悪くなる季節になりました。

 

富田林で計画している泌尿器科クリニックの紹介です。

ササっと撮った写真ですので、記録用のようなものですが、

お施主さんと一緒に選んだ家具や設備機器が入りました。

 

カウンターの角にあるものは、自動精算機です。

その横にある小さな黒い箱は、

ジェスチャーで精算機を操作できる機器です。

人との間接的な接触を極力さけるための配慮で、

最近よく採用されるクリニックが多いようです。

 

良い意味でクリニックぽくない、

落ち着いた空間になりました。

 

壁は壁、床は床とメリハリをつけて

色彩を変化させることが多いですが、

今回は床、壁、天井と全体的に

似たような色彩でまとまったので、

全体に包まれるような安心感のある空間になりました。

 

処置室のカーテンも少し色をつけたり、

細かなこだわりが、全体の雰囲気を形作っていますね。

 

左手の奥に見えるのは

少し前に計画しました耳鼻科のクリニックで、

右手前が今回の泌尿器科クリニックです。

感慨深い景色です。

 

建物単体だけの意匠性ではなく、

街の中に建てるということは、

植栽、照明、周辺の建物、舗装、遠くに見える山、空、雲、、、など

数えきれない多様で複雑な要素の中に謙虚に参加していくことであり、

レイヤーのようなイメージですかね。。

 

竣工写真は、後日プロのカメラマンに落ち着いてから撮ってもらうことになりました。

楽しみですね。

実際に開業され、

色んな人に使われていく空間も楽しみにしております。

 

では。

 

byハヤカワ

現場報告

こんにちは。

設計のハヤカワです。

寒かったり、暑かったり、

晴れたり、雨降ったり、季節の変わり目ですね。

 

現場報告ということで、

富田林の泌尿器科リフォーム工事がもう少しで引渡しです。

 

計画しているクリニックです。

奥に巨大な塔が見えます。。。

 

板塀は、患者さんのプライバシーと

この場所に建つことへの意匠的なものから選択しました。

 

待合室と受付です。

床、壁、天井と同じ系統の色彩や素材感でまとまりました。

まとまりのある空間は、全体に包まれたような雰囲気があり、

居心地が良い空間になったと思います。

 

窓は、既存の開口部を再編集しています。

ガラスは透明です。

ウチからソトがチラッと見えて、

ソトからも人の気配が少しだけ感じられる、良い関係性になりました。

開口部はできるだけ”透明”が良いと思っております。

 

待合室の横には、

さらにプライバシーを守ることができる小さな待合室も併設しております。

 

閉塞感が出ないように、少しでも光を、、、

ということで、造作のソファーも一部浮かしました。

 

診察室の机も造作です。

色んな機材が設置されることが予想されるので、

簡素なカタチにしました。

 

分かりにくいですが、机の足元の一部は、

配線用にスキマを設けました。

 

もう少しで引渡し。

最後まで頑張りたいと思います。

では。

 

byハヤカワ

 

富田林の泌尿器科クリニック

こんにちは。

設計部のハヤカワです。

 

富田林市で進めている泌尿器科クリニックのリフォーム工事の足場がとれました。

めでたい!!

コントラスト!!

 

従前の外観

既存のファサードの一部を利用して、プロポーションを整えました。

建築のファサードは、まちや周辺環境に対しての”顔”であるので、

しっかり考えなくてはなりませんね。

 

できるだけこの場所に浮くことなく、馴染ませるために、

消炭色というダークグレーを下部に使って沈ませ、

上部の白は、”クリニック”としてしっかり主張し、目立たせるようなバランスを考えました。

クリニックのロゴが入ると、引き締まりそうで楽しみです。

 

内部の待合室です。

真っ白のピカピカではなく、グレーやベーシュなど、

中間色を使って、優しい雰囲気を演出しています。

窓ガラスは透明です。

閉じるのではなく、人のいる気配をソトに感じさせることが重要だと思っています。

 

検査準備室という作業部屋のような空間です。

シンクや収納、間接照明など、うまくまとまって嬉しいです。

 

まだ外構など、検討しなければならないことがあるので、

最後まで頑張りたいと思います。

 

では。

byハヤカワ

輝く舞台

新年明けましておめでとうございます。

設計部のハヤカワです。

 

緊急事態宣言が出る前ですが、

改修工事が終わった京都の清水寺の舞台を見に行きました。

 

会社のお昼休憩中、テレビのニュースで工事が終わったことを知りました。

映像で見ると張り替えた床材が、

節のたくさんある床材だったのを見かけ、

少しだけ会社内で話題になっていました。

ということでソーシャルディスタンスを保ちながら見に行きました。

 

 

本堂入口から改修した真新しい舞台がチラッと見えてきました。

 

やはり節はたくさんありましたが、

わかりにくいですが本堂内部の床も節だらけで、

個人的にはそこまで気になりませんでした。

 

新しい舞台の色は、

大嘗祭で見た、黄色でもベージュでもない美しく輝く不思議な色でした。

真南向きの新しい舞台に反射して、薄暗い本堂を照らしている、

美しい状況、空間。

 

新旧が混在するこの状況に

改めて”時間の流れ”を感じました。

そもそも清水寺ができた時は、

すべてこの輝く舞台の色だったわけで、

そのことを考えると昔の人は、

結構現代的だし、

派手なものが好きだったのではないかなとも。

 

 

とにかく、マッシブな物体に水平ラインが強調されて、カッコいい。。。

歴史的建造物という枠を超えた現代建築物だ、、

 

日が当たり、雨ざらしの舞台はすぐに色が変わっていくと思います。

大変な時期ですが、貴重なタイミングに運良く出会うことができました。

 

社会的にみると、現在はすごく暗い雰囲気だと思いますが、

いたるところにこういった舞台のように、

刹那に美しく輝き、薄暗い場所を照らしている状況がたくさんあるのですね。

 

では。

byハヤカワ

まだまだこれから…

さむいです。

設計部のハヤカワです。

 

現在は、計画段階のものが多いので、その紹介をします。

 

↑藤井寺市で計画している新築住宅です。

目の前に古墳があるすごく良い立地です。

中央の開口部からばっちり古墳を眺めることができます。

 

↑木製建具バージョン

 

古墳は、今後もマンションやビルが建物が建ったりすることがない、

永遠のヴォイドであり、その方向に暮らしを開放することができます。

 

開放することによって、

日々の生活に自然の光が入り、風が通り抜け、

時間の変化や四季の変化を楽しめるということです。

単調で変化を感じれない閉じた暮らしより、

開けたり閉じたりしながら、

その場所と一体となるような暮らしが良いと思いました。

 

またソト(外観)からも、古墳に開いた暮らしを感じれるようなカタチにしています。

住宅の外観は、住宅という個人的な持ち物でありながら、社会性のあるパブリックな部分なので、

内部のプライベートな空間を考えるのと同じくらい重要な要素だと思います。

 

 

 

吹田市で計画している住宅のリフォームです。

現況をお見せできないので、どう変わったか分かりにくいですが、

ぐるっと一定の高さで鴨居や素材を変化させています。

 

小さな空間では、仕上げや素材、色など細かく変化させると、

空間が分節してしまい、狭く見えてしまうので、

一定の大きな骨格を決めて、その中で変化させてみました。

 

また、その骨格(鴨居)の高さを低く抑えることで、

重心を低くして、落ち着いた空間になればなと思っています。

 

まだまだこれから。

 

どんどん変化していくと思いますが、

少しでもよい空間になればよいなと思います。

 

では。

byハヤカワ

 

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